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便りの先に(短編小説)

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──これは郵便を通じた碁のお話 急逝した祖父に届いていた一通のはがき。 『白 八十二手 12の三』 そこに書かれていたのは、囲碁の着手だった。 十話完結です。
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便りの先に (その一)

「ねえ、優吾。ちょっとあんたに見てほしいんだけど」    母がそう言って一枚のはがきを差し…

島本葉
2週間前
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