2月25日(朝)

んぁ。

今日休みですね。

ということで、さっそう遅起きです。
おはよう。
何時ですか。
―８時ね。
はーい。
今日何曜日だっけ。
―おん、土曜日。
てことは、母以外はみんないるな。

リビングには誰も居なさそうだけど。

各部屋から人の気配する。
父も隣、妹もとなり。
携帯の音も聞こえるし。いるだろ。
「……」
下におりるかぁ。
布団の上で、寝転がったまま携帯をいじると言うのもありだが。
どうも、その、寝転がったままの姿勢がきつくなる。
横向きになると、肩が痛くなるし。
うつぶせだと胸のあたりがきつくなるし。
仰向けだと手が疲れる。
座っているのも尻骨がいたくなるので、嫌だけど。
１階に行けば座椅子があるから、まだましだし。
「……」
何より静かに携帯いじれる。
隣の部屋の妹の音が気になって気になって仕方ない。
何を見ているのかは知らないが……。
あまりうるさいのは、動画であろうとなんだろうと得意ではない。
そのうえ、自分の興味のないものの音となると、尚更。
聞きたくない。
「……」
起きよ。
携帯の液晶画面を見直すと、すでに１０分近く経っていた。
動きたいのか動きたくないのか分からないな。
―正直動きたくはないんだが。
「……」
ゆっくりと体を起こし、枕元に置いてある携帯を手に取る。
電源ケーブルを引っこ抜き、ついでにコンセントも抜いておく。
「……」
あーめんどくさくなってきたなぁ。
んー。
起きるけどさぁ……。
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
はい。
おはようございます。
何時でしょう。
おっと、もう８時半。

今日は何しますかね。