「スカイウォーカーの夜明け」と「最期のジェダイ」脳内でルークを愛しすぎな僕。チューイ、昔貰えなかったあれ、もらえてよかったねーー!!!!(ネタバレしかない)
(画像は基本的感想です)
あ!!!超長い駄文なので読まなくていいですよ(汗)この記事はスターウォーズが好きと言っても、考証が正しいとか、そういう事では全くなく。言ってしまえばもう僕個人の願望と改変。ただただ、好きすぎて狂ったやつの話。ゆえに文章の調整もしておらず、読みにくい…
さて、映画は子供の頃から、そこそこ色々話せる位には全方向で観ているんじゃないかなと…思ってはいるんですが…。
僕の周りにはあまり感情的に好き嫌いで映画の話をする友達がおらず、僕の様な感情まっしぐらマンには肩身が狭い。
で、話し相手が居ないので記事にする。でも勢いだったり気が向いた時しか記事にしないので、鬼滅の刃とかヴァイオレット・エヴァーガーデン辺りも記事にするタイミングが無く、そのまま時は流れ…はるかに愛情を持つ方々の記事を読むにとどまる(笑)最近一日1本映画を観てるんですが、記事にはしきれない…(汗)
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さて、スカイウォーカーの夜明けを語るにはまず、最期のジェダイの長い長いロングタイムアゴーなお話をせねばなるまいのです。
レイを主人公とした
スター・ウォーズシリーズ8作目、シークエル・トリロジーの2作目。
エピソード7は、行方不明になっていたルークの所在を突き止めたレイが、ルークと対峙した所で映画は終わりますが、
8はその直後から始まり、ザックリ言うと最終的にルークがジェダイとして昇華、レイがライトサイドの道を進むことを選ぶまでの話。
なんとなく批評家からは高評価、ファンからは低評価、と言われている作品ですね。
僕は相当面白かったのと、相当微妙と両方で…いや、否定はしません。
前提として賛否両論僕もあるのですが。。。
編集し直してくれとは強く思ってます(笑)
8の様な「新しい何かを作りたい」という
野心はとても素晴らしいと思うのです。
全体の配色、音楽の暗さ等、かなり好きなのです。
8に不満があるとすれば、とにかく構成が変(個人的に)
各イベントの時間の使い方が間違っている(個人的に)
キャラクターの解釈が一部どうかしている(個人的に) 特にローズがどうかしている(役者は悪くない)
エピソード8そのものは相当楽しめるはずなのです。
最後のジェダイが近年、最も傑作の予感を感じさせながら
逃してしまった感、を感じてしまう映画でして……。
絶賛されても良い可能性を秘めていた気がしまして。切り捨てる要素と新たに追加する要素がちょっとずれている気がするのです。
8は公開日、ルーク・スカイウォーカーの最後を看取る事になるであろう、そういう予感をもって、劇場に挑んだわけです。「あいつきっとフォースっぽいアレになる」と。
過去数十年スターウォーズを追いかけたファンが、この三部作をもって
自分達のファンの時代をひとまず終え、新たなスターウォーズファンに、その中心に来てほしい。スターウォーズを好きになって、コンテンツを長生きさせて欲しい。
だからこそ、スカイウォーカーサーガの締めくくりとして、
順序としてはスカイウォーカーと旧キャラを描き切り、最初は、わき役として新キャラを出し、三部作の最後に、見事に新キャラが全員、主役に置き換わる、そんな話を個人的には期待してました。(一応そうなってるんですけどね)
大きなあの組織の思惑でしょうか、新たなる主人公の物話だ、というんだったら、エピソード6でルークの話は終わりにして、7~9は全く別の物語でよかったとも言える。ルークもソロもなにもかも「本当に伝説になってしまった」時代でよかった。
と、色々勝手な事を話していますが……
僕も実はエピソード4~6世代ではないのです。といってエピソード1世代かと言うと、成人した後に出来たシリーズなのでまたちょっと違うという、とても微妙な世代なのです……
