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'19年型コロナと熱中症の対策は辛い食べ物で。

 世界共通の呼称はCOVID-19で日本共通の呼称は新型コロナウィルス、私はこれまでCOVID-19を主に遣っていましたが、新たに両者を足して二で割って'19年型コロナと呼ぶことにします。
 どうしても日本はアルファベの国ではないのでどんなに世界共通とはいえどもアルファベの名称は受け入れない人々が根強くいるということもあり日本の報道用語や行政用語は新型コロナウィルスと呼ぶことになっているようですが、新型はまた新しく別のものが出て来ることを考えると新型という呼び方はどうも現実味に欠ける。次のが出てきたら最新型、その次のは超新型、その後のは究極新型になるのでしょうか?
 そうなった時にその時の最新型を新型コロナウィルスと呼べるためにも、今度の新型コロナウィルスの呼称をどこかで変更せざるを得ない、ということで考えた'19年型コロナ(-ウィルス):これならCOVID-19と'D, dicease、疾患'の他は全く同じになります。

 余談ですが、私は国名の略称の漢字の当字による表記は既に私的には全廃しており、公的にも提唱します。
 国名の略称だけではなくそもそも当字は認めないので、ふぐを「河豚」とかひとごとを「他人事」と記すことも認めません。「他人事」を「たにんごと」と読む人が多いのはむしろ適切なことだと思います。
 なので「日米安全保障条約」ではなく日US安全保障条約または日本とアメリカの安全保障条約。フランスも「仏」ではなくFrまたはFRA。「仏和辞典」は「フランス語の辞書」で「和仏辞典」は「フランス語の逆引の辞書」。但し漢字を公用し或いは公用されていたことのある日琉韓朝中台越は当字ではないことから普通に遣い、英語という語が慣用となって久しい、というかほぼ絶対にイングランド語と呼ばれることはないであろうイングランドの英だけは例外として認めています。但し「英和辞典」・「和英辞典」ではなく「英語の辞書」・「英語の逆引の辞書」。
 店の名前や業務用語などのどうでもいいような西洋語や外来語よりはそういうものをアルファベ表記にすることが余程に重要なことと思います。
 なので私は勤務予定のことを「シフト」とも言いません。「今日のシフト」や「明日のシフト」ではなく単に「今日は」や「明日は」と言います。「シフト表」は「勤務予定表」。
 当字は理論立てて考え出されたものではないのにそれを知っていることであたかも知性(いわゆる教養)があるかのように勘違いしまたは勘違いされることのできる不毛なもの。

 どうも今般の'19年型コロナをめぐる情況や政府の対応においても、何かそういう当字ぽい感覚が横行しているような気がします。
 私は自粛というものを一概に悪いこととは思いませんし、むしろ事のあらばなるべく自粛をしたいと思います。自粛そのものは紛れもなく良いことです。
 しかし自粛とは「自ら粛す」ということであり、「自粛を要請する」というのは、それは自粛ではありません。
 「自粛を要請する」――どこか「河豚(ふぐ)の毒に当たることを他人事(ひとごと)とは思わないで下さい。」というような当字の感覚が匂わないでしょうか?しかも当字だけではなく「中る」を「当たる」という誤字までしています。
 それは確かに、てっちり・てっさの名所を自らの選挙区とする安倍総理ならそれをひとごととは思わないでしょうが。

 さて、’19年型コロナをめぐる日本政府の対応が内外に拙いとされており、その間に近場の韓国や台湾などが収束とまではいわないまでもかなり収束に近い状態にまでしているといいます。
 公正中立を徹底して見ると、日本のその対応は必ずしも拙いといい切れるものではありません。世界にはもっと拙い国が少なからずあります。
 しかし日本がそれらに優っているといって日本の対応を良いともいえない。自分達をより下の人達と比べることは何をも生み出さないでしょう。
 日本も混乱していますが、世界は日本並に混乱しています。
 そんな中、韓国や台湾などのごく少数の国だけが飛び抜けて良い対応をしていて良い情況にあります。

 何ででしょう?

 そのミソはキムチや台湾拉麺にあるかと思います。

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 これは私が近頃に漬け始めている自家製のキムチです。
 日本の既製品のキムチは色が赤々としており魚介のだしの豊富に入るものが多いですが、本場朝鮮・韓国のキムチはそのような豪華なものも少なくないにせよ、多くはもっと質素な作りであっさりとした味のキムチが多いそうで、日本人の私の漬けるキムチもそれに近いのでしょうか?
 私の地元南多摩地方の府中市を本拠とする北朝鮮系の食品製造業者であるモランボンの出しているキムチも、或る程度は日本向けの美食志向な味つけをしていますが基本の味わいは葫と生姜の香の強い質素な本場流のもの。
 私のキムチが質素なのは単に材料にお金を掛けないためでもありますが、そうして漬けている自家製のキムチは既成品より安上がりで美味しい。材料は:白菜;塩;韓国唐芥子粗目・細目;すりおろし葫;すりおろし生姜;りんご酢。塩とその他を別々に揉込みをしてから冷凍と解凍をします。

