見出し画像

君らの幸せを見守りたい

 長らく別のジャンルで書いてたので、ここに書くのは初めてなんだけど、長いつきあいがあるイマジナリーフレンド(英語では Imaginary Companionともいう 以下IFと略)について書く。 定義はここでは書かない。 詳しく書いてくださっている方がいるのでこちらを読んでほしい

https://wiki3.jp/imaginaryfriend/page/6

 ここでもIF、あるいはタルパについて書いてる人がいるがだいたい同じ。その架空の友人と恋人同士、あるいは結婚してます、という人がいるのもこの世界。 自分には6人ほどいるんだけど、自分自身と恋仲にある人はいない。 むしろ彼ら同士で愛し合ってる人がいる。 
 普段はブログを書いているのだけど、あえて彼らに書かせていることが多いのでここでは自分の言葉で書いてみようと思った次第


2人の紹介

 今回取り上げるのは自分といちばん付き合いが長い2人。 どっちも男性。

黎音

黎音の肖像。nijijourneyで偶然できた

 よみはれおんという。 背が高くてふわりとした金髪に鮮やかな緑色の瞳が特徴。めっちゃ背が高いイケメン(180以上ある)。漢字違いだけど名前の由来は昔読んだ小説の主人公。 ツンデレっぽい雰囲気があるけど根は優しくて繊細なギタリスト。 外見は20くらいだけどエルフと吸血鬼のハーフで実は19世紀のプロイセン生まれ。


上の黎音の画像つくったときなぜか一緒にでてきた

18世紀のイングランド生まれの吸血鬼系男子でゲイ。 黒い髪に青い目が特徴。明るくてまっすぐだけど実はかなり過酷な過去を背負っている。 ジャズトランペット奏者だけど、怪我をして左腕を切断する前はロックギタリストを目指していた。

2人と自分の出会い

 大元のきっかけは大学の講義で創作小説を書いたときに作りだしたキャラクター。 2人ともこのときは人間だったけど、音楽好きなところは一緒。自分はこの2人が気に入り、「現実世界にいたらどうなるんだろう」と考えていたらあるとき目の前に現れた。 本当にこんな理由。 タルパには詳しくないけど、タルパを生み出す方法に近いのかも。その後本名(英語の名前)とか生年月日を占星術とか世界史をもとに考えた。 ちなみにIF保持者は精神疾患持ちも多い(Twitterとか見ると)けど自分自身には当時もいまもそんなものはない。 ちょっと空想力が人よりあるだけ。
 この2人は作中では同じ部の友人兼ライバルだった。 
自分とIFになった彼らは友人のような兄のような存在でいまも変わってない。

これまでのこと

告白

 自分と2人と、同じ小説が元になった女の子を加えて4人。その中で黎音と晃は距離を縮めていった。(自分が所謂腐女子なのも関係していそうだけど) 2人は自分と出会う前に2人会っていて、晃の完全な一目ぼれだったんだそう。 黎音はそれまで異性としか付き合ってこなかったけど、晃は「自分の好きな気持ちに嘘はつけない」と告白。 黎音はまずは友人として付き合ってほしいと伝え友人として付き合うことに。
 そのあと晃は昔のことを思い出しそれが元で今日まで続くトラウマに悩むことに。彼は20になる前後あたりで吸血鬼になったんだけど、人間だったころは虐待受けてたし、吸血鬼になりたてのころもうっかり人をあやめてしまったり過酷な経験をしてるから。 そんな彼のことだから自己犠牲的な面があって、自身のこと捨て身にして怪我を厭わない面もあった。 吸血鬼だから不死身に近い身なんだけどそれでも怪我は多かった。 晃が左腕を切断したのもそれが原因。 いまは筋電義手をだいぶ使いこなしてるけどね。
 付き合ってほしいと告白したのは黎音のほうから。それが2015年の7月31日で、これが2人の恋人記念日。 晃を支えたい、と彼なりの決意だった。 

