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自分が望んだ未来の場所に立っている


強度行動障害があるA君が
入学してきた日は雨だった。


真っ白いスーツを新調したにも関わらず
家に忘れるという
前代未聞の失敗も

今となっては
A君を支援するためには
黒子のようなスーツが
適していたからだった


という、
宇宙の采配だったと思う。


入学式に出る前に
3人の子に殴りかかり、


記念写真では友達の頭を蹴りとばして
周りを騒然とさせたA君を


抱きかかえ、支援するためには、
スーツの色が白色ではなく
黒色がよかったあの日。


毎日のように
自傷行為と他傷行為を繰り返したA君。


言葉もなく
ただ、攻撃することでしか
自分を表現できなかったんだよね。


まるで「教育」にはならなくて
毎日のように顔を叩かれて


「大変な目に遭わされている!!」


と、「被害者」意識でいた私。



外側の困った出来事は
「自分のせいじゃない」と


思っていた私に


宇宙はとてつもなく大きな愛で
この世界の仕組みを教えるために


A君に出会わせ、
私の同僚を「心」の病で休職に追い込んだ。



なんで??
ただでさえ大変なのに・・・


また自分に負担がかかる・・・。


その知らせを聞いた時、
真っ先にそう思った。



涙が止まらなかった。



それから何日も

突然居なくなった同僚を
思い出すたびに涙が出た。



同僚の身体を気遣えば
「休職」は最善の方法。



でも、
自分自身がA君や他の子供たちを
一挙に引き受けるには
身も心も限界に近づいていた。


一緒に困難に立ち向かおうと
4月に約束しあった同僚の
休職の知らせは


ギリギリで保っていた
自分の精神の糸をプッツリと切った。



担任であるという「約束」を
とつぜん破棄されたような
「見捨てられ感」を


クラスの子供たちだけではなく
私にももたらした。



同時に


幼少期に味わった
母親に捨てられそうになった
心の傷跡が


一気にフラッシュバックして
胸に迫ってきた。


涙が勝手に流れて止まらない。



「大丈夫??
先生まで倒れたら、だめだよ」



と、優しく背中をさすってくれた
教務の先生の



手の平の温かさに


また、涙が溢れた。



*******



今年、教員の精神疾患での休職が
過去最高を記録した。


2023年はじめに生じた
思いもよらないこの出来事のおかげで


私は自分の人生を見つめ直すことになった。


それは、最大の恐れの下にある
最大のギフトを


私に気づかせるために起こった

宇宙からの愛だったんだ。



今では

あの辛くて苦しい出来事があったおかげで、


周りの人の優しさや
子どもたちの強さや
自分自身への信頼を手に入れた。


理想とする人や生き方にも出会えたし

自分の未来やこれからの生き方の指針を

見つけることもできた。


昨年5月に起こった
突然の苦しみ(コントラスト)は

私に人生の方向転換をさせ
行動させるための宇宙からの愛だったんだ。



*****


これまでの人生を振り返ると


「人生どん底だ」と思いたくなるような
ネガティブな出来事が起こった時ほど


【 本当の望みに出会う 】



ということを繰り返してきた。



人生に非常事態宣言が起こる時には
必ず人生が好転するきっかけとなる


「望み」が同時に生まれる。


そして、チャンスも訪れる。


これはもはや確信に近い。



私にとっての2023年は

これから先の生き方を見つめ直す

「望み」と「転換」をもたらす年だった。



*****


2024年、2月。


私は、朝の5時に起きて
noteに文章を綴っていた。


文章を書く朝活に出会ったのだ。



自分の進みたい方向性がなんとなく
見えてきた頃だった。


【 ありのままの自分で生きる 】


そんな願いを発振していた時に
再会した人。



それがくれちゃんだった。



2019年から書き続けていたブログを
休んでいる間、

ずっと、自分の「無価値観」を受け入れて

自分を「許す」ということを

無意識にやっていたような気がする。



2024年になって
本当の望みと共に
動きたくなった私は、


くれちゃんに再会して
noteという未知の世界へ飛び込んだ。


朝活を通して出会った仲間と
自分自身を振り返る文章を通じて


【 本音で生きたい 】


そんな願いを発し続け、交流を楽しんだ。


それは、

偽りの自分という「罪悪感」からの解放だった。



顔出しなし、名前も違う自分で生きていた
副業起業をする、もう一人の自分。



寝る間も惜しんで
大好きな漫画も一切みないで

ひたすらパソコンに向かって
ブログを書いていた時期があった。


もちろん、
夫とはチョーゼツ不仲になった。

そりゃ、そうだ。



ずっとパソコンにかじりついて

家事もおろそか

子供の相手もしないで

ひたすらSNS投稿をしている嫁を

旦那が不満に思うのも無理はない。


