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禍福は糾える縄の如し

子どもの頃、祖母から聞かされていた「禍福は糾える(あざなえる)縄の如し」。縄の目のように良いことも悪いことも交互に起こる、いや、縄の目ならば、絡み合っていて表裏というか見様によっては、どちらにも入れ替わる、ような。

昨日、ランチに蕎麦を食べようとした時のことです。在宅勤務なので、自宅で干し蕎麦を茹でていました。鍋からザルに移す時に、何がどうなったのか左手のひらに浴びせてしまいまして…
「うわっ。あっつ!」

手を引けば良いのに、流しに落とした蕎麦を掴んだりして、一体何やっているんだか、理由わからなくなりまして。

火傷ですよねぇ
もう、水場なのだけが救いで、ザーザーと水を当てて冷やしていたのですが、いつまでもこうしているわけにもいかない。
やわら、冷凍庫から保冷剤(食品を買った時に付けて!れるもの)を取り出して、握ります。そう、そういう時もあるので、ちょっとした火傷の冷やし用に貯めていまして。

本当に落ち込みました。
蕎麦を茹でるなんて、何百回やってきたのか…!ぼんやりにも程がある。

結局、蕎麦は食べられず、昼抜きでしたよ。

しかも、午後の仕事にも影響ありあり!
左手が使えず、右手だけのキーボード操作にイライラする。左手は、保冷剤を握ったり、水を入れた鍋を左側に置いて、手を漬けたりする。もう、ふやけてる。
「この鍋をひっくり返したら、別の大惨事が起こる」とびくつきながらも、それは起こらず、でした。

ところが、良い事も起こったのです!

すごく苦手な作業を含む仕事、二つ返事で「すごく苦手な部分」を引き受けてくれる方が現れました。ありがとうございます✨
こんな手では一生終わらない…と半ベソの私を救ってくれました。

他の人から見ると、大したことではないようだけと、助けてくれる人がいるのは、すごくありがたいこと。

この恩は何かで返さないと!

夜、仕事終わりの頃には手の痛みはなくなり、水ぶくれもできませんでした。ほんの軽症だった様子。

まぁ、少々の痛い思いと不便はあったけど、人の情けに救われ、良くない日であり、良い日であり。
毎日の私の縄はぐるぐる螺旋のように良し悪しを巻き込みながら続いていくのでしょうね。

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