観たのは小学校の頃(ビデオで)で、当時は「退屈な映画だな」とすら思ってました。変な着ぐるみが出るし。インディ・ジョーンズの後に観たものだから、ハンソロの髪型が気になって仕方がない。中学生になって観なおしてからですね、好きになったのは。
ところで、8~9のこれって、帝国の逆襲からジェダイの帰還に似てませんかね。引きまくって煽りまくったエピソード5と7。
引きの回収を違う監督が行ったエピソード6と8。
何となく7~8をJJ、9をライアンで
驚きの結末、を期待した方がしっくりしたのでは。
いやわかりませんけど。
期待を裏切るというのと、期待と違う方向に行くというのはちょっと違うのかもしれません(汗)
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ルークはですね…これは完全なる僕の個人的意見で、勝手にルークが好きすぎて強引に拡大解釈した結果なので大変恐縮ですが……
また最期のジェダイのルークの話を少ししなくてはなりませんが、なるべくしてあの性格のゆがみを生じたのです。ルークは。彼は若き頃、ただ砂漠の惑星で、広い宇宙を夢見る青年。
(まあ、旅立つ以前にパイロットとして優秀だったようですが)
それが若くしてその才能を見込まれ、ジェダイとしての道を進むことになり、オビワンとヨーダという偉大なる二人の師匠を失いながらも、父親がベイダーであるという苦難と対峙、「多くの仲間や師匠に支えられて」ダークフォースに捕らわれることなく、彼は伝説のジェダイの騎士に……。
まさに英雄としての道をまっしぐらのエピソード4~6です。
帝国軍壊滅後、
ジェダイ候補を育てる為に奔走したが、ある弟子、ハン・ソロの息子ベンの心に潜むダークサイドや、彼にとっては裏切りと、自身の失態によってジェダイ育成は失敗します。
その後帝国軍の残党、ファースト・オーダーに「最後のジェダイ」として命を狙われたルークは、傷心の中ジェダイ最古の寺院に身を隠します。
そう、ルークは沢山の仲間に守られ、強力な師匠があって、ジェダイになった明るい、未来志向の青年。
ジェダイ候補生として組織の中で育ったのではなく、やさしさと愛情ベクトルの高い特訓を受けたルークは、ダークサイドに染まる事がない、という特典を得た代わりに、一人で次なるジェダイを育てる苦しみ、孤独なるジェダイの苦悩、ベンのダークサイドに耐えられなかった、ベイダーが暗黒面に落ちた帰結を知っており、ベンに暗黒面を感じ、心を覗いたあの一瞬で、彼に手を下そうとしたことに耐えられなかった。
暗黒面の恐ろしさを存分に知っていたルークは、衝動的に芽をつもうとしてしまった。
あの明るいヒーローが、心をゆがめてしまうほどに、青年から英雄になった
アメリカンドリーム的な出世からの、一度の転落はそれほどにトラウマとなった。
だってジェダイって一大組織で立法厳しく育てるわけで、それでもアナキンの様な例外が出てしまう、それをほとんど一人でやるわけですから。
だから、彼はレイが自身の所にたどり着いた時、ヨーダの様な振る舞いを
少なからず見せ、自身を奮い立たせる。そして、彼女の力を見て、もう一度と、レイの師匠になると決めた。(なぜカットされたのかさっぱりですが、最後のジェダイBlu-ray特典にはレイとルークの修行シーンが長く存在し、おちゃめなルーク等を観る事が出来るのです、エピソード5のヨーダの様な)
しかし、レイはまだ暗黒面に魅入られる資質を(まだ)持っていた。
この時レイの事を第一に考えた、自身はまた失敗するという恐怖から、力強くライトフォースに導くべきだったが、修行を打ち切った。
ルークは分かっていたはず。自分が本当はどうするべきか。しかし、
彼がエピソード8時点で実はまだ本当のジェダイの騎士ではないのです(これは完全な妄想ですが…)
二人の師匠を持ちながら、二人から修行終了を告げられたわけではなく、ある意味自力でここまでジェダイに近づいたわけです。
究極までジェダイに近づいた男、それがルーク。
それを理解させたのが8の最後に登場したヨーダなわけで。
彼は相変わらずのほほんとルークをいなし、隣に座ります。