 キムチだけではなく台湾拉麺も私の大好物。
 台湾拉麺という拉麺は台湾にはないのですが台湾の料理人が名古屋で作り出して普及したもので――ジェノバの料理人がナポリでスパゲティジェノベーゼを作り出したのと似てる。――、台湾の味を日本に伝えるものではあります。
 私も名古屋の近郊に住んでいたことがあったり神戸に住んでいた頃もしばしば近鉄特急に乗って名古屋に散歩に来ていたので、台湾拉麺は魂の糧という感じで、その後に私の今住む関東にも名古屋の味仙などのカップ版が普及していることで知られるようになっていて嬉しい。
 台湾には台湾拉麺はないけれど、それを生み出すようなものの数々がある。

 朝鮮・韓国人や台湾人は一概に辛いものが好きなようです。
 私も幼いころから辛いものが好きです。
 近頃は出来るかどうかも分からない子供対策を兼ねてカレーだけは甘口を主にしていますがやはり辛いものは相変わらず好きです。
 自分が辛いものが好きだからといってその子供も同じようになるとは限らないし、カレーは甘口で味を出すことを徹底しています――今一瞬、自分は子供の頃から辛いものが好きなので子供も多分そうなるだろうという甘い見通しに絡め取られそうになりました。それではいけません。――。

 冒頭の写真は川崎のソウルフード(魂の糧)ことニュータンタンメンの味に近づけて作ったニュータンタン雑炊です。
 例のあれで、なかなかお店に食べに行けなくて辛抱しています。
 もう忘れちゃったという方のためにもう一度その写真を:

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 ニュータンタンメンの湯の基である豚骨は末端消費者向にはなかなか売られていないので代りに豚がつ(胃)で湯を煮出しています。

 勿論、何にも一定の危険(risk)があるように、辛いものにも一定の危険はあります。いわば過ぎたるは及ばざるが如し。
 しかし韓国や台湾が’19年型コロナを収束させつつあるのはその辛いもの好きな食習慣にあるのではないかと考えられます。

 日本、朝鮮半島や東南シナ海を含む東アジアにおける辛いものとは主に赤唐芥子です。
 西洋にも赤唐芥子はありますが東アジアのそれは特に際立っています。
 有力な一説に拠ると、中南アメリカが原産である赤唐芥子が大航海時代に世界に広まったとされます。
 ということは、赤唐芥子を好む朝鮮・韓国や台湾はなかなか完全な独立が出来ず、赤唐芥子をさほどには好まない日本が完全な独立を果たしているというあまり役に立たないが一応の事実ではある見方もできるのでしょう、国の独立と人民の幸福には直接の相関はない訳ですし。

 赤唐芥子などの辛い食べ物には発汗を促して体温の調整力を高め、免疫力を高める効果があります。
 体温の調整力と免疫力を兼ねるということは、’19年型コロナと熱中症の脅威が同時に訪れるこの2020年の夏には、赤唐芥子は実に助かる食べ物と言うことになります。

 そのような食べ物を常日頃好む韓国や台湾は'19年型コロナをめぐる政治の取組にも優位になった。
 辛い食べ物は肉体的に有利なだけではなく、精神的にも危機管理などの政治の営みにも有利なのではないか?いわば、辛い食べ物が人間の現実感を研ぎ澄ますのです。

 日本は辛い食べ物を好む人々も少なくないですが、辛いものを好まない、辛いものは苦手だ或いは駄目だという人々が多数です。もし実数を数えたらそれが覆るかもしれませんが、少なくとも日本の支配的観念としては辛い食べ物は体に良くないし日本の味ではない、「キムチ臭く」なってしまうから「やめた方がいいよ。」という考えが主流であり続けています。

 それでも私を含み、辛いものを好む日本人は根強く絶えないことから、そのような考え方は科学的根拠も伝統的知恵もない、単に朝鮮や台湾などの近場の国々を見下して悦に入るためだけのものであると思われます。そのような俗にいう「日本文化」というものを信じている方々は今の政権の支持不支持を問わずかなり広くいます。反安倍だからそうではないというようなものではありません。先述のお話に擬えるといわば「当字の風習」がその「日本文化」です。彼らは当字の味わいが殊の外に大好きなのです。

 尤も、過ぎたるは及ばざるが如しで、辛いものは粘膜への負担が強いものです。私も蒙古湯麺中本の北極拉麺を毎日食べることは無理です。セブンイレブンの担々麺の位の辛さが万人に無難だと思います。
 しかし逆に辛いものは駄目だといういわゆる日本人の味覚というものも過ぎたるは及ばざるが如しで、そんな風に自称和食ばかりを食べていたら肥満や現実感覚の喪失になってしまいかねません。

 '19年型コロナがまだ根強く居座りしかも熱中症の危険のあるこの夏は、辛い食べ物が力になるかと思います。 

 安倍総理の食べ物の好みはどんなものなのでしょうか?

#COVID19 #新型コロナウィルス #熱中症    

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