家庭生活を放棄して
SNS起業に没頭している
そんな妻を応援できるわけがない。


今ならわかる。


でも、
その当時は必死だったから・・・


「しあわせ」になりたくて
「しあわせ」を外側の世界に求めて


夫に応援されるどころか
成功の邪魔をされている感覚になり


何度も離婚の危機に陥った。


家族と一緒に幸せになりたくて
始めたはずの副業起業で
どんどん壊れていく家族。



そんな「望んだ世界」とは
違う現実。


今思うと・・・



副業起業に夢中になっていた
当時の私は


ポジティブ思考にチョーゼツ偏っていて
夢ばかり思い求めていた。


目の前の現実を大切にしないで

自分を否定し
ネガティブな気持ちにさせてくる夫を
敵のように感じていた。


成功への足を引っ張る存在=夫
という観念(思い込み)で見ていた世界。


本当は、私を【 真ん中 】に
戻してくれていた唯一の人だったのに・・・・ね。


*****


予祝という「引き寄せの法則」に出会って
SNS起業の世界で
新しい人や学びに出会っていくことが
面白くて面白くて


夢中になった。



インターネットの世界で
お客様から褒められたり
喜ばれたりしながら


収入が増えていくたびに


調子にのって
ポジティブ思考にどんどん偏っていった。

外側で称賛を浴びれば浴びるほど

私生活では


ネガティブパワー全開で向かってくる
ドリームキラーの夫がいた。


口をひらけば喧嘩ばかり・・・


そんな毎日を過ごしていた。



でも、

はじめに本気で願った
月収100万円
年収1000万円の夢を叶えた時


望みが叶って「成功」を
手にしたはずなのに
ぜんぜん「幸せ」になっていない
自分に気づいて愕然とした。



なんか、ヘン。

なにかがおかしい。

・・・・って

そこでよーやく気づいたんだ。



*****


『答えは内側にある』


その本質に向き合うように

「心のこと」や
「内面の世界」の学びに行き着いた。



引き寄せの法則を実践しながら
心理学や量子力学など、
目に見えない世界のことを学び、


自分の心に向き合い
心を整える旅を始めた。


そこから
ビジョン心理学にも出会い、


一見ネガティブに見える出来事の裏には
必ず幸せになるためのヒントやギフトがあるという
ものの見方や心のあり方を
身につけていったんだ。


******


『この世界は常に光と闇が1:1でバランスしている』


ドクター・ディマティーニの
ディマティーニメソッドと呼ばれる質問紙法に
ひたすら取り組んだ。



そして、

「心」の本質を学んでいくうちに
自分の中の光と闇の統合が始まった。




副業起業で、たくさんのお客様に
お申し込みをいただけて
月収100万円の世界を
経験することができた私。


お客様と楽しい時間を過ごすことに
成功はしたけれど、


大事な家族との調和が
壊れていく現実は望んだものではなかった。


その出来事は


自分の進んでいる方向が
間違っている


と、気づくためのプロセスだった。



「なんか違う」



その違和感こそが

「自分自身」につながって
自分の内側を見つめ、


自分が幸せに戻るために
必要な「気づき」のプロセスだったんだと


今ならわかる。


*****



それから光と闇の統合が始まった。


光とは成功している自分で

闇とは自分の中の無価値観。



どこまでいっても

何度も繰り返し起きてくる

同じような課題の中には


夫婦のパートナーシップを
整えるという課題があった。


でも、本当は


パートナーシップの課題を通して
自分自身に向き合うことを
宇宙に求められていたんだ。



夫との関係を改善することが
自分の一番の課題だと思っていたけど、


それは
本当の課題ではなく


じつは

自分自身の無価値観を
受け入れて許すことこそ


私の本当の課題だったんだと・・・


気づいた。



そこに気づけたら
夫婦関係は不思議なくらい良くなった。



今までの人生で


私は

「自分のことが嫌い」とか
「自己肯定感が低い」など
1ミリも感じたことがなかった。


逆に


私は自分のことを

いつもポジティブ思考で前向きで
ぜ〜んぜん落ち込まない性格だと思っていて

なんなら、
そんな自分のことが意外と好きだった。


でも・・・

そんな自分でいればいるほど

心の奥にしまい込んだ

もう1人の私を映し出すように



目の前に超絶ネガティブで心配性で
心を病んでいく夫が現れた。


あの時の辛そうな夫の姿が全部、
自分の心の投影だったなんて。


自分の内側の不均衡を映し出していたなんて。



気づきもしなかったあの頃。


夫のことを

「超絶ネガティブで不安ばっかりな人」

「全然私とは違うタイプだから話が合わない」

と、いつもジャッジして
夫の闇を嫌う自分が心の中にいた。


実際は、夫の姿は
私の心の奥底にある闇を映して
いただけだったのにね。


「真実」は


闇があるから光があり、
闇と光はコインの裏表のように
