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藤岡、店長やめるってさ。

藤岡がVARIT.店長を引退することになりました。

「引退」

実はこの数ヶ月、色々と話してきました。2019年7月に店長に就任。翌年3月にはコロナで相次ぐ公演中止。2020年、ずらっと入っていた公演が全て一旦白紙になりました。店長としては丸4年。全然幸せじゃない店長を経験させてしまったな…と、申し訳ない気持ちでいっぱいです。



公演がなくなる、ということは、仕事がなくなるということ。当時いてくれたVARIT.スタッフは、今では誰もいなくなりました。それでも藤岡は「このコロナ禍中は、絶対に私だけは辞めない」と決めていたそうです。

南出はその間、逆に楽しんでしまっていたのかも知れません、コロナ禍、というものを。コロナ禍を逆境と言っていいのでしょうか。公演はなくなるわ、スタッフは辞めていくわ、お金も無くなっていくわ、で、何一つ良いことなんてなかったとは思いますが、だからこそ「どうすればいい?」。

考えて、行動して、結果を出して、次にいく。これとこれがつながって、新しいこと、できた。結果が出ないこと、何も生まれなかったこと、悔しかったこと、そんなものは想像よりもたくさんあって、それでも「どうやって生きる?」を新しいスタッフたちのために、一生懸命やっているつもりでした。

あぁ。けど、それは僕のゲームだっただけなんだな、と。

申し訳なかった。それしか、今は、ない。

VARIT.という僕らの1番大切な根っこを、まさか任せきりにしていたつもりはこれっぽっちもないのですが、売上のマズさを1人抱えてしまっていたのだろうか…と考えると、「引退」を受け入れざるを得ないというか。ちょっとゆっくり、休んで欲しい、という気持ちです。

正直に言いますと、VARIT.の売上はなかなか厳しくて、外現場などの仕事ができるようになり、そちらの割合が大きくなっていることが正解とは言えない気がしています。ライブハウスの赤字を外現場の黒字でなんとか埋めているものの…。

東京に続き、大阪のライブハウスシーンが勢いを取り戻している様子を見ていると、神戸もあと少しの辛抱かも…と淡い期待を持ちつつ、藤岡にも「もうちょっと粘ったら、売上、戻ると思うんやけど…」なんて話してみたんですけどね、1人で事務所で泣いてる姿を見てしまうと、辛い仕事をさせてしまった、と思うばかりです。

それでもVARIT.を閉じることはできません。新しいスタッフのみんなにとっても根っこのライブハウスであることに変わりはありません。

コロナ禍直前の2020年1月にTHE TOMBOYSの現場マネージャーとして入ってきてくれたものの、その後の色々があり、今ではVARIT.の制作を担当している小林奏音(24)。神戸大学経営学部4回生の4月、連絡をくれ、就活やめてアームテックで働きたい(ん?それは就活ではないのか?笑)、と門を叩き、9月からインターン生(!?)として半年間VARIT.の仕事ができるように勉強し、今年4月から新入社員としてやってきてくれた原光也斗(23)。VARIT.チームの社員は、この若い2人だけになってしまいます。あとはアルバイトの20歳前後の子たち、10人ほど。

7月と8月の丸々2ヶ月を使って、藤岡から小林・原にお店のことを全て伝授してもらうことになりました。そして9月から南出が店長職に戻り、2人を副店長として、VARIT.をしっかり立て直そうと考えています。

副店長2人のためにも正社員を見据えたレギュラーアルバイトを2名、採用に向け、人探しをしよう。それが今、VARIT.にとって南出がすべき1番大事な仕事だと思います。

20歳〜24歳の若いチームで、VARIT.をワイワイと自分達のお店として動かしていく。そんな未来を想像すると…悪くないかも?と思えるから。

8月末で藤岡は店長を引退します。その後は藤岡担当のイベントはもちろん担当してもらいながら、9月10月はゆっくりと過ごして欲しいな、と思います。若い2人に頼られても「知らん!でええで。」と藤岡と一緒に笑っています。

「本来ならば皆様に直接ご挨拶に行かなければならないところ、メールにて失礼します」という連絡が、退社日に来る。こういうの、嫌やんなぁ、と藤岡と話しています。そういうところ、妙に気が合うのがまた変な感じですが、退社情報解禁日とか、そういうの、設けるつもりはありません!

ですので、4ヶ月ほどの時間をかけて、若い小林・原にはもちろん、VARIT.チームの若手スタッフたちに、藤岡の人脈の全てを引き継いでもらいます。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

VARIT.始まって以来の大ピンチ!だと思います。いや、冗談抜きに。

でも、小林も原も、これをきっかけにしっかりしてくれると嬉しいし、20歳〜24歳くらいの人たちが「ライブハウス神戸VARIT.で、自分も面白いことができるかも知れない…!」そんなふうに考えてくれたら、もっと嬉しいです。

8月末まで、若い人たちとたくさん喋りたいと思っています。

A:デスク業務担当責任者候補
B:ホール業務担当責任者候補
C : 照明舞台担当候補
D:イベント制作担当候補
E:オールナイトイベント担当候補
F:何をやりたいか、まだわからないけど、VARIT.で働くことで希望が持てそうだ、と思う人

minamide@armtechpublishers.com へメール、あるいは南出の個人TwitterアカウントへのDMで、A〜Fを明記の上、お気軽にご連絡ください。

8月末まで色々な人たちと話して、VARIT.での仕事を体験してもらう。そして「ライブハウスを中心とした音楽業界でやっていきたい!」と強く思ってくれるような2024年4月からの正社員候補の方々と出会ってみたいな、と思います。

2023年9月からの半年を掛けてVARIT.で「仕事」ができるよう、楽しく働きたいですね!

新生VARIT.を、一緒につくっていこう!

藤岡店長と呼べる日数は限られてしまいましたが、彼女がVARIT.に捧げてくれた彼女の人生は、しっかりと神戸の人たちに伝わっていることを感じています。店長を望んだか、望まなかったかに関わらず、多くの人が藤岡店長を慕ってくれている、と南出は感じています。

まずは8月末まで、店長として2人の副店長を育て上げてくれたら…。よろしくお願いします!

追伸:BEATCAMPや他にもたくさんのVARIT.以外の仕事のこと、1つだって諦めるつもりはございません!全部やるんで、どうぞよろしくお願いします!

追追伸:TOP画像。そんなに〜て感じ。笑 HELPの文字で選んじゃいました。


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