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2023年1月の読んだ本、観た映画

今年は色々振り返りのためnoteに毎月読んだ本や観た映画、摂取したコンテンツの記録を書いていこうと思います。

読んでいる

ストーリーとしての競争戦略 / 楠木 建

少々長い本らしい(Kindleだからわからん)が名著らしいので読み進めています。今のところまだピンと来ていない。

読んだ本

ハンターハンター全巻 / 冨樫義博

 12月にまとめ買いしてからお正月にずっと読み直していた。結局連載分までのジャンプも買ってしまった。久しぶりに読むとやっぱおもしれ〜っ!ハンターハンターの面白さってなんなんだろう。ストーリーにめっちゃ深みがあるわけでもないし、主人公がめちゃくちゃ活躍するわけでもない。ジャンプ的かと言われると疑問だし、王道でもない気がする。だけど、一つ一つの展開でそうきたか!みたいな驚きが常に連続してる、面白さだ。シチュエーションコメディ的というか、3時間くらいある公演で連続したコントを見せられている的な感じに近い気がする。特に暗黒大陸(に向かう)編に入ってからキャラも能力も訳わかんなくなるのに物語として崩壊していないというか、ハンターハンターの面白さってこうだよね!みたいなのがバンバン出てくるから本当に困る。素晴らしい作品。富樫先生ゆっくり静養して復帰してくださいね。

料理の四面体 / 玉村豊男

 昨年くらいから料理をするようになって、家でも週に2、3回は自炊をしている。そういうなんとなくレシピ通りには作れるようになったけど…っていうくらいの自分の料理レベルで読むとめちゃくちゃ衝撃を受ける内容だった。早くも今年一番衝撃を受けた本に出会えてしまったかもしれない!
まず著者の料理に対しての知識量が半端ない。古今東西あらゆる料理の知識がどんどん出てくる。おそらく著者が実際に見聞きしたり再現したり実際にその土地に行って得た知識なのだと思うが、これは40年以上前の本である。もちろんwikipediaもなければインターネットもない時代にこのような膨大な知識を得られたことがすごい。前半はこの知識量でまず圧倒される。それだけでなく、後半では、前半で紹介した料理の知見からそれらの特徴を捉えて "一般化" し "体系化" していき最終的には表題である "四面体" にたどり着くのだ。この後半の一連の流れがまるで推理小説の解答編のようにスルッと頭に入っていく。この一般化から体系化、モデル化というのはエンジニアリングや科学の世界では自然に用いられている話ではあるけれど、これを40年前に出版された料理本で語られているということに驚きがある。料理と自分の仕事がちょっとつながったような気がして少し嬉しい。

マチズモを削り取れ / 武田砂鉄

 マチズモとは「男性優位」を表す言葉らしい。この本では日常生活の中での出来事から「マチズモ」な部分をたくさん洗い出して、さまざまな観点からなぜそうなっているのか、というようなことを武田砂鉄さんが述べていたり苦言を呈したりしているという本。武田砂鉄さん、ラジオも好きなのですがやっぱ文章が小気味よくて好きです。本の中で指摘されなければ気づかないような「マチズモ」があるとわかりハッとする箇所も多かった。一方で、ではどうすればいいのか?という部分に関してはあまり深掘りがなかったように思う。どうすればいいのだろう、とずっと考えている。

多様性の科学 / マシュー・サイド

前作の「失敗の科学」がよかったのでこちらも拝読した。前作同様さまざまな事例を元に多様性が組織においてどのように優位に機能するのか、という事例がたくさん載っていてその一つ一つの事例集としては面白かった。それは多様性あんまり関係ないのでは?というような、こじつけとはまではいえないけれどやや関連が薄い考察もあったり。しかしながら失敗事例集としては面白いので評価が難しいなと思うなどした。

膵臓がこわれたら、少し生きやすくなりました / 永田カビ

永田カビさんのエッセイ本はほぼ全部読んでいる。これはなかなか勇気が出なくて年明けになってようやく読んだ。毎回なんとか良くなってくれ!というような祈りのような気持ちで読み進めて大体、微妙な気持ちになって終わるのだが、この本に関しては割とポジティブな気持ちになれた。毎回、思考や心理状態の言語化、表現の仕方が凄まじくて圧倒される。

