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クオリティ・ファースト


高い品質を確保するために

私たちはインドネシアでコーヒー生豆を多くの農家さんと協力しながら生産していますが、コーヒーは農作物ですから、その年の気候、木の状態など色々な要素が品質に影響します。
自然相手の作業はやはり難しいです。
でも、自分たちのコーヒー生豆は高い品質を保っていきたい。
そのために、VARIONでは農園から輸出まで色々なスタッフによるクオリティコントロールが行われています。

アグロノミスト・フィールドマネージャー

コーヒーチェリーは各農園で栽培され、収穫したものがVCP(VARION COFFEE PULPING POINT)に集められ、精製されます。
VCPはインドネシアに50箇所ありますが(ただいま拡大中!)、それぞれのVCPにはアグロノミストとフィールドマネージャーが常駐しています。
彼らの役割は地域コミュニケーターとして農家に肥料や苗を支援したり、栽培のアドバイスをしたりすることです。
島ごとに気候や栽培環境が異なりますので、その土地にに合った指導をしています。

今までバイヤーに買い叩かれたり、相場によって価格が上下する中で栽培してきた農家さんは、栽培に情熱が持てない人もいるそう。そんな人達が誇りを持って栽培できるように心情的なサポートをするのも役割の一つです。
インドネシアは多民族国家で地域によって価値観や習慣が違いますから、それを理解して支援するのが大切だそうです。

VCPのアグロノミスト アダムさん
収穫したコーヒーチェリーをチェック

エリアマネージャー

VCPで精製されたコーヒーチェリー(まだ殻付き)は、VCH(VARION COFFEE HULLING POINT)に集められます。
そこで、最終的な乾燥作業をしたり、パーチメントという硬い殻を割って生豆を取り出す作業(ハリング)をしています。
VCHにはエリアマネージャーがいてVCPを統括しており、多種多様な豆の最終的な加工をコントロールしています。

まだ薄茶色の殻に入っている生豆
これをハリングマシーンで割ると生豆が出てきます
ハリングマシーン

グレーディング・選別・Qグレーダー

コーヒー生豆はVCHから出荷までのハブであるEVC(EXPORT HUB VARION COFFEE)に運び込まれます。
インドネシア国内に、EVCは7箇所あり、8箇所目を準備中です。
EVCでは、グレーディング、比重・色選別、石の除去、ハンドピックなどを行い、出荷の準備が進められます。

西ジャワにあるEVC
大きさで選別
石の除去をしています
ハンドピック

EVCにはQグレーダーが常駐しています。
Qグレーダーとは、コーヒーの品質を評価する技術の国際資格です。
Qグレーダーが集められた豆の品質を確認し、「カップノート」と言われる味の表現をしたり、「カッピングスコア」という豆の品質を点数で表したりします。

テストロースターで焙煎をしてチェック
Qグレーダーのクオリティチェック

VARIONのQグレーダーの中にはインドネシア国内のバリスタチャンピオンもいて、日々クオリティチェックをしています。

インドネシアの美味しいコーヒーを世界中に

農場から輸出まで一括して取り組んでいる私たちのような会社は、インドネシアでは珍しいです。(もしかしたら世界中でも多くないかも。)
農家さんも、精製や流通に関わる人も、焙煎士やバリスタも、そしてそのコーヒーを飲んでくれる人たちも、コーヒーに関わる全ての人たちが幸せになる取り組みを目指しています。
そして、インドネシアの美味しいコーヒーを、もっともっと世界中に広めていきたい。
そのためにも「クオリティ・ファースト」のこだわりを続けていきます。

よかったら、HPものぞいてみてくださいね〜。
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