夏目漱石「坊っちゃん」① 「坊っちゃん」は暗い話である
夏目漱石「坊っちゃん」で「画像」の検索をかけると、
活発そうな明るい青年が表紙の漫画が出てくる。
しかし「坊っちゃん」はそのような明るい爽やかな内容ではない。
けっこう暗い、かなり暗い話である。
「坊っちゃん」の内容を無理やり一文にまとめれば、以下のようになる
・新任の教師が教頭を殴って1か月で辞める話
・ヒロイン(「マドンナ」)が婚約者をあっさり振って金と地位のある男になびく話
・主人公に友人も恋人も、友達以上恋人未満な異性も一人もいない話
・唯一、主人公に仲良くしてくれた老婆があっさり亡くなって終わる話
以上の表現はもちろん私の感想も入っているが、筋は小説と変えていない。
決して明るい展開ではない。むしろ暗い。
そして、これは完全に私の勝手な解釈だが
・「坊っちゃん」とは、「坊っちゃんの遺書」である
そう感じた。
これについて、また語っていきたい
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