音楽 / 岡野 大嗣

推しの歌人の岡野 大嗣さんの第三歌集を買ってなかったことに気づいて慌てて購入した(歌集は部数が少ないので、早めに手に入れないと入手困難になりがち)音楽みたいな歌が多い。いい音楽のアルバムを聴いてぼーとしている感じに読後感が似ている。そんな歌集でした。すごくいいです。

Web API: The Good Parts / 水野 貴明

当たり前のWebAPIのことを、当たり前のようにたくさんのAPIの設計事例から網羅的に書いてくれている本。こういう本は一冊手元においておくと本当に心強い。内容としては新しい知見が得られた!というよりは、「それはそう」というようなことの方が多い。こういう体系的な本は「それはそう」と思わせたら勝ちだ。素晴らしい名著だと思う。

映画

チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ

ディズニーどうした!?!!!!???と100万回言いたい。正月休みの最終日の深夜に見たんだけど、すごく笑った(苦笑いともいう)。あまりネタバレなしで見て欲しいからあまり何も言いたくないんだけど、ディズニーがみんななんとなく持っている「著作権に厳しい」というパブリックイメージをメタメタにメタしまくった映画。こんなの世に出していいのか。

NOPE

すっげーーーーーー、よかった。劇場で観なかったことをすごく後悔した映画。「ゲットアウト」も「アス」も自分としては満点あげたくなる映画だったのだけど、その期待を軽々しく超えてきた。ちゃんといい監督にお金を使ってもらえれば、いい映画ができるんだなという好例。毎回、ジョーダンピール映画に出てくる愛されお調子者枠のキャラクターもしっかりいて個人的にも大満足。もう一度見たい。次はキリンビールを飲みながら。

ハケンアニメ

うーーーーーーーーーーーん、どうしてもSHIROBAKOと比べてしまうしSHIROBAKOの方が面白かったなあ…。
ストーリー的に 1 vs 1の構図になってしまうのはある種仕方がないことなんだけど、現代が舞台なのにいまだに「視聴率」を競っていて、サブスクや配信の話題には一才触れられないのはそういう世界の話なの?みたいなのが気になってしまった。

さがす

最近見た邦画の中では一番よかったかも!日本の社会で実際にあった事件を匂わせる要素(実際にあった事件を元ネタというのは甚だ不謹慎ではある)をたくさん散りばめられていて、それをただエンタメ的に消費するのではなく、一つ一つの事件の背景になった社会的な要素もしっかりと映画の中で描画されている。脚本がまず素晴らしい。日本の暗部とも言える出来事を抽出したとも言える脚本は、それだけだと不愉快な映画なんだけど、主演の佐藤次郎とその娘役の伊東蒼の演技力ですごい中和されている。この絶妙なアンバランスさがとても癖になる。親子愛と社会の暗部と犯罪が同時に成立しているすごい映画でした。

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ

ストップモーションに関しては全く無知だからそれがどれだけすごいことなのかはわからない。とはいえ、キノッピオという人形を動かす話を人形を動かして映画を作るというメタい構造はさすが海外の気合の入ったオタク(ギレルモ・デル・トロ)は一味違うぜ!って思うなどした。映画としては可もなく不可もなくな内容でところどころギレルモの隠しきれていない癖が出てるよ!と言いたくなる感じもした。ギレルモ好きなら見ておいて損はないと思う。
本家ディズニー版をあまりちゃんと見たことがないので比較はできないけれど、ピノッキオのデザインはこっちの方が好みかも。

ウェンズデーめっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃかわいい。

アニメ

ぼっち・ざ・ろっく!

結束バンドが良すぎです。毎日アルバムを聴いてます。

リコリス・リコイル

今更ながら見始めたけど、設定・キャラクター・サスペンスどれをとっても最高に面白い。こんな面白いアニメどうやって作れるんだ…!間違いなくここ数年のアニメオリジナルで最高傑作だと思う。(なぜリアタイで見ていなかったんだ…)
是非とも設定資料集を出してください、よろしくお願いします!!


というわけでこれ以外にもあったりなかったりするかもしれないですが、思い出したら追記していきます。それではまた来月。

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