卒業
数十年生きていて、意味とか思いが変わる言葉。
小学生から高校生だった80年代から90年代は、「卒業」の言葉が入った曲が目立った印象がある。
歌詞と同じことは現実に起きなかったけど、切なさや誰かを思う心は共感できた。
斉藤由貴の「卒業」も好きな曲。少し前に「22/7計算中」で滝川みうさんが歌っていたことを思い出す。「本当に好きなんだ」というのを感じ取れたし、演じている西條和さんがアイドル好きなことがもう少し知られてもいいと思った。実際、好きなアイドルに乃木坂46とフェアリーズを挙げていたので。
渡辺美里の「卒業」も好きな曲。直撃世代なので尚のこと。「卒業できない恋もある」という歌詞が、この時期になると思い返される。好意を伝えるのが上手くなかったし、言い訳が多すぎた日々。それがあっても生きていくしかない。孤独は嫌いじゃないけど、誰かがそばにいてくれるから意味がある。
「卒業式」は、高校の時しか話したくない。人によっては「クドイ」と言われるけど。なぜかこの日だけ一番乗りで来ていた。寒い、長いでしんどかった気がした。
決していいことばかりではなかったけど、この日だけは前向きになれたことは確か。
ここ数年は、「卒業」と聞いてアイドルがグループを離れることを思い浮かべる。
特別ファンでなくても、ニュースで聞くと「お疲れさま」という気持ちになる。
22/7のファンになって、その気持ちが強まっている。ファンになる前と後で卒業されたメンバーの皆様へのお礼などが同等になるように。自分のことをしっかりやりたい。
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