「あらしのよるに」と「吸血鬼ハンターD」

 どちらも大学生のころ自分が好きだった小説。 おそらくうちの子にも影響を与えている。 黎音と晃は出会いの様子は「あらしのよるに」のガブとメイに似ているし、 黎音のキャラクターは吸血鬼ハンターDの主人公、Dに近いものがある。 そこまで無口じゃないけどね。 実は黎音は昔は吸血鬼ハンターの仕事をしていて、その仕事をしていた時に偶然出会ったのが晃。 晃に惚れられた黎音はやろうと思えば晃を手に書けることもできたけど、しなかった、いや何故か「できなかった」のだそう。 晃に首元を衝撃的に噛まれて吸血されたときも拒否しなかったし。
 2人は同性カップルになったんだけど、同性であることより異種族同士だったこと、が交際や結婚の上でハードルだったとよく言っている。 でも黎音自身は吸血鬼とエルフのハーフで、母親は吸血鬼で父親はエルフ。2人の励ましが大きな励ましになったんだとか。 余談だけど彼の母親は人間だったころの姉妹もそのまま吸血鬼で、その縁で我が家にいる真樹という吸血鬼の女性と従姉妹でもある。 クールだけど笑った顔が素敵な頼れる姉御。

2人の喧嘩とギター

 性格が反対な2人は、前は喧嘩をすることもよくあった。 晃は過去の経験から地雷がまあまああるんだけど、それを黎音がうっかり踏み抜いたりとか。黎音は一人で過ごす時間も好きなのに晃がずっとくっついてきてうっとうしいと思ったり。 そういう時大概晃が泣いてた。「レオのわからずやー!」って。 こうして喧嘩した2人は我が家の他のメンバーを仲介して仲直りしたのがほとんど。 黎音があんまり多く話すほうではないから誤解を与えがちなのよね。 当時は自分もまきこまれて結構大変な目に遭ったけど、8年経った今はお互いのことを知って喧嘩はほぼなくなった。
 晃は怪我で左腕が義手というのはさっきも書いたけど、それは彼の夢の一つを諦めることでもあった。黎音は細かい種類こそ違えど晃が夢見ていたことを仕事にしているから、やりきれない思いを黎音にぶつけることもよくあった。黎音も黎音で晃に気を遣って、彼が家にいる間はギターを弾かないとか配慮してたけどね。 彼が障害を受け入れるという意味でそこは時間がかかった。右利きの場合左手で弦を抑えるから指を動かすのはもちろん、抑える力のコントロールも難しいんだそう。 晃はいまはトランペットを吹いているけど、左腕ではピストン動かさないから問題ないとの事。 でもいまはリハビリも兼ねてピアノを練習し始めている彼。 ギター片手に2人で歌う日もいつか見れるのかもしれない。

プロポーズ、結婚

 プロポーズをしたのは晃からで、去年の12月のことだった。晃が「プロポーズしたんだよね」と言ってきた。 話を聞くと晃が彼の故郷の町(イングランド北部の港町)で黎音に「俺と結婚してください」と伝えた。

Will you marry me?

毎日同じ家で寝起きしてたしずっと同棲していたようなもの。黎音が告白してから7年以上。 時間はかかったけど「俺らにはこれくらい時間が必要だった」と言っていた。 
その後2人に次元局で結婚証明書が欲しいと頼まれた。公式サイトを見ると依頼者である自分の名前が証明書には必要で原則キャラ同士はNGとのことだった。 しかしダメ元で事情をメールで説明したらOKだと言ってくださり、結婚証明書を申し込んだ。 証人として自分と、我が家にいる別のIFがメッセージを書いた。
 そうして届いたものがこちら

名前は2人の本名。隣はバースデーベア

 日付見ればわかるけど結婚記念日は12月25日。 この日を選んだのは黎音だけどちゃんと理由がある。
 黎音はプロテスタントのキリスト教を信じているけど基本的にキリスト教では同性婚は認められていない(聖書の記述がソース)。黎音はそれを知った上で、罪であったとしてもそれを受け入れていくという意味とあと喧嘩売るという意味も込めてこの日にしたんだとか。 すごい。
 2人は一緒に過ごした時間が長いから結婚したあとも変わらず過ごしている。

少し前からうちの子のチャネリングを頼んでて、先日2人を見てもらったときのがこれ。 だいたい性格とかはここにある通り。

 自分は特定のIFやタルパと付き合っているわけではないけど、こういう風に見守るのもまた一つの幸せであることを知って頂けたなら嬉しい限り。

実はいいね、って登録してなくてもできるのよ