仮面の歌

そこは個性を禁じられた街
街では、みんなが顔に仮面をつけている。
各々が仲良く暮らしてる(ように見える)
だけどその実態は嫌われたくないという思いから合わせてるだけ。

そこにグレゴリオが現れるが
見た目がめちゃくちゃ変
そのせいで、あからさまにいじめる人、
コソコソと陰口を言う人等等、

そんな毎日が続いてたある日、
母マディソンにまで、責められてしまい。
グレゴリオはついにキレて家を出てしまう

マディソンは子供が怖くなって
父ニコライ(法律家)に話す。

ニコライは街の議会所でグレゴリオのことについて会議を開くがニコライ以外のみんなは「街から追放せよ」と言われる。

街ではグレゴリオの話で持ち切りに、
グレゴリオは石を投げられ、詰め寄り殴る人も。
どうにもできなくて街から逃げてしまう。

グレゴリオ森の中へ、
そこで神に叫び祈る。

「神様!僕はいじめられるために生まれたわけではない、僕が何か悪いことをしたんですか?
自分らしくいることがそんなに悪いことなんですか?
こんな僕に生きる価値はあるんですか?
「僕は何度もあなたに求めたではないですか、なのにあなたは聞き入れてくれなかったではないですか!」

2人の天使が現れる。

天使
「グレゴリオ起きて
あなたは変じゃない、
あなたは普通の人間よ
見た目が人と違うだけよ。
自信を持ちなさい。あの街を変えれるのはあなただけなの。」
グレゴリオはその言葉に勇気をもらう

一方街では、鼻歌を歌ってる人が捕えられる。
(実はこの街の人はみんな歌うことが好き。だけど、国王のパオロによって歌を禁じられている。)

国王の妃が10年ほど前に亡くなった。
妃は歌うことが好きだった為、
妃が無くなってから歌を聞くと悲しくなるという理由から禁歌令が出されていた。

森から戻ったグレゴリオは
その光景を見て嘆き悲しむ。

「何かを変えるなら今しかない」と
街の人達に仮面を外すように言う。
それでも街の人は仮面を外さない。

グレゴリオは一輪の花を持ってきて皆に問う。

「この花を見て、臭って、触って」何を感じる?

口々に「花は紫に見える。いや、ピンクだよ、甘い匂いがするわ、私は柑橘系かな、手触りはヌルヌルする。いやザラザラしてるよ。」

グレゴリオ「みんなこの花1つでそれだけ色々な意見が言える。同じ答えの人もいれば違う答えの人もいる。それが個性というもの。」

グレゴリオ「さぁみんな仮面を外して」
口々に「あなたこんな顔だったのね。君はすごくかわいいね。
あなたはすごくイケメンよ。
あなたはここにホクロがあるのね。」

グレゴリオ「みんな一人一人意見が違うように、顔も違う。

本当はみんな歌が好きなこともしってるはず。さぁなんでもいいから歌ってみて」

みんな口々に歌い出すと

国王と閲兵隊が来て散り散りに逃げる。

国王「歌は禁止したはずだ、 みんな逮捕する。」

グレゴリオ「国王様待ってください。本当はみんな歌が好きなことを知ってるはずです。
「国王様、妃様が亡くなって悲しいのも知っておりますが、
だからと言って歌を禁止にするのはおかしいと思います。」

国王「え〜ぃうるさい、みんなひっ捕らえろ」

グレゴリオ「待ってください。では来月はこの街のお祭りがあります。
その時に国王様を納得させられるような歌を歌うことができたら、禁歌令を廃止してください。」

国王「よしわかった。」

グレゴリオ「あと、それまでの間練習もありますので、その間も一旦禁歌令を解除してください。」

本番で披露。

国王「妃の歌にも劣らぬほどの良い歌であった。あのころ妃が歌ってくれていた時の幸せを思い出したよ。約束通り、禁歌令を廃止としよう。あとマスクをつけるのも廃止する。」

「わーヾ(´∀`)ノ」民衆の喜びの声と歌声、

みんなで歌っておしまい。

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