そこで、彼はほんの些細な言葉で自身を取り戻します、全く現れてくれなかったヨーダが再び自身の前に現れてくれた。それほどにヨーダを彼は尊敬しているのです。
そしてルークはジェダイ史上最大の荒業で
カイロ・レンの前に現れ対峙、反乱軍を逃がす事に成功し、
そこで本物の「ジェダイの騎士」に昇華したのです。
どうでしょう(何が)我々は真の、最強最後のジェダイの騎士誕生の瞬間を目撃したわけです。あのルーク・スカイウォーカーの最後の仕事は、
反乱軍を逃がすために、最後の命をつかう事。
オビワンやヨーダと同じです。新たなる希望である最後のジェダイの為に、伝説の最後のジェダイはその命を燃やし尽くすのです。
そう思えてならないというかそうじゃないと気持ちが収まらないので、最後のジェダイを僕は否定しないのです。
たとえ最後のジェダイが、惑星カントニカのカジノからの動物にまたがって走りまくるシーンが無駄に長いしカジノで見つけるはずの男が意味なしだったり、その後代わりにでてきたDJが実は裏切り者で、それがあるなら
やっぱりほら、カジノの下りそもそもいらなくね?とか。
ローズが反乱軍全滅覚悟で意味なし行動に出てこまったちゃん爆発させたりとか。
ハン・ソロが死んだことにルーク位気づいてても良いんじゃねとか。(ココ重要)
レイアが宇宙を飛ぶのは良いですよ別に。フォースだから。この辺りからスカイウォーカーの夜明けにかけて「フォースの説明が」というのはもう不毛オブ不毛キングダムなので前に書いたこちらの記事を参照の事みたいな感じで。
「その作品を面白いと思っている事が理解できない」というマウントの話
https://note.com/valensia/n/n2778b5166623/edit
何度も言いますがカジノの下りとローズの爆走をどうにかしていれば、
もっと色んなことに時間を使えたんじゃないかとか。思いますが。あの場面がどうしても必要だというのならいいんですが、少なくとも、時間はかけすぎていると思うのですよ。レイとルークの修行シーンをカットするほど重要だとは、ちょっと思えませんのです。
そもそも、レイやカイロレンは特にスカイウォーカーの夜明けでのキャラクターへの理解、演出と全て好きですが、新キャラクターを
モリモリ出して、新世代へのスターウォーズを描くのであれば、
やっぱり、古参主義と言われようとも、エピソード7~9では
「しっかり古株キャラクターの決着をつけ、レイやフィンや
カイロ・レンを主役に置き換える」流れだったらばよかったのでは。
仮にエピソード4~6を踏襲した流れでも、全くの別の話でもよくて、
とにかくキャラ出しに急ぎすぎ感。
エピソード7で4をなぞりすぎたからかもしれませんね。
なので、エピソード8は新しい方向に振り切った。
実はあの振り切りは僕は結構好きで「スターウォーズが変わっていく不安感」を存分に味わえる、興奮の一本です。
変っていく中で、どうやって古の物語を終わらせ、新しい物語に突入するのか。期待の中、何十分もカジノ脱出大作戦を観る事になるのです。
しかし、カジノ脱出大作戦だったとしても、
僕は最後のジェダイは「ルーク・スカイウォーカーの物語」だったとおもうのです。
そんな気持ちですでに何度も観ている続編の「スカイウォーカーの夜明け」をまた、観るのです(笑)
本当は、安い設定になっちゃいますが、X-ウイングに自ら乗り込みカイロ・レンと対峙して、無双を繰り広げるルークが、観てみたかったなあ……。幻影じゃなくても、カイロ・レンを圧倒出来るはずだもんなあ……。
昔のルークのままの性格でも全然良かったんだよなあ、あの薄暗い、不安漂うファーストオーダーの支配する世界で、ルークがただ一人明るいあの時のままの方が、他の死にゆくキャラが幸せだったかもしないなぁ、
と
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さて、やっとスカイウォーカーの夜明けです(笑)
チューイ、昔貰えなかったあれ、もらえてよかったねーー!!!!
