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B-1-1:金融商品のあれこれ

<代表的な金融資産>

投資対象となる代表的な金融資産について整理しました。

代表的な金融商品

<安全資産>

基本的に投資元本が保証・確保される安全資産は、リスクが低くなります。これはインカムゲインによる収益となり、計画的な資産形成には向いています。しかし、利回りは低いため元本がよほど大きくないと、効率的に資産形成する事は難しいと思います。

海外の新興国では、高利回りな債券が発行されています。逆に言えば、そのくらいの利回りでないと購入されない不安要素のある債券とも言えます。
私は以前ソーシャルレンディングで、海外通貨建でのファンドに投資しました。結果、10%程度のリータンは得られたのに対し、為替差異により投資元本がそれ以上に減損し、Totalでは損失が出ました。
※投資の世界では地政学的リスク(例えば、紛争やテロなど)とも言われます。

一般的に安全資産と言われるものでも、高利回りな場合は何かしらの理由があります。投資である以上、自身の責任でどこまでのリスクを許容できるのか判断が必要となります。

<リスク資産>

投資元本が保証されない金融資産は、リスクが高いぶんリターンは大きくなります。
投資対象の価値が将来 大きく向上すれば、その収益は著しいものとなりますす。反面、価値が下がれば大きく減損する場合もあります。
また、株式の高配当/投資信託の高分配を期待して投資しても、株価や基準価額が下がってしまえば、全体として資産評価額はマイナスとなります。

ですから、リスク資産に対しては 将来価値が向上するものに投資する必要があります。
そのためには、
・価値を判断できる専門的な知識や経験
・売買のタイミングを判断できるスキル

などが必要となってきます。
個人的にキャピタルゲインでは、「購入するタイミングより、いつ売却すべきかを判断する」事の方が難しいと思います。

投資専門家でない限り、上記なようなスキルは持ち合わせていません。
ですので、
・資本主義経済は長期的に成長する ※将来企業価値は向上する
・倒産する企業はあるので、多くの企業に分散投資
・現役:一定額を定期積立、老後:一定額を定期取崩
といった戦略は、有効かと思います。
※分散投資(金額、期間)する事でリスクを低減するので、リターンも低くなります。

少し毛色が違うのがソーシャルレンディングです。
ソーシャルレンディングは、利回りの高い分配金による収益構造となっており、ファンドの事業収益から支払いされます。
ファンド事業が失敗しなければ、「投資元本+分配金」を受取る事ができます。投資へのアプローチは、インカムゲインとなるので
・ファンド形成の運営会社 及び 資金貸付先企業の財務状況
 
※ソーシャルレンディングでは、投資家が貸金業者と見なされないために 
 資金貸付先企業を匿名化している場合もあります。
・ファンドに設定されている担保状況
などを確認し、ファンドの安全性(リスク)を把握する必要があります。


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