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どうしてこうなってしまったのか、、、

何とも言えない感情だけが、
厭に心の隙間に残る。

1月末にHMVインストアライブの帰り道
地下道で偶然通り過ぎていった、前髪ぱっつんのあの子

直接の接点はほぼ無いが、対バンでよく見かけてはいた。
ファンの人達も、熱量が高く彼女に向けての熱烈コールが
後ろから大きな声で響き渡ると、きっとアイドルとしては
これ以上にない喜びなのではないだろうか?
(アイドルになったことがないくせにーなんて野暮も好き、だよ)

故郷を離れ、大きな街に来て アイドルとして頑張っている姿は
たとえ推しグループではなかったとしても、その存在感をしっかりと
見せつけていて立派だなぁと感心していた。

まだ私が札幌のアイドルシーンに疎かった10月初頭。新規無料という事で
1枚写メを撮った。無料だけでは申し訳なく思い、ご挨拶程度に1枚チェキも撮った。ライブでのイメージとは異なり繊細な印象を持った。
(これが最初で最後になるとは、この時思いもしなかった。)

年末になるにつれ、互いのグループで対バンをする回数も増えていった。
対バンライブはみんなで作り上げるものだと思っている私は、
自分の推しているところ以外でも、ノリだけは保っているつもり。
彼女のグループは、ダンスが覚えやすくみんなすぐ真似出来るので自然と
一体感が生まれやすいし私自身も一緒に振りするのは楽しいと感じていた。


年は明けて2024年辰年。1週間会えないだけでもう推しグループに会いたくなっているのは、立派なオタクになれた証拠なのだろうか、、、

1月中旬、Space Art Studio
この日も熱気ムンムンのあちあちライブ

終了後特典会
私はいつも会場内が暑すぎるので、一旦ロビーの
方に退いて少し人が減るのを待ってから特典会へ
向かうのですが、そのロビーで涼んでいる最中
エレベーターが開いた途端に声をかけられ
驚いた。

「あっ!ヴァルシオンだ〜こんにちは」

微笑みながら会釈をしてくれた。

(えっ!?もう3ヶ月も会話なんてしてないのに
なんで??でも記憶力がいいアイドルも居るってのも知っているぞ)
などと脳内で駆け巡っていながらも

「◯◯◯ちゃん、こんにちは」と挨拶をして
彼女は笑顔でリングインして行った。

この日がアイドルとして彼女を見た最期となった

その後体調不良等でお休みしている事くらいしか
知らなかったのだが、あの地下道で見かけた次の日に契約解除という形で彼女のアイドル人生は
突如終わりを迎える事となった。

実際この内容を書くかどうかもずっと迷い続けながらも1ヶ月が経ったので掲載しようと思った。

とてもポジティブとは、かけ離れた内容になってしまったので上げるタイミングを完全に見失ったなと後悔すらしたものだ。

こんな事は考えたくはないのですが、もし自分に置き換えてみたら、、、と思うだけで脳が爆発するので閑話休題。

あぁ〜あの後方から大きな愛を持ってコールしていた彼らは理性を保っていられるだろうか。
いや、いられるはずもない。
なんなら雪山にダイブして大海原に身体をResetさせているのかも知れない。

卒業ならいいんです。
最期を共に迎える事が出来るから。

降り頻る雪の中で、今頃はどんな想いを馳せているのだろうか。。。

これを書き始めてから今日までだってそして今日だってライブで見てきた方々が、何らかの理由で旅立って行った。

春の訪れはまだ先だと思っていたが、もう3月に入るんだものね。

推しは推せる時に推せ。この言葉に全てが凝縮されているなと改めて感じた春の訪れとは一切無縁のせつないおはなし。




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