〜マンション購入記〜一次取得編⑤:中古物件の相場と消えゆく候補物件
前回は物件を実際に内覧し、有力候補を絞ったところまで書きました。
チラシの物件も確認、リストアップ
実際に見学した4件のうち、絞り込んだ2件(中古戸建てとマンション)に加え、担当者からもらったチラシからも候補物件がないかを確認します。
下記の項目をリストアップして比較検討していました。
最寄り駅からの所要時間
築年数
広さ
価格
当然、諸条件が全て良いものは高いのは当たり前ですが、専有面積が広いから高いという部屋もあるため、物件の専有面積あたりの価格を算出して比較をしていました。
当時は㎡単価で比較していましたが、不動産業界では1坪あたりの価格(坪単価)を用いて比較することが多いです。
物件価格は誰が決める?
比較をしていると、素人目にも各物件の価格設定にバラツキがあることがわかってきました。
ここで私は2つの疑問が湧きました。
物件価格は誰が決めているのか
当時、中古でも不動産の価格は不動産仲介業者が決めていると思っていました。イメージでいうと中古車販売などの査定です。
しかし、実際は物件の販売価格を決めているのは売りに出す人です。
(業者が買い取って再販する場合は別で、この場合は販売元が個人所有者の一般販売を指します)
不動産仲介業者は査定はしますが、実際にいくらで出すかの意思決定は売り主です。中古車販売などよりはメルカリなどに近いことがわかりました。いくらなら高い or 安いのか(適正価格)
売り手側が自由に価格設定をできるとなると、売りに出されている物件価格の妥当性(適正価格)が気になるようになりました。
調べていくうちに、中古マンションは時価に近い「相場」を基準に価格が設定されていることを知りました。
物件価格を構成する要素はいくつかありますが、概ね下記の観点で相場が構成されていることが多いです。
過去の成約事例
近隣エリアの不動産の市況
同時期に販売されている競合物件の有無
相場を調べるには
相場が存在する以上、できれば適正価格以下で購入したいと思い、物件の相場を調べられるサイトを調べ回りました。
相場が判るサイトはネットにいくつかありましたが、サイトごとに出てくる価格もマチマチで評価が正しそうなサイトを見つけるのに苦労しました。
その中で、下記の2サイトは物件ごとに過去の成約事例や相場を見ることができることと、コラムなどの不動産取り引きの知識を深める記事が多数掲載されていて参考になりました。
消えゆく候補物件
不動産取り引きが過熱している状況にあることを知らなかった私は、上記のような調査を内覧後にするという超のんびりペースで家探しをしていました。
その結果、週明け早々に仲介担当者からの非情な連絡で現実を思い知ることになります。
M井I氏「週末に内覧いただいた戸建て(有力候補にしていた方)ですが、申し込みが入ってしまいました」
M井I氏「他、◯◯と◯◯も申し込みが入りました。立て続けのご連絡となりまして申し訳ありません」
有力候補としていた戸建てと、リストアップしてもらった物件から数件が内覧した週末の間に申し込みが入ってしまいました。
賃貸物件ならともかく、持ち家がこんなにも瞬く間に申し込みが入っていくことに驚きました。
内覧した週の翌週にして、残された候補は内覧して継続検討とした中古マンション1件と、チラシで貰った物件から明らかに割高なものを除外した数件となってしまいました。
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