[Valorant Champions Tour 2022] Crazy Racoonのヘイヴン戦術 [Crazy Racoon vs Jedeite]
この記事は昨日放映されたVCT 2022 Crazy Racoon vs Jedeiteの公式放送(公式Twitter: https://twitter.com/valesports_jp)を元に執筆しました。
(この記事の続きでエリアコントロールについてまとめました:https://note.com/valorant/n/n356c638c4d18)
エージェントピック
CRはMunchkin選手とMeiy選手がそれぞれJett, Reynaをピックする2デュエリスト構成をとっています。参考までに、並行して進んでいるEMEA、NAのMain EventだとヘイヴンでのJett, Astra, Sovaはピック率100%の一方でReynaは0%なので、それに比べるとかなり攻撃寄りの構成と言えます。
Chamberも他地域がヘイヴンでピックしている率は25%(NA),12.5%(EMEA)と低く、対するJedeite側のKilljoy, Breach, Skyeの方が相対的にはよくピックされています。
後述する通りCRはかなり攻撃的な戦術をとっていたので、それを反映したピック構成だったと考えられます。
守備サイド
ラウンド開始直後の各キャラクターの配置がこちらになります(キャラ位置は自動抽出のため一部同定できていません)。ここから以下の傾向が掴めます。
Jett(Munchkin)がCロング、B、Aショートを積極的にワンピック狙いのプッシュをしている
Sova(popogachi)がAロングをメイン
Reyna(Meiy)はAロングが多めではあるもののBやガレージにもいる
Astra(Astell)はC中がメインだが4ラウンドや8ラウンドなどはChamber、Jettとともにプッシュ
Chamber(neth)はBとCが半々
とくに目立つのがMunchkin選手のフィジカルを活かした積極的なプッシュで、これは攻撃サイドでも同様に目立っていました。
上の図は第4ラウンドのJettの移動の軌跡を示したものですが、開始直後にCロング→Bサイト内の箱の上→ウィンドウと移動していってナイフで3killをしています。
これはまた別のラウンド(第2・10ラウンド)ですが、JettとReynaが組んでA・Bを早めにプッシュ、とくに10ラウンドはそのままフィジカルで敵を一掃しています。
以上は例ですが、やはりJett、Reynaを扱う二人のフィジカルの強さが目立ったように見えました。
攻撃サイド
ラウンド開始直後の配置です。JettがCやガレージ方面にプレッシャーを与えつつ広く展開して、最終的にAまたはCに向かうという攻めの構成、あるいは Aラッシュという構成でした。
おそらく他にも作戦は色々と用意されているのでしょうが、ピストルラウンドを取得したことからも比較的余裕がある状況が続き、その後もオーソドックスな攻めが多かったように思います。
そんなわけであまり紹介するところもないのですが、上図は第15ラウンドのJettの軌跡です。
Cサイト内でKillしたタイミングが丁度抜け落ちており申し訳ないのですが、ドローンの力を借りつつ一人でガレージを確保し、そこからCサイト内で1ピック。その後に味方がAサイトを攻めていき、合流しています。やはりここもJettのフィジカルが攻めの起点になっています。
最後に
私は昨年のVCT 2021 Stage 3からValorantをプレイし始めた1プレイヤーで、どこのチームにも所属していません。ですが国内予選やAPAC LCQ、Mastersまで競技シーンを見ているうちに、いくつものチームや選手のファンになり、どのようにプレイしているのかをもっと詳しく知りたくなりました。
特にCRやZETAは好きなチームの一つなので、丁度VCTが始まり試合の放送があったことから今回記事を投稿してみました。
とはいえ試合をどう分析すればいいのかわからず、ご覧の通り手探りの分析となっております。一応構成は https://medium.com/@notmattamu などを参考にしておりますが、拙い部分が多いかと思います。
今後、自分が好きな他チームの試合やマップについても書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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