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清潔は傾向が大事 一瞬が清潔では駄目。

 清潔のマイルール、各論からではなく総論から語ります。

 私にも皆さんのように実践している一つ一つのルールがありますがそれぞれに改善の余地があります。ほぼ決定的鉄則のようなのもありますがそれらはここでは二の次にします。

 清潔のマイルール、総論とは清潔な傾向を作ることが大切ということです。

 習慣や継続とも言えますが、緩くても良いです。
 むしろ、緩いほど継続して確かな習慣になるでしょう。

 悪い例からのお話になりますが、清潔、清潔感が必要ということで清潔を一生懸命に頑張る人がいます。
 それが必ずしも悪い訳ではありませんがそれで清潔で清潔感のある人と見られる率はかなり低いです。良くて平凡、悪ければ逆に何となく不潔感。
 何でかというと、清潔にしているということは汚い不潔な要素を取り除き落とすということなので、その汚い要素を連想してしまうから。
 今その一瞬がきれいでも、その場には連れて来ない汚れややがてついて来る汚れが背後に感じられるのです。
 そのような今そこにはない不潔なものを感じさせないようにするには、清潔を頑張ることは無駄が大きい。
 清潔にしていると悟られない、それが清潔な傾向です。

見えれば書かなくてよい。見えなければ書く。

 一番の基本はきれいにすることよりも汚れないようにすることです。
 汚れない傾向ならばきれいにすることも楽で手間が掛かりません。
 物はなるべく汚れないように使い、汚れないように置く。
 箸ならば、たれの多くて汁ぽい料理や増粘剤などの添加物の多い食品は箸が汚れ易く、洗うのに手間が掛かりますし食事中の様子にも清潔感がありません。
 冒頭の写真の楽器なんかも、弾く前には手を洗って能く拭く。ダスキン手モップで時々さっと埃を払うなどしておれば雑巾を固く絞って鍵盤やスピーカーの隅々まで拭き掃除をすることを要しません。
 そういう簡単で緩いことを時折にこまめにする習慣、それをいつの間にかやめたりしないこと、それが清潔の傾向なのです。
 楽器だけではなく電卓やパソコンなどもそうですね。
 ボディケアに余念がなくても電卓やパソコンが汚れていると清潔感が一気に減点です。
 スマートフォンなら画面だけではなく写真機のレンズも拭いていますか?インスタグラムの料理の写真も、何を食べたかよりどう映しているかが大事です。

 清潔感のある人ほど、自分の清潔についても他者の清潔についても一瞬のきれいさを見て評価することがありません。いつもの傾向を何気なく見極めています。
 清潔感ということをさえ考えさせないことが最も清潔なのです。
 理想的なのは大掃除がないことです。

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