日常 小説23
我が家の
剪定が
出来ない
父に
頼んでみる
父は承諾
したのか
連絡よこさず
軽トラの
荷台に
枝を山積みして
姿を消した
ばっさり
狩られ立木の
幹が姿を見せた
見慣れない
真っ直ぐ
伸びた木が
見える
3本の
椿に紛れ
真っ直ぐな
幹が伸びる
謎の立木
あれは
何だろうか
家に戻った
私は
父が残した
脚立を
納屋に
仕舞おうと
持ち上げた
その
タイミングで
父が軽トラで
やって来る
感謝の
言葉を
笑顔で伝え
脚立を荷台に
返した
父は笑って
小さなかすり傷を
見せて
去って行く
不器用でも
構わない
私だけが
誇る
父の姿を
見送った
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