消防士を辞めてからの現実 Part2

おはようございます。
今日は、ある大会の日本大会がありその視察で、横浜にきています。
初めての横浜で、ワクワクしていましたが、何も観光せずにホテルで爆睡しておりました。
基本旅行は計画を立てず、その日に行きたいと思ったところに行く派です。笑

わたしの地元は田舎なので、都会に来るとワクワクします。こんな都会で働くことが目標です。これ、田舎者あるあるでしょ!!

今回の大会で総合グランプリを取ったのが、同じ地元の女性で、本当に感激しました。

さて今日は、前回のPart1に続いてかこうと思います。
テーマは「これがまさに消防士」

最初に配属された場所はとある「消防署」で、本当にメンバーがよかったです。ONとOFFの切り替えがしっかりしていた。
その時の警備司令(けいびしれい、別名「中隊長」ともいいます。当消防局は2交代制で、第1中隊と第2中隊に分かれます。その中隊のトップです。「消防署」では、警備司令の上に、副署長→署長がいます。)が本当に「ザ・男」のような人で、現場(火災、救助)では野生的な勘が働き、素早い判断の持ち主なんですよ。
いつも言われていたことは、
「悩むな、質問されたら嘘でも即答」
「メモを取るな、頭に残せ」
笑い方は、「ガハハハハハ」とワンピースのガープのような人。
自分自身で正しいと思うことは、失敗を恐れず行動し、周りを巻き込む能力が非常に高い。
上の人から文句を言われても気にせず、部下を守る。しかし、部下が悪いことをしたら、しっかり怒ります。
とにかく「豪快」という言葉がしっくりくる人です。

そんな豪快な人のエピソードを一つ紹介します。

私が消防士になってまだ右も左もわからない状態で、最初は「茶坊主(ちゃぼうず)」とういう仕事の役割を任されている頃のお話です。

消防学校も行く前だったので、本当に消防士は何をしているのかわからなくて、現場(火災)は毎日毎日あるわけもなく(救急は毎日死ぬほどあります。適正利用を…)、どんな仕事しているのだろうと、ずっと不思議に思いながら、先輩達を観察していました。

すると、警備司令は時々、みんなが静かに事務処理をしているなか、大きな声で「爆撃いってくるか」と唐突に叫びだすのです。その声を聞いても、事務所の消防士達は微動打にせずもくもくと事務処理を続けているのです。警備司令は気づいたら、事務所からいなくなっている。

「爆撃」について何も知らない私として考えられることは、
消防も自衛隊と同じように、爆撃ができる資機材を持っており、その訓練を一人でしているのか?

それとも「爆撃」漢字を自分の中で決めつけているが、私の中の辞書にない「バクゲキ」という新たな知らない単語で、行動?物?があるのか?

高校卒業してすぐに、消防士になったので世間を知らないため、本気で考えていました。

たまたま警備司令と2人きりの時に、「バクゲキ行ってくるか!!!」とまたいつものように、大きな独り言を発したので、勇気を振り絞って、「バクゲキってなんですか?」と聞いたら!
(今思うとよく聞いたと思います。
1番下っぱが警備司令に聞くってことはやはりあまりないことなので。)

すると
「バクゲキも知らんのか!!ガハハハ!!」
と言って事務所から出ていきました。

とある日、
消防署の洋式トイレで用を足してると、隣のトイレに何ものかが入ってきたのがわかりました。すごく豪快な扉の締め方をしたので、警備司令だと理解しました。
すると、トイレ中に響き渡る声で、「爆撃発射!!」と同時に出す大便の音が不協和音!!
そのあとに聞こえる「ガハハハハハ!」
なにがじゃ!!

そんな男らしい人でした。

そんなONとOFFがしっかりとした、警備司令のことを本当に憧れています。

自分が正しいと思ったことは迷わず進む。私は忘れません!!


ではなぜ私が消防士をやめてしまったのか、それはまた後日お話させていただきます。

つづく 








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