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今更ながら源泉徴収について勉強してみました

こんにちは~ 精神病院に長期入院、障害者雇用から40歳でようやく正社員登用され、会社の賃上げもあって収入が増えてきました。パート時代の10年前の年間の給与総額は205万円でしたが、今年は日本人の平均年収(注:パート・派遣含む)水準の440万円になりました。そうなると気になってくるのが昨年1年の漢字にも選ばれた『税』の話で、、、40歳を過ぎてようやく源泉徴収票に書かれている数字の意味を勉強してみることにしました。若い人に向けてなるべく分かりやすく勉強した内容を記事にしてみたいと思います。

課税所得:収入の内、税金がかかる額

税金は給与全部に対して
かけられるわけではありません

給与から
生活していくのに最低限必要な額を引いた
課税所得に対して税金はかけられます

この「生活するのに最低限必要な額を引く」というのが
控除こうじょというもので

障害者であること
養っている家族の人数

などといった感じでそれぞれ額が定められています

給与から各種の控除がされた課税所得が増えると
税率がアップしていきます

課税所得が195万円未満だと5%
それを超えると10%になります

これは195万円を超えたら
税額がいきなり倍に増えるという意味ではなくて

課税所得が200万円ならば
195万円が税率5%
195万円を超えた5万円が税率10%
という意味なので
課税所得の境目は気にしなくてOK
ということですね

今まで低所得過ぎて
税率なんて意識したことがなかったため
今回はじめて発見しました(汗)

ちなみに今回給与440万円で
課税所得は170万円でしたので
税率10%の世界にはあと25万円ですね

じゃあ給与があと25万円増えたら10%になるの?
と思いそうですが 実はそうではありません

収入が増えると控除も増える

上の国税庁のHPの表にある通り
おおよそ給与の30%程度が
『給与所得控除』として控除されます

年収200万で70万円
年収300万円で98万円
年収400万円で124万円 ですね

そしてややこしいのが
納めた(社会)保険料も控除される
ことです

収入が増えると
納める社会保険料も増えていきますから
(厚生年金・健康保険・雇用保険・介護保険)

急激に年収が上がっていっている場合
納める社会保険料も急激に伸びて
その分控除額も増えるため
課税所得の伸びは意外と緩やかです

所得税率が10%ゾーンに突入するのは
年収500万円あたりっぽいですね

photo by Kelly Sikkema

昨年の収入を参照して今年の税金が決まる

少しこんがらがってきましたが
社会保険料は4月~6月の給与を基準に
9月に改定されます

保険料が改定されると
控除額も変わるということで
12月に確定した1年間の給与額と控除額をもとに
翌年の税金が決まるという仕組み

なので転職や退職などで
収入が減った時が大変なんですね、、、
昨年の年収で税金額が決まってしまっているので

貯金がないと(収入が下がる)転職ができない
ということなので要注意です

投資への課税率は20%!新NISAは0%

収入に対する税率は
所得税率が5%でも
住民税や社会保険料を含めると
25%前後が天引きされてしまいます

一方で投資で得た収入に対する税率は
なんと20%なんですよ

年明けから始まる新NISAでは
元本1800万円まで非課税!

夫婦で申し込むなら
元本3600万円まで非課税!

3600万円年利5%運用なら
年間180万円の収入が非課税!

一番税率が低い人の税率>投資益の税率なので
①格差社会を助長していない?
②富裕層でない人はNISAを活用したらいい!
の2点が言えると思います

でもまぁ1800万円なんて言われても
月5万円積立てて30年かかるし

貯金額が100万円以下の人が
半数以上と言われているなかで
どれほどの人が活用できるか、、、

とはいえ若い人には「時間」があるので
是非とも投資をして欲しいですね

最後に

増税などにより収入が伸びない中で
やりくりしていくには

税金の仕組みを知り
控除額を増やす各種制度を活用したり

給与以外の収入を得ることが大事になります

投資は種銭を作って
放置するだけでいいので非常に楽です

投資で借金を負った芸能人などの話で
投資に対する恐怖感を抱く人もいるかもしれませんが
「投機」をしなければ大丈夫なので
選択肢に加えて欲しいですね

普段HSP向けの記事を書いている僕が
こうした記事を書いたのは

お金の問題が解決すれば精神的に楽になる
からです

参考になれば嬉しいです
ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。