ラクトフェリンを含む「ナチュラルチーズ」の話
こんにちは。
子宮内の菌環境を調べる「子宮内フローラ検査」を提供するVarinos(バリノス)の広報です。
先日VarinosのHPで公開した「ラクトフェリンが含まれる食品は何?効率的な摂取方法も紹介」という記事の反響がとても大きく、特に「ナチュラルチーズでラクトフェリンが摂れるのか?」に興味を持ってくださった方が多かったようですので、noteでも少し触れさせていただければと思います!
子宮内フローラとラクトフェリンの関係とは?
子宮内の菌環境(=子宮内フローラ)は、妊娠率や出産率にも影響することがわかってきています。(下図)
子宮内フローラ検査で子宮内の菌環境が良くないとわかった場合、検査結果に応じた治療が医師により行われます。
その際に、医師から勧められることが多いのが「ラクトフェリン」のサプリメントです。
ラクトフェリンとはどのような栄養素?
ラクトフェリンは、鉄結合性糖タンパク質で、母乳(特に初乳)に多く含まれる栄養素です。
悪玉菌は増殖する際に鉄を必要とするのですが、ラクトフェリンは鉄と結合するため、結果的に悪玉菌に鉄を与えず、善玉菌が増殖しやすい環境を作るのに力を貸してくれるのです。
詳細は下記記事でご紹介しています。
▶ラクトフェリンとはどのような栄養素?各方面から注目される理由とは
こういったことから、子宮内フローラを語るときにラクトフェリンは外せない存在になっています。
しかし、このラクトフェリン。熱や胃液に弱いという性質があります。
そのため、食べ物から十分な量を摂取するのが難しいのです。
ラクトフェリンが摂取できる食べ物(食品)とは?
ラクトフェリンを少量ながらも摂取できるのが
・生乳
・ナチュラルチーズ
・ラクトフェリン入りヨーグルト
です。
それぞれ、どのくらい食べれば何mg摂取できるのかは、下記記事でご紹介しています。
ナチュラルチーズって何??
ナチュラルチーズという言葉は知っているけど、なんだっけ…?と思われる方もいらっしゃると思います。
チーズは、製法により「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の2つに大別されます。
そして、身近なナチュラルチーズとしては
・モッツァレラチーズ(フレッシュチーズ)
・カマンベールチーズ(白カビチーズ)
・ゴルゴンゾーラ(青カビチーズ)
・ゴーダチーズ、チェダーチーズ(セミハードチーズ)
などが挙げられます。
ナチュラルチーズを選ぶ際のポイント!
例えば、「カマンベール」はスーパーなどでも購入できる身近なチーズですが、「カマンベール」と書いてあれば、全部ナチュラルチーズかというとそうではありません。
カマンベール入りのプロセスチーズというものもあります。
商品の裏などに「種類別」という表記があります。そこに「ナチュラルチーズ」と記載されているものがナチュラルチーズになります。
少しでも食品からラクトフェリンを摂取したいという方は、参考にしてみてください。
なお、子宮内フローラのことを考えた場合、腸溶性コーティングが施されたラクトフェリンサプリメントを活用するのが良いと言われています。
その理由は下記の記事でご覧ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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