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山口さんの自炊サークルで、日本−カナダの越境オンライン料理レッスンレポート+カナダ風エッグベネディクト、3分間ローカロリー・ホランディーズソース添え

>うーん、こんなにお安い会費で、良いのであろうか?

今をときめく自炊料理研究家の山口さんの自炊サークル

8月で終わりと聞いたので、今月だけ333円なりで入会させていただきました。理由は、
>他の料理家さんが、NOTEのサークル機能をどう使っているか、拝見したかったから

予想通り、試行錯誤でトライしてらして、とても参考になりました。ありがとうございました。元は十分取れたわ。と思っていたところ、最後にメンバー向けに、オンライン料理クラスをZoomでやっていただけるとのこと。新しもん好き、好奇心強い私は、
>はい!参加します!
と、真っ先に手をあげました。

そしたらなんと、他の参加者がいない!?おーい、みなさん、もったいないよ?せっかく山口さんが、多分最後のお礼に特別に企画してくれたんだよ?私なんか、お礼されるほど参加してない1ヶ月だけのサークル会員、見物客だよ?

と思いつつ、他の参加者待ちしていたのですが、日本人はシャイだから、遠慮するから、ね。山口さんはひとりでもやってくださるとのこと。で、本日実現いたしました。ありがとうございます。

でもさ、本当は私ひとりのためだけに、山口さんのお時間取らせるのは、申し訳ないよね。会費たった333円で、マンツーマンのオンライン料理レッスンなんて、自分も教えている身としては、ちょっと寂しい申し訳ない気持ち。というわけで、

よろしかったら、私もひとつカナダ料理の簡単版レシピ、お教えしましょうか?

と、他の参加者がいなかった時、時間が余ったら、という条件で、山口さんにオファーさせていただきました。で、やはり個人レッスンになってしまったので、

山口さんの
1、茄子の生姜焼き
2、ベイクドポテト、に加えて、
私の持ち寄り企画レシピ、
3、カナディアアン・エッグベネディクト、
3分間ローカロリー・ホランディーズソース
を、日本とカナダをZOOMで結びながら、協働させていただきました。できたのがこれ。

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おっと、自分のエッグベネディクトの、流れ出す黄身と黄色のホランディーズソースにFocusしてて、ごめんなさい。主役は山口さんの、茄子とポテトのほう。

でも色が茶色っぽい玄米菜食的な健康メニューだな、と思ったので、私の方はカナダらしく🇨🇦、
サーモンの赤(サーモンいれるとカナダ風になる)
卵の白と黄色
ホランディーズソースと黄色
レタスとディルのグリーン
と、色をカラフルにしてみました。和、ドイツ、カナディアンと、多国籍料理のブランチプレートが完成です。

ついでに、その直前まで撮影用に作ってた、インスタ映えする


エアールームトマトと有機ハーブブーケ・サラダ、柚子ドレッシングソースとブルーベリー添え も食べて、片付けよう。

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お花はエディブルフラワーでみな食べられるもの。共同ガーデン有機畑から摘みたてです。白い小さな花はコリアンダー(香菜)の花だから、香りが好きな私にはたまりません。ミントと柚子、ディルの香りも、トマトの味を殺さないように極々少量。紫のブルーベリーとビオレみたいな紫のエディブルフラワーを指し色にして、引き締める。

って、派手な盛り付けにすると、皿の上に絵を描いているようなものですね。本当に美味しいトマトだから、なにもかけずに切って食べるか、せいぜい上等のお塩かオリーブオイルで、十分なんだけどね。料理はワクワクする見た目も大事だから、たまには凝ってみるお絵描きの時間。今はインスタとかPinterestがあるから、世界中の人のクリエィティブな盛り付けが見られて、参考になるわ〜。

おっと、自炊サークルに戻ると、山口さんの2品、こっちの食材で作るとちょっと味が変わって面白かった。自炊初心者向けに教える工夫もあって、さすがです。

私のエッグ・ベネディクトと3分間ホランディーズソースのレシピ開発(思いつき)秘話

エッグ・ベネディクトは卵をポーチトエッグにするんだけど、山口さんは以前失敗したことがあって、トラウマになっていらっしゃったよう。でもね、そういうときこそ、誰かと一緒に作って貰えば、トラウマ克服できますからね。絶対失敗しない、穴あきおたまという秘策も授けて、いざ!やってみよう!はい、大成功!

あとは、エッグベネディクトは、ホランディーズソースという、オランダ風のソース、濃厚な黄色のどろりとしたのがポイント。これが作れないとみなさん思い込んでいるから、ホテルや高級レストランの朝食で、エッグベネディクト2000円なり、とか暴利がまかり通っているんですよ。

だから、シェフの私は考えた。じゃあ、家庭でお気楽に作れる方法ないかしら?しかもできればすんごい高カロリーのこのソースを、健康的にして。で、ひらめいたのは、

>チンした溶かしバターに、市販のマヨネーズを少しずつまぜて、どろり状のソースにしていくこと

実はホランディーズソースって、マヨネーズと同じ。
卵の黄身を、オイルで乳化したのがマヨネーズ
だが、なんと
卵の黄身を、溶かしバターで乳化したのがホランディーズソース

なんですよ。つまり溶かしバターで作ったマヨネーズね。だから死ぬほどカロリーが高い。マヨネーズの数倍。だからこそ、人間の脳が、これは美味い!と麻薬のように美味に感じるわけ。だからこそ、基本ウルトラデブの多いカナダ人北米人たちが、朝からこの高カロリーのソースをかけて、卵を2個も食べるわけ。

エッグベネディクトは、通称ベニーちゃんというニックネームまである、カナダ人が大好き、一番人気の、休日の朝食メニューなんです。

ベジタリアンはバターと卵はOKだから、エッグベネディクト好きなひとが多い。だけど、ビーガン はだめだから、これに代わるビーガンメニューとして最近人気なのが、
>アボカドトースト

焼いたトーストに、アボカドのっけて塩胡椒やドレッシングかけただけ
つまりアボカドの脂肪を、卵とソースのコクに見立てているわけ。

でも私に言わせれば、ホランディーズをビーガン化するのも、実は簡単
>ビーガンマヨネーズというのが市販されてるから、それを温めた植物オイルで少しずつ溶かせばいい。色が黄色のほうがホランディーズソースっぽいから、ターメリックをちょっとだけ混ぜたら、はい、黄色く濃厚そうに見えるはず

というわけで、実は1週間前に思いついて、昨日試作してみたなんちゃってホランディーズソースとエッグ・ベネディクト、無事成功してレシピとなりました。ご興味ある方は、山口さんにもレシピ差し上げたので、そちらでちゃんと改良や数字いりのレシピにしてくださるかもしれません。私は個人レッスンのみなので、ご縁があれば、オンラインでお会いいたしましょう。

では、ありがとうございました。今日も楽しい1日でした。

追記 ホランディーズソース vs オランディーズソース、オランデーズソース

また、Hを発音するかしないか、の単語でてきました。いまググってみたら、日本ではオランデーズと、H発音しない仏語読み?が多いみたい。オランダ風のといういみで、オランデーズと国名と合わせたかな。

でも私はNYの学校で習ったソースだから、ホランディーズとHを発音する英語呼びだったみたいです。どっちもありのようなので、ここではホランディーズとしておきます。

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