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情報処理安全確保支援士試験のメリット

レベル4の情報処理試験で最も人気があるのが情報処理安全確保支援士試験(旧セキュリティスペシャリスト試験)です。

就職でのウケもいいため学生でも取得している方も増えてきています。

そこでレベル4の情報処理試験である「情報処理安全確保支援士試験」にはどんなメリットがあるのか解説していきます。



情報処理試験『情報処理安全確保支援士』は何に使えるのか?


『情報処理安全確保支援士』は独占業務も無く、免許でもない資格です。

独占業務はありませんが登録することで名称独占資格となり、『情報処理安全確保支援士』を名乗ることが出来ます。

こういった資格は以下のような使い方が一般的です。

  • 資格取得による権威性を活用する

  • 能力の証明に使う

  • 優遇措置・特典を受ける

それぞれ見ていきます。

資格取得の権威性を利用する

『情報処理安全確保支援士』と名乗ることが出来るので、上手く営業を行えばコンサルタントとしてやっていくことは可能です。

セキュリティは他の業務と併せることが容易なので他の高度試験よりもコンサルティングはやりやすい。

また、記事の監修や情報処理試験の個別指導なども選択肢の一つです。

能力の証明に使う(履歴書に書く等)

エントリーシートや履歴書等に書くことで、ITエンジニアに必要な基礎知識に加え高度なセキュリティの概念を理解していることを証明できます。

エンジニア志望の場合はポートフォリオや考え方、人柄のほうが重要です。

企業によっては、高度試験合格者を積極的に採用している場合もあるのでとっておいて損になることはありません。

企業はセキュリティに力を入れているというアピールが出来るので他の高度試験よりも有利かもしれません。

優遇措置・特典を受ける

情報処理安全確保支援士は以下のような優遇措置や特典を受けられる可能性があります。

  • 高校入試や大学入試で加点されることがある

  • 高校や大学で単位認定されることがある

  • 公的機関での待遇が変わる場合がある

  • 企業によっては手当てがつく

  • 高度試験(情報処理)、弁理士試験などで免除になる科目がある

といったメリットが得られることもあります。

情報処理安全確保支援士試験に合格する3つのメリット

情報処理安全確保試験は名称独占はあるものの独占業務も無く、免許でもない資格で

メリットは以下の通りです。

  • 開発者としての基礎知識とセキュリティの概念やよくある課題が学べる

  • 業務経験を積む時に成長する速度が早くなる

  • 手当がついて給料がアップすることがある

  • 他の情報処理試験よりも就職しやすいかも

ひとつひとつ見ていきます。

開発者としての基礎知識とセキュリティのよくある課題が学べる

午前の試験でエンジニアなら持っていたほうがいいセキュリティの知識、午後の試験で現場で起こりえる課題が学べます。

セキュリティの知識や技術は現在のエンジニアにとって必須です。

学べるものは知っておいて損はない知識や技術ですので、資格試験を通じて学んでおいたほうがいいと思います。

業務経験を積む時に成長する速度が早くなる

情報処理安全確保支援士試験で学べるのは、セキュリティの概念や仕組み・問題が発生したときの対処法などです。

全く知識がなく業務を経験するのと概念や仕組みを知った上で業務を経験するのでは吸収できるものが違ってきます。

例えば、セキュリティを確保するためのルールや作法は何も知らなければ回りくどいだけのものに見えます。
知っていれば、そういったものが意味ややるべきことがすぐに理解できます。


手当がついて給料がアップすることがある

会社によっては「情報処理安全確保支援士試験」を取得すると手当がつきます。
積極的に取得を推奨している会社も増えています。

応用情報技術者や他の高度試験よりも就職しやすい

ポートフォリオや人柄のほうが重要なことは変わりませんが、応用情報技術者よりもはるかに就職しやすく、他の高度試験よりもウケがいいです。

高度試験は積極的に採用している企業もあり、もっているとインパクトがあります。

情報処理安全確保支援士試験に合格した人を雇う3つのメリット

以下の通りです。

  • 早く利益をもたらしてくれる可能性が上がる

  • 読解力があり、専門用語の確認をしなくていいので楽

  • 自治体などの仕事を受ける場合に要件になる場合がある

  • 対外的にセキュリティに力を入れているというアピールになる


早く利益をもたらしてくれる可能性が上がる

努力ができ、基礎知識が身についていることがわかるので成長が早いことが期待できます。

成長速度が上がれば、早く利益をもたらしてくれる可能性が上がります。

早く一人前になって貰えると育成にかかる人手が減るというメリットも。

読解力があり、専門用語の確認をしなくていいので楽

何かを説明する時に専門用語を理解してもらえると、説明が短くてすみます。

認識している言葉の意味に違いがあると起こるトラブルも防ぐことが可能。

また、ある程度の読解力があることがわかるのでコミュニケーションがとりやすいと予測できる。

自治体などの仕事を受ける場合や補助金・融資を受ける時の要件になることも

高度試験を取得している人がいなければ受けられないという仕事もあります。

対外的にセキュリティに力を入れているというアピールになる

情報処理安全確保支援士はセキュリティの国家試験であり、国内では最高レベルのものになります。

セキュリティに力を入れているというアピールがしやすくなります。

情報処理安全確保支援士試験の勉強法をざっくりと

テキストや動画でインプットして問題集やアプリでアウトプットする。

ということを繰り返せばOKです。

午前の試験の対策はアプリやウェブアプリでの学習がおすすめ

  1. 午前1(応用情報技術者の午前の内容)の試験の免除を最優先にし、合格点をとれるようにする

  2. 情報処理安全確保支援士試験の入門書で概要をつかむ

  3. 午前2の問題をアプリ等を活用し、合格点をとれるようにする

  4. 午後用の参考書・問題集で必要な知識と解き方を体系的に学ぶ

  5. 過去問を解く・読むを繰り返す

情報処理安全確保支援士試験のおすすめの学習の流れは上記の通りです。

他の高度試験と違い入門書があるので活用したほうが、合格しやすいかと思います。

情報処理安全確保支援士試験は、新しいセキュリティの知識や技術を知っておいたほうがいいです。

余裕があれば最新のIPAの最新のセキュリティの情報にも触れておきましょう。

古い過去問は解かずに問題文と解答解説を読む程度でもOK。

情報処理安全確保支援士試験の難しさ

国語力があれば、高度試験の中では比較的合格しやすく、業務未経験者でも十分狙うことが可能。

逆に経験のあるエンジニア方でも

  • エンジニアの方が苦手そうな文章で出題される

  • 現役エンジニアは資格試験勉強に割ける時間が少ない

といった理由で決して簡単に合格することが出来ません。

情報処理安全確保支援士試験のメリット:まとめ

今回の内容は

・合格のメリット:ITエンジニアだけでなく、企業で働くなら必須のセキュリティの高度な知識や概念が身につき、成長が早くなる、企業によっては雇ってもらいやすくなる
・雇う側のメリット:早く収益をもたらしてくれる可能性が上がる、セキュリティに力を入れているというアピールが出来る
勉強法:テキストでインプットして問題集やアプリでアウトプット
午前1→入門書→午前2→午後の参考書→午後の過去問の順で学習

といった感じです。

今回の記事が情報処理安全確保支援士試験の受験を考えている方の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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今後ともよろしくお願いいたします。

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