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BeyondTogether

ご機嫌いかがですか?

ぱとらっくです。

マリノスサポーターは皆観たいと思ったと思います、この映画。

【Beyond Together】

横浜Fマリノスは2022年に創設30周年を迎え、【Beyond Together】はそれを記念して作られた作品なのだ。

他の家族がいる時に観る気になれず、届いてからもしばらく置きっぱなしになってしまったが、ついにその日がやってきた!

家族がみなすっかり眠りの中。
幸運にも好きなお酒も見つかった!(まあつまり行方不明だったのだ)
つまみもかき集めたら結構あった!

これは【Beyond Together】を観るしかない、と。

テレビにBluetoothイヤホンを接続して音も楽しむ。
さながら昭和や平成の、親とは見られない映像を隠れてみている少年のようなイデタチだ。

30周年のドキュメンタリーではあるが、基本的には2022年シーズンの密着を中心に、歴史やFマリノスのレジェンドや会社サイドの方へのインタビューも交えた作品となっていた。

家族もいない静かな夜に、ひとりで映画を観るなんてなかなかないので集中してみる予定だった。
でも、あまりにも心を揺さぶられ過ぎてアウトプットーーーつまり「ポスト」せずにはいられなかった。(真夜中にたくさん投稿してしまって申し訳ないなと思いつつ…)

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映画を観て最初に感じたことは、やはり「こんなにもたくさんの人が愛して頑張っているなんて」ということ。

裏方さんもたくさん出てきており、それぞれの持ち場からマリノスを愛し、そして運営させてしている。
こんな姿見てしまったら愛することしかできないじゃないか。
むやみにディスるなんてこと誰ができるのだろう。

そして「選手には全て伝わっている」ということ。

どんな試合であってもどう思われてるかやこう言われるだろうなど、ファンサポーター側の心理はよをくわかっているんだなということ。
ネガティブな声も、それは言われても仕方ながないと思えているくらいこちらのことをよくわかっている。
これはありがたいことであり、とても恐ろしいこでもある。

なにより、「今の悩みはすでに経験した悩み」とうことを強烈に感じた。

2022年シーズンも楽勝だったわけではない。
かなり苦しい時期だって何度もあった。
勝てなくて、ヤキモキしてた時があった。
それを乗り越えての優勝だったこと、でもなぜかそれを忘れて勝てないチームにあーだこーだ言いたくなってしまう。
なんでなんだろうなぁ。
まあそれが応援する側の愛ゆえもであり、人により程度は多少あれどあがなえないものなのだろう。
同じ事を繰り返すのか?と言う人もいるだろう。
でも都度メンバーが違う、対戦相手の状況も違う。
そこを突くのは見当違いであろう。

画面や現地、またファンサービスの場で目にする選手たち。
とても気さくで親しみやすい選手が多いが、やはり「我々は外の人である」ということ。
どれだけ大好きで長く応援していたり各所からいろいろな情報を引き出したとしても、しょせんは「外の人」であることを忘れてはいけない。
外の人だという気持ちがあれば、執拗に叩くなどできないはずだ。だって我々は何も知らないんだから。

そう、選手やチームは自分の子供達と同じなのだ。
出来がいいから子供として認めるとかはないように、勝たないと認めないわけじゃない。
超えるべき課題があり、それはすぐ超えられないこともある。
100点を取るから子どもが好きなのか?
いやそうじゃない。
60点が続いても、その内訳をみると少しずつ進歩していることもある。
えっ?プロなんだから結果がすべて?
それはそうだが、では日々トレーニングしている選手はテキトーにやっていると思いますか?
あなたが好きなその「いろいろなソースから得られる情報や写真」を見てそう思うの?
その時に子供にボロクソ罵倒する方が伸びるのか、できているところを伝えて前向きにとらえるよう促す方が伸びるのか。
それはチームの個性にもよるが、私は後者だと信じている。
そう、前述の通り、全ては「選手に届いている」のだから。

とはいえ、選手のインタビューは自分の気持ちを素直に語っていると思うし、それを聞くと今のこの苦しい現状をどうとらえているのかと苦しい気持ちになる。

ガッツリした引用は避けるが、アンジェが残した言葉「どんな時でも笑顔でサッカーを楽しもう」今のマリノスのサッカーにこれが圧倒的に足りないと思うことだけ最後に残して、終わりにしたいと思う。

30年もの間、万年中位なんて揶揄された時期もある。
でも、1度も降格しなかった事実はとても偉大であり、先人達がクラブを愛し、必死に頑張ってきた結果のなにものでもない。
そこへのリスペクトと誇りを忘れてはならないのだ。

やまない雨はない。
難しい時は時が過ぎるのを待つしかない時もある。
その間は個々の力を磨き、溜め、いつでも発揮できるようにその日に備えるのだ。
(石田衣良さんのエッセイから再編して引用)

そして我々も、そんな奮闘する姿に一喜一憂できる機会を頂いているチームに対し、最大限の感謝の気持ち。
そして成長をすることをやめない横浜F・マリノスというクラブを愛するしかないことに心地よい諦めにも似た思いを持ちながら、それぞれの日常をそれなりにこなしていくのである。

今日、私の家のあたりには雨の予報が出ています。

それでも、よい一日を。


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