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小池知事は篭りすぎたのかもしれない

小池氏と蓮舫氏の差がこの1週間で約10pt縮まったと
JNNが世論調査で出しました。

6/23時点で小池知事が大きくリードで報道していました。
これは懐疑的な見方もあったものの15pt差以上の場合に
使われる表現です。

6/30時点で小池知事がややリードに情勢を同じJNNが
変更しました。ややリードは5pt差前後で使われる表現で、
前回調査から小池知事と蓮舫氏の差が約10pt縮まった事を示しています。

勿論1社の調査で全ては判断出来ませんが、
都知事選と同日で行われる都議補選の投票が始まった事で、
自民党の選挙活動が本格化した事と
小池知事が公務を理由に昨日の北千住駅西口の演説を除けば、
八丈島、奥多摩、青梅市河辺と人が密集しない地域でしか
演説を行わず、多くの有権者が集まる地域での街頭演説を
行わなかったのが原因だと思われます。

小池知事も情勢の切迫を受けて、北千住駅西口で演説を
行いましたが、かなりの野次を受けたとの事です。
今までは自民党はステルス支援を行ってきましたが、
流石に公認候補が出る都議補選が始まったので、
ステルス選挙活動をするわけにもいかず、
表に出始めました。

足立区は自民党の良識派の重鎮である故・高島都議の
逝去に伴う補選が行われる選挙区で、
自民党と立憲民主党の公認候補が一騎討ちを行います。
北千住を選んだのはそういった理由もあったのでしょうが、
それでこの状態では小池知事は街頭演説が難しいと言う状況です。

予想されていた事とはいえ、街頭演説を殆ど行わずに
公務と自民・公明・都民ファースト・連合東京・国民民主の
組織票頼みで逃げ切るという戦略が小池知事の唯一の戦略である以上、
今後も街頭演説は投開票前日に池袋などの
ターミナル駅で一回やる程度でしょう。

都民ファーストの荒木代表が出馬している中野駅の可能性もありますが、
今回の場合は前日に出てきたところでサプライズ演出とは
なかなかなり得ない状況です。何故なら出てくるなら投開票日前日の
7/6にのみ街頭演説を行うのは、多くの有権者が折り込み済みだからです。

小池陣営は思ったよりも早く蓮舫氏の視野に入るところまで
追い上げられたという印象なのでしょう。
北千住の街頭演説はその焦りを表した形になってしまいました。


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