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英語を勉強して気がついた日本語の難しさ(初心者目線)

私はマルタに来て英語の勉強をしている。そこでは、英語と日本語、ときにはそれ以外の言語と日本語を比較して違いに驚いたり、困惑させられたりする。今日はそんな日頃のやり取りの中で気がついた日本語のこんなところが難しいというポイントを英語学習初心者目線で語っていきます。故に、言語研究や元々詳しいわけではありません。ご了承ください。


4種類の文字

マルタで他言語ネイティブの学生にたびたび聞かれては説明していたので、ここでも同じように説明をします。

東京 とうきょう トウキョウ TOKYO

すべて同じ意味、地名である”東京”を指しているので読み方は同じ”トウキョウ”。しかし、文字は4種類ある。主に漢字を使うが、全ての漢字を日本人全員が書けるわけではない。なので、日本語を話すのはそこまで難しくないと思うけど、読むことと書くことは難しいと思う。漢字は簡単なものなら6歳(小学校1年生)から習うけど、基本はひらがなと、カタカナから学び、それらはABCと同じようなもの。

という説明をしていました。間違ってないよね・・・?いろんな言語が世の中に存在していますが、英語・スペイン語・フランス語などを話す人は当然難しいと感じると思います。


単語ごとに区切られていない文章

すもももももももものうち

有名な早口言葉だが、これを初見で読める人は少ないだろう。しかし、英語は単語同士の間にスペースが入るので単語を調べる時にも困らない。また、句読点もあるが単語を区切るために用いられている訳ではない。故に漢字等を用いて文章を組み立てないと日本人でも読むのが難しくなってしまうのだ。

スモモも桃も、桃のうち

ほら、読みやすくなった。


漢字の種類が多すぎる

大人気(だいにんき)
大人気ない(おとなげない)

”ない”をつけただけで、同じ漢字なのに意味が変わった。また、”ない”を追加したことによって大人気の反対の意味になると思ったら、そうではない。こういう送り仮名の使い方に気を付けるべき言葉(細い・細かい)、同じ字面なのに読み方が数種類ある言葉(一時・生物)がたくさんある。


主語がない・省く

英語の長文読解問題を解いていて、Sheが誰なのか、Thisがなにを指しているのか混乱する事があった。しかし、よく考えたら日本語には主語がないことが多いと思った。特に話し言葉では多い。

「どこいくの?」
「スーパーで田中さんに会った」

どちらも日常であり得そうな会話だが、主語がないので誰が何をやるのかが明確ではない。お互いが共有している情報をもとに話す場合ならば良いが、私はこの”主語を省く”の癖が英語を話すときにも出て、命令したくないのに命令形になっている事がある・・・。良くない。


結局何が言いたいかっていうと

私は英語という他言語と向き合う中で、自分の国の言語とも向き合わざるを得なくなった。確かに、簡単ではない言語だなと思った。

ただ、今回言いたいのは「そんな難しい日本語話せる私たちすごい!」っている事じゃなくて、こんなにも英語と日本語には言葉の組み立て方に違いがあるって事。だから、なかなか文法や単語の綴りが頭に入らなくて当然のこと。日本語と韓国語は似ているとも言われたりするけど、似てても同じではない。難しいのだ。

だから、どんな言語学習も同じ。一歩ずつ、少しずつ勉強して身につけるまでだ。

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