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特別展やまと絵@東京国立博物館

10月とは思えないほど眩しい日差しが強く、暑いくらい日のことです。
「特別展 やまと絵」を鑑賞するため、東京国立博物館を訪ねました。

東京国立博物館の本館
表慶館
白壁と青空とのコントラストが美しい
平成館に掲げられた看板
2階の会場に上がるエスカレーターから天井を見上げて

エスカレーターを降りて2階に着くと「撮影NG」のボードを持った係員がいます。なので、展示の写真はありません。

まず、音声ガイドを借ります。
今回のナレーションは、夏木マリさん!これは、期待大!

広い会場なので、すべてをじっくり鑑賞すると時間がかかり過ぎ、最後は疲れてしまいがち。
ガイドの解説を聞くと、じっくり鑑賞するポイントを教えてくれます。
ただ、それだけでは面白くない。
あとは、自分が気になった作品、好きな作品を鑑賞します。
問題は、気になる作品の前の人垣、なんですよね。私が好きなものは、みんな大好きな作品だったりするので。

源氏物語絵巻を観たかったのです。緻密で色鮮やかな絵に驚き、予想以上の"かな文字"の美しさに感動しました。
そして、鳥獣戯画です。今の時期は、乙巻でした。
描かれていたのは、擬人化されていない動物と、想像上の動物、神獣と、日本にはいないはずの外国の動物達です。麒麟(キリン)や、貘(バク)などは、動物園にいる動物ではない方の神獣です。

百鬼夜行絵巻も間近で観ると、怖くて可愛くて面白いのです。室町時代作とは思えないほどユーモラスで、今の妖怪絵の元祖のようです。

またまた事前の調べ方が甘かったか、驚いたのは、「伝源頼朝像」が展示されていたことです。教科書に必ず載っているあの絵。
実物大かと思う大きさと、筆の細かさです。衣装の柄(一見すると黒い生地のようですが、黒の織柄が美しい)まではっきり見ることができました。

一番心に残り、会場を出る前にもう一度観たくなって戻った絵は、「病草紙(やまいのそうし) 不眠の女」でした。
部屋に女房たち4、5人が寝ているのですが、ひとりの女性が眠ることができず、立ち姿。寝ている女性は、幸せそうに熟睡している。
けれど、ひとり、眠れない…
ひとりではないのに感じる孤独と苦しさがありました。
他の病草紙は、どちらかと言うと病気をユーモラスに描いていだけに、気になりました。

200点を超える展示はあまりにも多くて、緩急つけて鑑賞しました。それでも2時間近く経っていました。
気になった作品も語りつくせません。

熱気溢れる会場を出て外に出ると、ベンチやテーブル席で寛いだり食事している方もいます。フードトラックが来ていますね。
気になりながらも本館のミュージアムショップに寄りました。

本館のミュージアムショップの入り口

本館のミュージアムショップを堪能したら、お腹が空きました。どこでランチするかは決めているので、移動しましょう。

上野動物園の入り口近くに「パンダポスト📮」があります。左側に投函すると、上野郵便局で風景印を押してもらえるのです。
大分の友人宛のポストカードを投函しました。

パンダポスト

上野の山を下って、不忍池に沿って歩きます。

不忍池の背丈ほどのハス
辯天堂をのぞむ

さぁ、ランチに行きましょう。
その時のことは、こちらの記事で。

さんぽは続きます😊

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