NFL観戦雑記―Conference Championchip編―

前回に引き続き、NFLネタを書こう。本日はカンファレンスチャンピオンシップ、スーパーボウル進出チームを決める、いわば「準決勝」だ。AFC/NFC各リーグ(カンファレンス)の優勝チームを決めるので、カンファレンスチャンピオンシップゲームと呼ばれる。対戦カードは以下の通り(ホームチームが左)。

AFC:カンザスシティ・チーフス(以下、KC)対シンシナティ・ベンガルズ(以下、CIN)戦
NFC:ロサンゼルス・ラムズ(以下LAR)対サンフランシスコ・49ers(以下SF)戦

当然、どちらも好カードだが、個人的にはKC対LARになると予想していた。KCは実力的に上回るだろう、そしてLARの場合はQBのマシュー・スタッフォードのNFL選手としての結果を観てきたこともあり、その個人的な思い入れの部分が強い。もし、経歴にご興味があれば、Wikiでもご覧いただきたい。納得いく部分があるだろう。

結果は1勝1敗。まさかKCが敗れるとは、予想だにしなかった。LARは負ける可能性がある(そもそも「予想」十いう名の「願望」なのだから)と思っていたが、最後の最後で勝利をつかんだ。

それぞれの試合で結果的に勝敗を大きく左右したプレーはあった。例えば、KCに取っては前半最後のプレー、SFに取っては第4クオーターでのインターセプト未遂。それぞれ決まっていたら、結果は逆だったかもしれない。特にKCは前半最後のプレーでタッチダウン(TD)を決めていたら、勝利していた可能性は高い。しかし、結果的に決められなかった。だが、それら2つのプレ―以前に、CIN/LARの両チーム共に守備が見事なまでに相手攻撃陣を封じた。CINは前半戦こそKCのパス攻撃を止められなかったが、後半はそのカギとなる2人(タイリーク・ヒルとトラヴィス・ケルシー)をほぼ完封したのが大きかった。LARはSFのカギとなるディーボ・サミュエルをここぞの場面で活躍させなかった。カギとなるプレーヤーを止められるといかに良い攻撃陣を持っていてもうまく機能しない。まさにそれが勝利の要因なのだろう。守備の重要性を改めて感じさせる2試合であった。

スーパーボウルは日本時間2月14日AMにLARの本拠地で行われる。進出チームとは無関係にシーズン前に開催地は決定している。それもあり、本拠地で開催できるのは珍しい(昨年タンパベイ・バッカニアーズがNFL史上初の本拠地でスーパーボウルを開催した)。LARが今年にかける並々ならぬ意気込みを最高の形で完結させるのか、それともCINの勢いが勝るのだろうか。2週間後にすべてがわかる。


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