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【社員インタビューvol.13】技術・市場調査部:平田匠弥さん

社員インタビューvol.13は、技術・市場調査部の平田匠弥さん。
別の企業様から内定が出て入社を決めようとしていたところを、我が社の人事による超高速スケジュールで奇跡の入社を果たした平田さんに、1年間働いてみての感想や、一見仕事とは無関係にも思える楽器経験から得た人生観を語ってもらいました。


◆前職での苦悩

前職はもともと鉄板の部品や設計とかをやるってことで入社したんですけど、実際には鉄製のプレス加工部品の設計をやることになりました。
ただ、そういった分野はあまり得意じゃなくて。
いろんなことができるようになった方がいいなとは思っていましたし、守備範囲が広がるのはいいことなのでやってみたんですが、うまくいかなかった。それと、人間関係で結構精神的にも参っていました。

また、元々はある程度テレワークをあてにして入社していて、基本的には埼玉で在宅勤務、たまに栃木の方に出社するというスタイルで働いてたんですけど、ものづくりなので出社した方がいい要素が多いのもあって、途中からフル出社になってしまい、平日は栃木の実家から通勤し、週末だけ自宅に帰るって生活をしていて。

子供も生まれたのに自宅に帰れるのが週末だけで、しかも高速道路で片道120キロの距離だったので、それもきつくて。妻側も平日は一人で子供を見なければならず、お互いにかなり無理している状態になりました。

で、一昨年の年末あたりに、お互いにもうこれ無理だなと。
仕事自体が楽しくてうまくいきそうだったら、栃木に引っ越してもよかったのですが、それはお互いに絶対良くないねって。
そして転職活動を一昨年の年末に始めました。


◆異業種、ITへの転職

前々職の頃から、ある程度ITや情報系をわかってないと長い目で見て生きていけなくなるだろうな、そういうの勉強したいなと思っていたんです。

前職の熱系とか、大学の時にやっていた金属材料とか、そういう知識を活かしつつ、ITや情報に絡んだことをできたらいいなと結構前からぼんやり思っていたんですが、実は転職活動中、熱解析をしている会社から内定をもらっていて、そこに行こうと思ってたんですよ。熱解析、CAEですね。発熱体があって、空気が流れた時に実際に熱がどういう風に流れていくか、とかを計算するようなソフトを自前で作ってる会社です。そこは自分に合ってると思っていたんですけど、内定もらった次の日ぐらいにVALUENEXからメールをいただいて。

一応話だけ聞いてみようかなと思ってカジュアル面談をしていただきました。そして実際にカジュアル面談をさせていただいたところ、自分の持っている知識を活かしつつ、ITに絡んだ仕事もできそうで、こういうところで働きたいなという理想に近い職場だなと思いました。

ただ、内定の受諾期限がその週の金曜日で。

「内定受諾期限が金曜なんですけど、さすがにそれまでに面接組んでもらうのは無理ですよね?」と人事に話したら、「いや、いけます!」みたいな。

そこから超高速で面接を組んでもらい、内定をいただいてVALUENEXに決めたんです。もしメールが来るのが1週間でもずれてたら、僕は今この場にいないですよ!


◆今までの経験や知識は活かせていますか?

活きていると思います。やっぱりメーカーとお仕事することが多いじゃないですか。僕に振っていただいている仕事も、基本的にはメーカーとか理系のお客さんが相手で、且つどちらも素材系の話が多いので、大学や前々職で身につけた材料や金属の知識が活かせています。実際に特許を読んでいて、「この材料のことね〜」みたいにわかることも多いので。


◆現在何か勉強していることはありますか?

言語処理やデータサイエンスの分野ですね。
事前のデータ処理でpythonを使ってデータ加工したりとかもするので、そのあたりを一通りちゃんと自分でできるようになりたいなと。

「こういう理屈でできていて、こういう流れでデータって処理されてるんですよ」みたいなのを大まかにわかっておきたくて、勉強したいなと思ってたんですけど、バタバタしてる間に1年経っちゃって。堀下さん林さん大崎さんがめちゃめちゃ詳しいじゃないですか。本当はそういう方々にもうちょっとコンタクトとって勉強しておきたかったなって。営業の方がよく1on1をやってますが、コンサルってあまりそういうのやってなさそうなので、(3人のいずれかに)お願いしてみようかなと。


ー林さんとはどっちが年上でしたっけ?ー

誕生日が確か数か月違いだったかな。
林さんの方が少し早いです。学年は一緒。

ー同い年から教わるのって抵抗ありますか?ー
全くないです!!
楽器をやっていて実感したんですが、楽器ってもともとやってた人が強くて、大学のオーケストラとか入ると、年下でも自分よりはるかに上手い人がわんさかいるわけですよね。
そういう環境で自分の方が年上だから偉いって思ってると人として終わってしまうなって大学のオケ入った時から思っていて。
それもあって、社会人になった時から、基本的に年下だろうが年上だろうが自分より知識ちゃんと持ってそうだなって人には教えを乞いたいなと思えるようになりました。
それは楽器のおかげみたいなところがありますね。

