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「再現ガールフレンド」に寄せて

VALISディレクターの操桃(そうと)です。

いよいよ今週末に4thワンマンライブ「再現ガールフレンド」が迫ってまいりました。
ライブの準備は毎度なかなかに大変で、1st、2nd、3rdと回を重ねるごとにむしろ労力は増す一方とすら思います。4度目の今回は、これまでにない試練が色々と重なったこともあり、VALIS史上では過去最大の挑戦とも言えるライブとなりそうです。

すでに発表させていただいた通り、ニナは今回のライブは休演させていただきます。かねてより体の不調がありましたが、今回のライブの準備が本格化していく段階でそれが顕著になってきました。途中段階で「一部だけの出演」に向けて調整を進めてまいりましたが、最終的にはドクターストップという形で、全面休演という措置を取らせていただきました。

ライブの制作は進むスピードが早く、どんどん出来上がっていくプログラムを、メンバーは限られた時間を効率的に使いながら身につけていきます。この過程は、メンバー自身は冗談混じりで「なかなかキツイ」と仄めかしてはいますが、正直かなり過酷なことをこなしている状況です。

「自分が抜けると、他のメンバーに迷惑がかかってしまうのではないか?」

というのは、ニナが最も懸念していたことです。
不調を感じつつも、猛スピードで作り上げられていくダンスナンバーのレッスンをこなしていく中で、他のメンバーへの負担やヴァンデラーの皆様の期待に応えられないかもしれない、という複雑な思いを抱えながら、ニナはギリギリまで耐えていました。
人一倍責任感が強いニナにとって、休演を選ぶことは何より苦しい決断だったと思いますが、まずは自分自身の体を一番に考え、休養に専念してほしいと思っています。

しかして、5人で臨むことになったライブ。
6人のフォーメーションダンスを楽しみにしてくださっていたかと思うのですが、どうしてもボリュームダウンを感じてしまうのではないかと懸念されている方も、中にはいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、5人のダンスフォーメーションは、ディレクターという立場を忘れ、いちファンとして手放しに「素晴らしい!」と言える出来として完成したので、どうぞ楽しみにしていてください。
ここでは、メンバーがいかにしてニナの休演を埋めるために頑張ったか、というお話をさせてください。

ダンスに関しては、完全にメンバーの領域として任せています。イレブンプレイの皆さんに振付けをしていただいた後、メンバーらが独自で築いた工程を通して、徐々に完成まで持っていきます。
(この辺りの細かいお話は、「Vtuberスタイル」7~9月号にコラムという形で掲載させていただいておりますので、興味がある方はぜひご一読ください!)

ライブ本番まで2週間を切った9/2に、ニナの全面休演をメンバーに伝えました。
0からのスタートではないといえ、今までの丁寧なフローを経てダンスフォーメーションをリビルドするのはほぼ不可能ではないかと思った私は、

「みんなの負荷が掛からない範囲のリビルドで問題ないので、できることをやろう。」

というようなことを伝えたと思います。
ここから無理を重ねて、5人の内の誰かが潰れてしまうことはなんとか避けたかったのです。
今回のライブは「再現ガールフレンド」という挑戦的なタイトル通り、このライブをきっかけに新たなストーリーをスタートすべく、これまで以上に労力のかかるセットリストを組んでいました。おそらく、これまでのライブよりもリビルドに掛かる負荷は大きかったと思うので、よりメンバーに無理をさせたくないという気持ちが働いたというのもあります。

自分が関わっている部分が少ない領域なだけに、あとはメンバーに任せるしかない。申し訳ないという思いを持ちつつ、運営もできることを一つずつやっていくしかない状況なので、気持ちを切り替えて、仕事に集中することにしました。

3日後に、レッスンスタジオで撮影された動画がマネージャーから上がってきて、驚きました。5人のフォーメーションとしてほぼ完璧にリビルドされたダンスが完成していたのです。
もちろん、彼女たちはこれを簡単にやってのけたわけではありません。不在の一人の穴を埋めるのは、精神的にも身体的にも大変負担が大きかったと思います。ですが、彼女たちのショーにかけるプライドが、時間がないという状況を妥協のための言い訳にするのを許さなかったのでしょう。
見事に、9/7のリハーサルまでにリビルドを間に合わせてみせたのです。

5人のメンバーでお届けする本ライブですが、これまでにない新しい挑戦を見せられるものになると確信しています。ぜひ本番を楽しみにお待ちください。
ただ、後日また、今回のプログラムを6人で再現できたらと願っております。

さて、今回のライブで”何か”を起こす気満々なのは、ライブタイトルからもお察しの通り(?)。その”何か”の仕掛け人は、PIEDPIPERその人です。
PIEDPIPERがこれまで巻き起こしてきたサプライズの数々は、ご存知の方も多いでしょう。ヴァンデラーの皆様のみならず、日頃神椿スタジオを応援してくださる多くの方にも、本ライブで起こる出来事を見届けていただきたいと思っております。

操桃は、2020年にPIEDPIPERから託された遥か遠いゴールのビジョンを示され、そこを目指して、今迄道筋をつけてきました。高山の頂上を目指す登攀者に寄り添うシェルパに近いかもしれません。もちろん、登攀者はVALISメンバー6人です。

必ず6人を頂上まで導いてみせる。このメンバーなら、大丈夫。

最後に、9/16の本番を前に、2月に開催した3rdワンマンライブ「必然的レゾンデートル Act.2」のアーカイブを、YouTubeで無料公開いたしました。この機会にVALISオリジンのライブをご覧いただけましたら幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=CvyAbf-u7J8&t=19s
※現在は非公開

そして、オリジンのライブを見てVALISのライブをもっと見てみたいと思ってくださった方は、ぜひ9/16の4thワンマンライブをぜひご覧ください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

🎪 VALIS 4th ONE-MAN LIVE「再現ガールフレンド」情報 🎪
【日時】2023年9月16日(土) OPEN 17:30 / START 18:00
【会場】渋谷・Spotify O-EAST 

<会場チケット>
ローチケ:
https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=616127

<配信チケット>
Z-aN配信ページ:
https://www.zan-live.com/ja/live/detail/10325

 



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