The blue sky of the outlook36
エノクです。
あれからようやく進展。
私の顔面に吸着していた
「アイズガード」はセメダインでつけた様に装着されていた。
医師の手で吸着されていたアイズガードはシールでくっついていた様にペリッと剥がされる。
久しぶりに閉じたままの両目を開く事になる。
今まで開けられなかったんです。
うっ‥眩しい‼︎
外した途端、世界が真っ白だ。
医師がゆっくりで良いから
目を開けてくださいと促す。
溶接作業で目が焼ける様に沁みた
感覚が襲う。
涙目‥
おもわず両目を塞いだ。
医師
「目が沁みますか?」
エノク
「‥えっ‥と‥‥いえ‥思ったよりは」
良かった‥‥さっきよりかは楽だ。
両目は開きたがっている。
ゆっくり光を受け入れて、私は
やっと両目を開く事が出来ました。
視界がボヤける。
嗚呼‥まだ見えないのね‥。
医師
「此処からはリハビリの領域です。直ぐに見える訳では無いですよ」
エノク
「先生‥このままじゃ私歩けませんよ‥」
困った。
医師
「医療用の矯正眼鏡を用意しています。今から度を測りましょう」
エノク
「はい」
此処からはリハビリ。
視力検査の度合いで眼鏡の度がわかるそうだ。
私の視力検査の結果は‥
老眼鏡レベルでした。
私の度数に合わせた眼鏡が渡された。
医師
「身体のリハビリも兼ねて進めて行きます。決して無理強いはしないでゆっくりやりましょう」
エノク
「はい」
でないと、また倒れるらしい。
石化から解放されたんだから
無理もないか‥
RPGの様には‥いかないわ。
私は今を楽しく切り替える事にした。
目標は自由に歩ける事。
よし!
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