Record of child care

来月から、長女が小学生になる。よく言われることだが、本当に子供の成長はあっという間だった。まだまだ子育ては続くが、保育園卒業のタイミングはひとつ大きな区切りであると思う。保育園までは親や先生が必ず一緒にいなければ危なくてしかたなかったが、小学生からは親や先生がいない状態での単独行動ができるようになる。いままでのような常時ケアから少しずつ独り立ちできるようにする必要がある。親も一息ついて振り返る時期かと。とにかく、これからも無事に成長してくれることを願う。

私は子育てを始める時、将来子供たちに無形のギフトとして与えられるものを2種類記録するようにした。これから子育てを始める方への参考になるかもしれないので、ご紹介。

①言葉の記録:

某玩具メーカーの役員の方に子供が生まれたことを報告したとき、子供の言葉を記録すると振り返った時に成長が感じられるとアドバイスをいただいたので実践してみた。やっていてよかった、とつくづく思う。皆、子供が生まれると、写真や動画はたくさん撮ると思うが、言葉を記録する人は少ないのでは?

私は、1)言い間違い、2)口癖、3)発想が面白かった発言 の3種類に分けて、iPhoneのメモに記録していた。例えば長女の1)の言い間違いメモには、へピポクター(ヘリコプター)かんかんしゃ(観覧車)うそねき(嘘泣き)など、次女は、ごかん(ご飯)ばれる(食べる)およくきて(お洋服着て)かーぐーま(肩車)おねえちゃん、ぱっぱかぱーんで寝てる(おねえちゃん、すっぽんぽんで寝てる)あやまおり(仲直りと謝るの合体言葉?)など、微妙に間違っている言葉たちが記録されている。姉妹で当然間違えるポイントが異なり、性格の違いも感じられて興味深い。3)の発想が面白かった発言メモには、(娘に話しかけられたときにちょっと待ってといったら)「忘れちゃうから、今しゃべりたかったの!」と怒られたことなどが残されていた。他人が見てもなんの感情も浮かばないと思うが、親が見ると、その当時の娘たちのつたない口ぶりや表情が強く思い出されて、なんともほっこりする。もちろん、親としては平均的な量の写真や動画は撮ってきているが、これらの言葉は、動画にも残らずこのメモにのみ記録されている。子供のすべての貴重な時間を記録するには、写真や動画だけでは不完全なのだと思う。子供の言葉が自分の短期記憶に残っているうちに、急いで書き留めていてよかった。

できることなら、このTEDトークの親のような記録を取りたいくらい、子供たちの言葉は飽きないしまた見返したいと思っている。

②誕生日の記録

娘の誕生日が来ると毎回、誕生日ケーキを食べたあとにMacのPhoto Boothを立ち上げ、家族全員で動画を撮影している。プレゼントをもらったりでとても毎回嬉しそうな表情で写っている。また毎回必ず将来の自分へのメッセージを話してもらっている。いつかまとめて見返す時、過去の自分に話しかけられているような経験ができると面白いかなと思って。また気の利いた質問が思いついたら、7歳の誕生日から追加してみるつもり。

動画自体はあまり長くならないように心がけているが、だいたい4〜5分は話しちゃっている。誕生日は、毎年とても幸せな時間が過ごせるので、定点観測するタイミングとしてはとてもいいと思う。

改めて見返すと、1年ごとに顔の表情や言葉遣いが全然異なっていて成長を強く感じられる。本当は下記の動画のようなものを撮りたいとも思ったけど、1年に1回でも十分面白いですよ。娘が大人になる頃タイムラプス動画作ってあげようかな。

毎日慌ただしく過ぎる子育ても、ときどき立ち止まって振り返ることが重要だ。振り返ると、様々な幸せな記憶が、我が家に積み重なっていることに気がついた。毎朝、保育園に連れて行くのは修羅場だが、めげずに子育てがんばろっと。



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