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宅建士が4,000円の家賃値上を防いだやりとり公開!

どうも、宅建士サラリーマンです。
今のマンションに住んでもうすぐ2年。そろそろ更新の時期と思っていたらこんな通知が届きました。

家賃改定(値上)の通知です。
理由はいろいろ書いてありますが、
・公共料金をはじめとする物価の高騰
・固定資産税などの税金上昇
・建物維持管理費の増加
により相場賃料が上がっているということが理由のようです。

そんなこと言われても月4,000円も上げられたらこっちは困ります。給料が上がっていないのに、出ていくものだけ上がるなんて辛い…

そもそも、相場賃料が上がっているからうちの家賃も上げるってなんなんだと。本当に周辺家賃は上がってるのか?

納得がいかない!

ということで、断固拒否することにしました。

管理会社と2ヶ月にわたる交渉の末、結論、現状維持で更新手続きを進めるという回答を頂けたので、宅建士の立場で考える交渉術、実際のメールでのやり取りを公開します!

↓結局は賃料据置きを勝ち取りました!!


交渉のポイント

1.借地借家法で基本的には借主優位
2.こっちもちゃんと理論立てる
3.面倒臭いと思わせる
4.妥協ラインを決める

この4つかなと思います。

1.借地借家法では、基本的に借主が優位です。家賃上げは双方の合意がなければできず、更新時までに契約書を締結しなかったとしても、今まだ通りの家賃を支払い続けていれば問題ないです。

2.管理会社は根拠の無い理由で家賃上げを要求してきていますので、こっちはちゃんと理論立てて納得できない理由を伝えましょう。

3.管理会社はマンションのオーナーに指示されて通知を送ってきているので、実際そこまで本気ではないこともあります。管理会社の担当者も仕事増やしたくはないでしょうから、何を言われても納得しない面倒臭い借主を演じましょう。やる気を喪失させればこっちの勝ちです。

4.妥協ラインを決めておきましょう。今回は4,000円の値上げで納得いきませんでしたが、1,000円ぐらいなら最悪仕方ないかなとは思っていました。私は最終的に値上げなしを勝ち取りましたが、決着つかないのも気持ち悪いので妥協ラインで決着させることも選択肢に入れておいてください。

実際の管理会社とのメールと電話のやりとり、交渉の流れは有料公開です。

「Varieties&Co.」「バラエティーズコー」


賃料改定理由について実際の問合せメール

まず、向こうが言う賃料改定理由として
・公共料金をはじめとする物価の高騰
・固定資産税などの税金上昇
・建物維持管理費の増加
を挙げていたので、これがどうして家賃に影響するのかをメールで問い合わせました。

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