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風の帰る場所

私はジブリが好きで、特にもののけ姫やナウシカが大好きです。
ナウシカはコミック版も買って、えらく感動して以来
自分のバイブルだと思っているほど。
でも、その物語を作っている宮崎駿がどんな人物なのか
あんまり知らないなぁ
と思って読みはじめた本書。
正直最初はチンプンカンプンで、イデオロギーだとかカタルシスだとか、アバンギャルドだとか、そんな言葉が羅列して。
いやぁ、こりゃあ、ちょっと大変だぞ読み解くの
とか思いながら読んでいった。
この本は渋谷陽一と宮崎駿のインタービューを一つにまとめたもので、5つのパートに分かれている。
難しかったので、一つのパートを読んでは考え、読んでは考えをやって行ったらいつのまにか3ヶ月が経過してました。
自分も今、物語を書いてみたい、と思って軽ーく世界観考えワードで打ち込んでいるんだが(それとは比にならないことは承知の上で)
自分の思っていることを何かに昇華して、誰かにわかるように伝えるということは本当に難しいと感じた。
風の谷のナウシカのコミック版を読んだ後の、あの疲れはそれ以上に宮崎駿が、その物語に込めたものや時間の濃密度だと感じた。
本を読んでみると、そんなところまで考えて、悩んで描いていたのかと思うと本当にすごい(感想が陳腐💦)
でも、それだけじゃなくて
やはりビジネスでもあるわけで、好きなものを描いてはい終わり、ではなく売上を出さなければならない。2時間ほどに収めなければならない。などさまざまな枷が出てくるわけで、その中でのあがき、なんかもリアルで面白かった。

積読の一つが読み終わったので、また違うのに手を出そう。


※もし、同じ本を読んだことがあるっていう人は
ぜひぜひ語りたいのでコメントをしてください📝

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