習慣の敵は現状維持バイアス

本日は【現状維持バイアス】についてお話していきたいと思います。

現状維持バイアスとは、人間が現在やっていることに安心感を持ち、現状を維持しようとする心理現象です。
この現状維持バイアスによって、新しい行動が続けられない、やめたいと思っている行動をやめれないという状況に陥ってしまうのです。

そもそもなぜこのような心理状態になるかというと、
昔々狩猟時代には、いつもと違う行動をとることによって生命の危機となることが多く存在していました。その時代に人間は、いつもと同じことをしていれば生命を維持することができる。だから同じ行動をとり命を守ろうとしていました。その結果、今生きていられる状況・状態を維持しようとする心理状態が生まれたと言われています。

現代ではそう簡単に生命の危機に陥ることはなくなりました。
それでも、狩猟時代からの心理状態は深く根付いています。現状維持バイアスは人間の本能なのです。

習慣化は人間の本能に抗う行為の為、習慣をつけたり、習慣をやめたりする行動は継続が難しいです。

継続できないのはあなたの意志が弱いとか、気合が足りないといったことではなく、現状維持バイアスの働きによって現状に留めようとする本能が働いていると自覚することがとても大切です。
習慣化の敵は現状維持バイアスです。自分自身ではありません。
現状維持バイアスという本能と戦い、理想の人生を創っていきましょう！

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。