ガソリンに種類があるのも知らない人間が自動車メーカーに転職した話。

ハイオク???
レギュラー??
軽油?

何それ?車によってガソリンが違うの?
とりあえずガソリン満タンじゃないの???


さてさて、自動車メーカーに勤めている人間とは思えないような発言がありましたが、それは一旦置いておいて。笑
昨年末に転職活動を終え、無事にとある自動車メーカーに内定をいただき、約一年間勤めることができました。
入社直後からトンデモ案件を任され、頼れる人もおらずで
一時期は毎日のように泣いて、電車の中で動悸がして涙がこぼれ、これはもうどこかでプチンと糸が切れるかもしれないと心を張り詰めながらやってきました。

正直なところ車の知識なんて全くなくて、興味もなくて、実家の車が何かすら分かっていない中で転職をしました。(え)
車が好きだから自動車メーカーに行ったんじゃないの?と思いますよね、
いえ。そうではないのです。。前職の経歴を活かせて職務内容に興味がある求人の中で、一番給料だったり福利厚生だったりが良い会社を選んだ結果、
自社製品に対して全く愛着がないということになってしまいました。

仕事をしていく中で、勉強して知識も増えるだろうし興味も湧いてくるだろう、
そう思ってはいたのですが、毎日朝の8時から夜の8時まで仕事をしていると
家に帰ってから追加で勉強する精神力もなく、

なんと1年経ってもガソリンの種類さえ分からない自動車メーカー社員が誕生いたしました。
そうです、見出しからすると、
入社時点で違いが分からず困った話かと思いきや、
今時点でも分かっていないのです。
うん、自分が怖いです。

中途社員は分かってて当たり前ベースで話が進むので突っ込まれることもなく、
なんとか乗り越えてきたのですが、(経理とか法務とか、知識がなくてもやっていける部署ではある)
ガソリンの種類さえ分からないとバレた暁には上司からの冷めた目線で心臓がひび割れるかもしれません。

とある定時後のことです。
1年目の社員がディーゼルエンジンについて説明できなかったことに対して、散々裏側であの子は何も分かっていないと愚痴を吐かれているのを聞こえないふりを決め込みました。

内心はもう、絶対に私に話を振らないで。
あなたの隣にいるあなたの部下ですが
こちらもこちらでディーゼルエンジンとはなんぞやです。

情けないとはこのことですね。
次から次へと降ってくる仕事に追われて、一般常識すらないまま仕事を続けた結果、こんな状態になってしまいました。

そのため、あまりにも不満ではありますが年末年始に車について勉強しようと思います。

最後に、転職をしたことで年収は上がりましたし、環境も変えられたので
結果的には良かったかなと思います。
色々不満も不安もありますが、できることはやろうと思います。








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