それともう一つ、僕は高校からヴィオラを始めたんですが、大学のオケに入って初めて、「あ、自分全然戦闘力ないんだ」みたいなことがわかって。さらに、同じ学年でチェロを大学から始めたやつがいて、すごい性格悪くてめっちゃ嫌いだったんですけど、そいつめちゃめちゃストイックに基礎練習とかするヤツで。
僕は逆に、楽しく弾きたい気持ちが強くて基礎よりもついつい曲の練習をやっちゃうタイプでした。それで2年目3年目とかになった時に、明らかにそいつのほうがうまくなっていて、やっぱり基礎をおろそかにするとダメなんだなと。
でも彼のことを嫌いって理由だけで馬鹿にしてたら絶対惨めな思いするな、ちゃんと尊敬しなきゃやばいなって思って。笑
その経験からも、自分より上手い人には尊敬の念を抱かなければいけないな、年下だろうが年上だろうが、自分より経験が短かろうが、すごい人はすごいってちゃんと見なきゃいけないなって思い始めました。

かつてそういう失敗してるっていうのもあるので林さんに教えを乞うのは、1mmも恥ずかしくないです。

◆趣味のヴィオラについて

中学の吹奏楽部でクラリネットを始めて、高校でもやりたかったんですけど、定員オーバーですでに枠がなくなっていました。高校には吹奏楽部がなかったんですよ、管弦楽部しかなくて。オーケストラはクラリネットの枠がめちゃめちゃ小さいので、逆に弦楽器が足りず、ヴィオラの枠が空いていました。絶望的な気分で消極的にヴィオラを始めたので、最初は全然やる気なかったんですよ。途中からでもいいからクラリネットに復帰できないか、みたいなことまで考えてたんですけど、やっていくうちに面白いなって思い始めました。


ー指導者はいましたか?ー
いませんでした。無法地帯です。
いるにはいましたが、弦楽器の専門ではありませんでした。

ーそれでどうやって習得されたんですか?ー
だから習得できてないんですよ。一応先輩に聞いたりしてましたけど、もうその場のノリでやってるみたいな。

難しいのはフォームです。ちゃんと構えるのが難しい。
それと、フレットが無いので、ちゃんと耳ができてないと音程が取れない。
まず「音痴じゃなく弾く」っていうハードルが超高いんです。
歌う時ってある程度自然に抑揚をつけられますよね。でも弦楽器って、弓の重心に行くほど音が強く、重心から遠ざかって弓の先に行くほど弱くなるんで、右手の制御がちゃんとできてないと本来音楽的に表現したいこととは全く別な音の形になっちゃうんですよ。
音が出せても音痴・抑揚がおかしいっていう二つを解決するのが超難しいんで。
細かく刻む、とかは全然できるようになったりするんですけど、抑揚や音程は何にも考えずに練習しているといつまでたっても改善しないんです。
やっぱりちゃんと先生に習うっていうのをほとんどしてこれなかったので、そこも難しいですよね。


◆現在はオーケストラに所属しているんですか?

そうですね。今はオーケストラに一つだけ入ってます。
複数掛け持ちとかも昔はやってたんですけど、最近は子育てもあってあまり出れていないのと、(基礎練習をせずに)曲の練習しかしなくなっちゃうので、良くないなと思って掛け持ちはもうやめました。


◆現在ヴィオラを習ったりとかは?

残念ながらしてません。今は子育てもあるのでそんなことしてる場合じゃないなと。でも一応、妻がバイオリンを子供の頃から習ってた人なんで、今は妻に習うスタイルです。笑

◆VALUENEXで約1年働いてみて

一時期、平日はほぼ栃木に住んでいたのもあって妻にかなり無茶させちゃってましたが、今は僕が子どもの保育園の送り迎えをしたり、風呂に入れたり、とかをやりつつも仕事はフルタイムで全然できる環境です。しかもやりたかった事ができていて、実際やってるみると結構面白いし、理想としてこういう事が出来たらいいなって思っていた事ができてるので、本当にありがたいと思ってます。


◆フレックスを子育てに活用できていますか?

そうですね。僕、フレックスを使った保育園の送り迎えの予定が入りまくってます。
(共有カレンダーで)他の方の予定を見ても、そういう予定を入れてらっしゃる方が多いからこそ、自分も抵抗なくできますね。いくら制度としてそういうのがあったとしても、他の方が全く使ってないってなると、僕は周りの目を結構気にしちゃうタイプなので、そういう意味でも助かってます。

<執筆>PR部:中村

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