一対のものであり、
闇と光に優劣はない。


ただ「存在」があるだけなのだ。



人生に起きるすべての出来事は
自分の思考を表しており、


外側を変えたければ、
まずは内側を整えること。


その重要性を教えてくれたのは
自分の心と向き合うために入った
「ワープ応援隊」という
コーチングコミュニティだった。



そこで
ディマティーニメソッドの

D Mワークに取り組んだり
コーチングを学んだりしながら

自分の意識レベルの覚醒に努めた。



ひたすら自分と向き合いながら

色々な心理学やセラピーを学ぶうちに


本当の意味で
パートナーシップの改善が始まったのは

自分に向き合い、
自分の潜在意識にあった

「無価値観」を直視できた時から。


自分には「ない」と思い込んでいた
ネガティブな心の闇を感じて


実はたくさん
「ある」と感じることができた時に


はじめて
自分の中の光と闇の統合が始まったんだ。



それは、

ポジティブにもネガティブにも偏らない
心の「まん中」を意識することだった。


心を整えるということは

光と闇を統合し、

心の「真ん中」をしっかりと感じること。
「真ん中に」譲れない価値観を持つことだった。


それが、中心軸であり、
セルフセラピーカードの「平和」で表される世界。

「平和」のカード


「平和」の本質が理解できたら

以前のように

「夫さえ変わってくれれば・・・」という

他責の意識はまったくなくなった。



むしろ夫こそ、
どんな私も受け入れて
諦めないで向き合ってくれた

いつも愛を与え続けてくれた


本当に大切な存在だった・・・


と、感謝が溢れた。


この数年での
すごい心境の変化だ。


暴言を吐くので
大嫌いだった夫が

言葉にはしないけど、
最愛の人に変わった瞬間。


それは、
自分自身を「許す」ことが
できたからこそ
得られたギフトだった。


この「真実」を


私と同じように
パートナーシップで悩んでいる人がいたら

伝えたいな〜。

伝わるかな〜。

伝わってほしいなぁ〜。

「許し」のカード



夫の言動が「許せない!」

とか

「もう嫌だ!離婚したい!」

と思っていたのに


そのすべての想いは


本当は自分自身に
向けたものだったと

自分の中にある


無価値観や自分責めに
気づいた瞬間


まるでオセロの黒色が
ぜんぶ白色にひっくり返るように


世界が反転したんだ。


自分が自分に思っている「自責」の想念が
外側の夫を使って
鏡のように
表面に現れていただけだったって。



心理学で言われる「鏡の法則」が
腑に落ちた瞬間
私の闇が喜んで光に溶けていった。



*******


2024年

あんなにきつかった職場の部署が変わり


強度行動障害のA君は
私の目の前から消えた。


その代わりに
毎日笑顔をくれる子どもたちが目の前にいる。



苦手な人や嫌いな人が
実は自分にとって
「いなくてはならない人」
「ギフトを与えてくれる人」
に変わると


目の前からいなくなる不思議。



自分自身の意識を映し出す
鏡の存在だということに
気づくと、消える(笑)。



だから、これだけは
知っておこう。



自分に負の感情を抱かせる出来事や
自分に不利益を与えていると感じる人こそ


その裏にあるギフトに気づかせてくれる
出来事や人なのだ。


人生には常に同じ総量の光と闇があり

この世界は1:1でバランスしていることを

知って、
理解して、
体感して、
腑に落として

人生の真理に気づいていくプロセスが
【 自分の人生を生きる 】ということなんだと思う。


人間の幸せの中心にある
「心」の学びを深めていくと


結局は、どんな出来事も出会いも
自分にとって最適なものであったこと


世界は常に光と闇がバランスしていて
この宇宙には愛しかなかったことが


腑に落ちてくる。



すると


「自分は宇宙に愛されている」ことに気がつく。


それは
不安も恐れも何もない


ただ「今を生きる」という
穏やかで素晴らしい「平和」の境地。


*****


「心を整える」ことに専念し、

「自分らしくありのままに生きていきたい」

と、願った時に


noteと朝活の仲間たちに出会った。


その出会いによって、


今、

2024年の私は
自分が過去に望んだ
「夢の場所」にいることに気が付く。


すべてのことが奇跡みたいに繋がって
今、ここにいる。



心を整えた先に待っていたもの


それは


Crew docks®︎という
「自分自身を極める」学び


それぞれの持って生まれた性質を
受け入れて、楽しめて、笑い合える


自分らしさを認め合える仲間たちとの
心地のよい居場所。


「今ここ」は望む未来から流れてくる

つまり


時間は未来から「今」へ流れてくる



という
嘘みたいな本当の話はこれでおしまい。


最後まで読んでくれてありがとうございます。


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