いやぁ、最高じゃないですかスカイウォーカーの夜明け。
もちろん、こちらも前提として賛否両論僕もあるのですが。。。ドリフみたいな展開なのも気になりますが。
僕の中のスターウォーズっぽくない部分と、ぽい部分が混在する、なんかすごい雑な感じが良いんですよ。荒々しくて前のめりなレイとカイロレンが滅茶苦茶カッコイイ。C3-POも、少々ストーリーに都合よくつかわれている感もありますが、コメディ要素もアリながら人間的でもあり、とても良い。(CMと本編でセリフが違うのが非常に気になりますが)
「これが数十年続いた作品の結末か……」という人の気持ちは良く分かります。自分でもはっきり説明出来ないですが「長く続いた半伝説的な、SFをけん引し、自分が追い続け、お金とか青春とかいろんな何かを捧げた作品の最後は壮大で伝説の幕引きにふさわしいものであってほしい」
と、いう事が少しはあるのかなと。僕もそれは思うのです。具体的にどうするのが希望なのかはわからない。僕はお話した通り、最後まで旧キャラを描き切る所の先に、新キャラを引き立てる。のが個人的期待でしたが、実際は
「旧キャラを片付けつつその中に割って入る新キャラが、旧キャラの時代と自分達は違うのだ」という新しい力で突き進む話。
具体的には師匠制度の廃止の予感。最後は多少「やっぱルークってすげぇ」みたいな事にはなってましたが、あれはJJのさじ加減であり。
結果として、新キャラがきちんと主人公になっていった、最高。それゆえにそこにベンも居て欲しかった……。なにしろ
主人公レイやカイロ・レンの描き方が素晴らしかった。彼らが自力で道を切り開いた事と、JJのキャラクターに対する考慮が作品を完成させたというか、あの二人の「スカイウォーカーの夜明け」での成長いちじるしさに「ああ、なんかすごい面白かったぞ」と思えるというか。
特にカイロ・レン演じるアダム・ドライバーの演技が凄すぎて。引くくらい凄い。ドン・キホーテの時も思いましたが、アダム・ドライバーは凄すぎる。
さらにルークが素晴らしい。ここで結局レイとルークの師弟関係は深いものだった、という感じになっていますが…いやその方が良いんですが、なにぶん8~9の繋ぎが。でもこの場面でのルークは素晴らしすぎます。
いやぁ。キャラクターを観ないで世界観と設定のバランスだけを良い悪いの判断材料にすると、多分スカイウォーカーの夜明けは楽しめない、実に荒っぽい映画というか(笑)
最期スカイウォーカーの名を名乗るのが変だ、と言う人も居ましたが、あそこは本当に正しい名前(というにもアレですが)を…いえ。あそこはそういう意味でのスカイウォーカーではないのです、多分。
あれはレイの希望なのです。こうありたい。あの人のようにありたい。と。
だから、ルーク・スカイウォーカーとその仲間達は偉大なのです。
と、思いたい。やはり最後まで、スター・ウォーズは家族の物語だったのです。全銀河を巻き込む大変な血筋ですが。
それゆえに
新シリーズにおいての、あの帝国軍との大戦を生きぬき、英雄になった者達の最後の姿としては、あまりにもみすぼらしく、辛く、切ない。
僕には辛すぎた。最高だけど、辛すぎたのです。
そしてハンソロのあの場面は、全銀河が、泣くのです。
だから、スカイウォーカーの夜明けで唯一見せるルーク最後の笑顔が、全てのシリーズの結実なのです。
まあ。
あれですよね、やっぱり最後のジェダイの編集に尽きるのでは。あの映画は多分数十分短い時間で必要なエピソードを描けた気がするのです、編集マンじゃないので勝手な事言いますが(汗)
で、もっと加えるべきレイとルークのくだりや、完全に一度カイロレンが闇落ちするなど、そういうエピソードがあって、引きずり込まれるレイ。とか、そのレイをルークが助けるでも、レイが自力でどうにかするでも。
また、フォースの力を必要としているのかしていないのか、というフィンも、もっと「フォースが弱くとも凄いんだぞ」というキャラであれば。
スカイウォーカーの夜明けが出来過ぎたRPGのような予定調和間満載の一本道映画にはならなかったのでは。まあ、短く言って
ドリフ大爆笑。
でもほら。スターウォーズってそもそも最初から散らかってると思うんです。そこが魅力。宇宙の壮大ななんとかを描くのではなく、小さな家族の物語。小さな家族が、大きな世界に巻き込まれて大暴れした物だから、散らかった。
自分達(視聴者)があの世界に入ったら大暴れしてやる、というのをルークやレイがやってくれたから、魅力的なのかなと。
何が言いたいかと言うと、やっぱスターウォーズ、最高です(笑)スカイウォーカーの夜明けは面白いぞ。
もし気に入って頂けましたらサポート頂けると大変嬉しいです(^^)業界が偏ってしまう内容が多いですが、色々参考になるような記事が書けるようにしていこうと思います。