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今を振り返って。

 今回いただいたお題は「やっててよかったこと、やっていればよかったこと」ということで、私自身を振り返ってみたいと思います。

 まずは「やっててよかったこと」、一つ目は「スイミングスクールへ通ったこと」です。
私は小学校の低学年まで、喘息を患っていました。走ると発作を起こすので、運動をしない子供でした。学校が終わると、友達を家に呼んではファミコン三昧の日々を過ごしていました。この時、乱視を習得しました。そんな私を見かねた両親が、スイミングスクールへ入会させました。水泳は、乾燥や過呼吸からくる喘息の発作を起こしにくいため、喘息持ちの子供の運動には適しているようです。入会して初めの頃は潜ることも出来ず、とても苦痛だったことを覚えています。水中で目も開けられませんでした。ビート版の練習が嫌で、何回か仮病で休みました。しかし通っている内に、段々と泳げる様になり、自信と体力が付きました。バタフライは出来ませんでしたが、平泳ぎ、背泳ぎ、クロールなら、50mは泳げたと思います。泳げる様になったことは嬉しかったのですが、一番のご褒美は喘息が治ったことです。今調べても、水泳に喘息を治す効果は無いようですが、私は治りました。喘息が治ったことで、小学校高学年からは、外を駆け回る子供へ一変。毎日公園でドッチボールやサッカーをしていました。中学校では軟式テニスを、高校ではバスケットボールをして青春を過ごすことが出来ました。あの時の両親の選択には、とても感謝しています。実際のところは、親父が香港で買ってきた、得体のしれない蛇のエキスが濃縮されたカプセルを毎日服用した効果かも知れませんが・・・。
 「やっててよかったこと」、二つ目は「中型バイク免許の取得」です。
16歳になった私は、すぐさま教習所へ通い、中型バイクの免許を取得しました。購入したバイクは中古のCB400SF(通称スーパーフォア)、ホンダを代表する車体です。バイクのある高校生活は、毎日が刺激的でした。友達と一緒に走っているだけでとても楽しい。移動可能範囲が格段に広がったので、遠隔の友達も増えました。バイクが無かったら、知り合うこともなかったであろう彼女とも付き合うことができました。正に青春ですね。バイクは悪いイメージを持たれがちです。事故発生率が高く、事故を起こしたら致死率も高い。周りの環境に流され、暴走行為や非行にも走り易い。正直なところ、当時は普通に走っているだけで何度も喧嘩を売られましたし、事故も経験しました。しかし、その時でしか得られない経験の方がとても大きかったと今でも思います。体力が有り余っていたあの頃、自由にどこへでも行ける、知らない場所で未知の体験が出来る、同じ趣味の仲間が増える、ニケツで「ギュッ」としてもらえる。過去を美化しているのかもしれませんが、お金なんか無くても、感動や驚きがそこにはあったと思います。バイクと共に過ごした青春が私の宝物です。

 次に「やっていればよかったこと」、これは断然「外国語の学習」です。
タイに出張した時に痛烈に感じました。通訳者の言葉では、相手の気持ちや言葉の細かなニュアンスが全然伝わってこなかったからです。都合の悪いことは翻訳しない通訳者にも問題はありましたが・・・。タイの従業員の言葉を理解して、直接私から言葉を伝えることが出来たなら、力及ばずながらももっと貢献出来たはずです。
今でも英語や中国語を覚えたいと思っていますが、全然覚えることが出来ません。仕事やプライベートが忙しいことを口実に、真剣に取り組んでいないことが原因なのですが、一番の原因は勉強のやり方が分からないことだと思っています。高校の頃、英語の勉強でひたすら単語を暗記していましたが、結局のところ、筆記テストにしか効果はありませんでした。単語なんてもうほとんど覚えていないですし。過去に何か一つでも、日本語以外の言語を習得することができていれば、後は応用でどうにかなると思っています。そんな単純な話ではないことは分かってはいますが、昔の私に言ってやりたい!「カタコトでも英語を話せる様にしておけ」と!まあ、昨日の私にも言ってやりたいんですけどね、「酒ばっか飲んでないで、自分磨きに時間を使え」とww 今ではYouTube等でネイティブの方の学習動画を無料で見ることが出来ます。気軽に勉強し放題なのに、行動に移すことが非常に難しいんです。つい、お笑い系の動画やゲーム配信を肴にお酒を飲んじゃうんですよね。正直、諦めてる私がいるのです。

 「やっていればよかったこと」、これは単純に今自分自身が後悔していることです。戻らない時間の中で、後悔しない生き方が少しでも出来るように、もう少し自分に厳しく、何事にもフットワーク軽くチャレンジしていきたいと思っています。人生は一度きり、諦めるのも、努力するのも自分次第。やらないより、やって後悔したいですね。


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