さよなら、恋よ

婚約破棄をした。

2ヶ月前、一年弱付き合った彼氏と別れた。
私が適応障害で仕事を休んだ後、相手がうつ状態になった。それまで私は結婚したいと彼に話していたから、治るまでは、と思いつつ急かしていた。

彼は3歳年上の会社員で、大学院で知り合った。博士課程まで行くと話していた。
私は彼を将来有望だと思っていた。

でも実際にはお母さんに部屋の掃除をしてもらっている28歳で、うつ状態で、博士課程に行くための行動もなかなか取れていなかった。

そんな彼に徐々に苛立つようになってしまった。
うつ状態を私に〝うつ病っぽい〟と伝えたのも、嫌だった。

別れる前、インターネット上でそのことを呟くと、1人結婚前提として付き合おうと言ってくれる人がいた。

もう別れるか、と思ってしまった。
実際彼のうつ状態はよくなる兆しはなく、休職してしまっていた。

それで別れた。

そんな彼から本日連絡が来た。
私が彼の家に置いていた荷物を送ったとのことだ。
今はうつ状態も回復期に入っているそう。
良かった、と思う反面、私がいなかったらこんなに早く治るんだね、とも思った。

思い切って、「別れて良かったのかなと悩んでいたけど、そっちの方が良かったんだね。」と伝えてみた。
「そうだと思う。」と返ってきた。
続けて、「距離を空ける選択をしてくれてありがとう。」とも。
優しい人だなと思った。元恋人は何も自分で決められなかった。だからこそ、決断力のある私に優しかったのだと思う。

ちょうど今の恋人と喧嘩したから、ちょっと後悔した。これで良かったんだろうか。
私は幸せになれるのだろうか。



さよなら、恋よ。
幸せに。




来週、私の金色のガッシュベル全巻と下着セットが届く予定だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?