7月(Bloodthirsty Buthers)について
今回はBloodthirsty ButhersのKOKORONO(以下 ブッチャーズ)について書きたいと思います。
ちなみに最近まで全然知らんかった。
ジャンル的にはオルタナらしい。
J-popのオルタナのイメージといえば僕でいえばナンバーガールとかなんかとか思いつつなんやそれとおもってググってみた。
そしたら知恵袋曰く、The pillows andymori スピッツ ASIAN KUNG-FU GENERATION ELLEGARDEN くるり、らしい
そんなもん全部ですね。つまり、皆大好き生成AIによると「じゃないほうロック」らしい。つまり、メインストリームじゃないほうてきな。
でもJ-popの中でそんなまず、ロックがメインストリームなことあるんですかいと思いました。まぁでもスピッツとかバックナンバーとかミセスはメインストリームか。とりあえず曖昧すぎじゃないですか。
それをふまえて日本的オルタナティブロックとはサウンド的には愚直なノイジーなギターサウンドな感じのバンドなんかと思います。僕のイメージはナンバガです。フェンダーのシングルコイルなギターをちゃんとひずませてっていう感じがまじでそんなイメージ。ほんでもって二本ギターおるとしたらどっちかはじゃかじゃかひいてる。結構激しめに。こんな感じ。あとのボーカルの人がとがってる。歌詞で言いと俗に言う文学的て感じ。Mステで歌詞が文学的で片づけられるやつ。なんやそれ笑。僕は好き。というかこれはオルタナよりもナンバガのイメージか。でもくるりの東京もそんな感じやとおもう。ちょっとシューゲイザーに通ずる場面があるんかもしれない。
はなしをブッチャーズに戻すと
久しぶりに引き込まれました。田渕さんおるし。関係ないか。ギターソロがどんどん短くなっている昨今において前奏で2分強ある。最高です。この前奏で飯何倍でも食える。前奏においては田渕さんはギターをハウらせてるだけやし、吉村さんはアルペジオで結構シンプルなつくりのように素人目線で感じます。でもそれだけに感じないということはやっぱりリズム隊を中心とした展開の強さなんですかね。アウトロに関してもう言うことはないでしょう。吉村さんのぶっとい声。
この曲にある違和感は歌詞であると思う。歌詞の内容はもちろん韻の踏み方に独特なものがある。例えばここ
“うそに包まれることが多く“
ここの語尾なんですけどうそにつつまれることが多くは
僕のピュアジャパニーズ的な文法的には”多い”であるべきだとと思うんですよね。でもあえてここは”多く”にして吉村さんのぶっといボーカルを強調させて叫びやすいものを創ってるんだと感じました。事実は知らんけど。
やっぱりこのような叫びは聞き手に暑さを感じさせます。情熱とかね。題名は7月やし。あんま7月ぽくないなとか思いながらこういうところで7月に帰ってくる安心感。
よくこの曲の評論として冷たい夏という言葉が用いられますがこのような言葉遣いの暑さとギターのどっちかというと冷たいシングルコイルの響きがそれを想起させているのではないかと思うわけです。
どうなってんねん。古いものはよく言われがちですけどこれにかんしては時代がすごかったんじゃないかと推察します。こんだけギター鳴らして、いい意味で歌ものではないバンドがメインストリームにいた事実に中学時代にカナブーン聞いて四つ打ちロック聞いてたおじさんびっくりよ。ロックバンドの持つべき暑さ、情熱的な響きとオルタナバンドが持つギターのメロディーの強さ、荒々しさが上手く融合した例だと思います。あくまでもメロディー単体の強さではなく。
そらもうおーん。最高です。ロックンロールリバイバルの時代にのった流れがそこにあったんですか。メルカリでKOKORONOぽちりました。
じっくり聞き倒したいと思います。