春がくる。死の匂い。
父は2月に死んだらしい。
四半世紀くらい前。
ロクデモナイオトコダッタ。
戸籍上は他人だから詳しい死に様は知らない。
姉は3月。彼女が39歳のとき。
双極性障害を長く患っていた。
葬儀の日は桜が満開だった。
母は4月。享年70歳。
パーキンソン病を患っていたけど、直接の死因は院内感染。
これまた葬儀の日は桜が満開。
2002年、私の腹の中にただ一度芽生えた命が生きることをやめてしまったのが4月。
掻爬術は5月。
(妊娠が嬉しくて嬉しくてマタニティドレスを3着も買った。きっとまた着る日がくるよと思ったけど、体外受精やらやっても二度とその日はこなかった)
自身の胸にしこりを見つけたのは2012年の2月。
乳がんだと確定したのが4月。手術は5月。
なんで春にばかり変なことが集中したかなぁ…と、この季節になると毎年思う。
死を忌み嫌う気持ちはあまりない。むしろがんに罹ってからは仲良くなったかな。
でもそれでも、今日みたいな強い風が吹く日は、あぁ春め、今年も来やがったなと思ってしまうのでございます………
オチはありません(´ω`)
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