読書感想
「エッセンシャル思考」著:グレッグ・マキューン かんき出版
という本を、大学在学中の2016年に、友人にもらって初めて読みました。そして社会人である2022年1月の今日、2回目を読み終えて、当時と今の感想の比較をしてみました。6年が経過した今、当時と比較すると、同じ感想を持っている部分もあれば、違いもあったりして面白かったです。
1回目(2016年)
「絶対にイエスだと言い切れないなら、それはすなわちノーである」P140
「失敗を認め、成功に向かう」P187
「自分が見積もった時間を、常に1,5倍に増やして締切を設定する」p229
「大きな進歩を望むなら、日々何度も繰り返す小さな行動にこそ着目すべきです。小さな改善を地道に繰り返すことが、大きな変化に繋がるのです。P248」
・・・等、自分を変えるヒントになり得る言葉が沢山あった。
より多くの選択肢を考え、本当に大切な本質的なことを吟味し、精選すること。全部をやろうとしない。我武者羅に取り組むのではなく優先順位を考え、目的を明確にして確実に取り組む方が効率も良いし成果も上がるということがわかった。
あとはこれらの思考を日々の生活で試したい。小さなことからコツコツと。
そしてまた必ず読み返さなければ意味がないと感じる内容だった。
2回目(2022年)
数年振りに読んだ。読む中で内容を思い出すだけでなく、新鮮な感覚で読めたし、また多くの発見があった。
色々な経験をしてから読むと、やはりまた捉え方がかわるし、注目するポイントも変わる。 友人や職場の人のことを思い返しながら読むことでより具体的にイメージできた。
よりシンプルにより少なく。
思考法のハウツー本というより、「生き方」が書いている。内容が全て「本質を選びシンプルに」というテーマに即した内容であることで読みやすく、また具体例があることにより理解が深まったと感じる。
今回読んでいて特に刺さった内容は、
「目的を考える。90点ルールで、完璧でなく終わらせることを意識すること。」「失敗は認めることではじめて過去になり、前進できること。」
情報や選択肢が多い、今の時代こそ、自分の大切なものや目標といった軸をしっかり持ち、その他の事について悩む労力や努力を一切使わないという決意。
その目標を決めるためにも選択肢を精査し、目的を考え抜くこと。
そして毎日小さな努力を積み重ねる、少しづつでもいいから前進すること。
今流行のミニマリストの思考と同じかな。
・・・こんな具合です。
2016年は大きなテーマや内容の要約を書いた上で、自分なりに大切だと感じたことをピックアップしている。
一方で2022年は、実体験をもとに考えながら読んで、内容を自分の考えとして理解し日常生活に落とし込もうとしている感じ伝わります。
個人的には、昔の方はなんだか形式ばっていて、今の方が素直に感じたことを自分の言葉で、自然にかけている気がしますね。
でも、現在の自分の感想なので、現在の感想をひいきしている気もする。今の自分の感想だから、どうしても、現在の自分よりの感想になることは確かですよね。笑
過去と現在で同じ本の感想を比較してみたら、解釈の仕方は多少変化している点もありましたが、重要だと感じた点はほとんど変わっていませんでした。このことから、人の根本部分は、6年という歳月くらいではそう簡単には変わらないのかもしれないと感じました。笑
でも、過去と今の自分の感想の比較から昔の自分と対話できたような気がします。
いずれも拙い文章ではありますが、客観的にみたらどちらの方が読んでみたいと思える感想なのでしょうかね・・・。
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