When one door shuts, another opens.

連日メディアを賑わせているcoronavirus. 1か月間なーんにも対策を取らず、最近になってなんでもかんでも自粛だ学校は休校だとか、やる事があまりにも乱暴で極端。

国がイベント自粛要請のオフレを出した途端、私の職場は宿泊キャンセルの処理に追われた。Virusの広がりにより中国からの団体旅行渡航制限が始まった頃、色んな方面から「大変でしょう?」と聞かれたけれど、実際のところ、もともと1月〜2月はオフシーズンで予約が少ないこともあり、そうでもないけど…という印象が強かった。

風向きが変わってきたのは、感染者のルートがわからないケースが増えてきて、メディアで「人混みにはできるだけ行かないように」など、煽り始めた頃からかしら…ジワジワとキャンセル処理をするケースが増えてきた。

もちろん外国人からの取り消しもある。実際に「日本での」感染リスクが心配だから渡航自体を取りやめました…という申し入れもあったし、2011年の東日本大震災の時を想起させる日本の隠微体質があらわになったことを鑑みると、もっと外国人からの取り消しがあっても不思議ではないと思う。

実は今、同胞…日本人からの予約キャンセルが連日増えている状況。

あーそう、イベント自粛要請が出たからね。と、日本人の横並び意識に今更ながら嫌気がさしてくる。もうこのまま生きてても何もいい事がない気がする…という気分にもなる。

お客様がどんどん減る中、ありがたいことに、遠いところから来て下さる外国人。「空いていてとても心静かな時間が過ごせたよ」とポジティブに捉えてくださり、口コミサイトに素晴らしいレビューを残していただき…この窮地になんと救われた気持ちになったことか。

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今日も新たな外国人のお客様をもてなしたあと、仕事が終わってふと空を見上げたら綺麗な三日月と金星が、職場の上にキラキラと輝いていた。

捨てる神有れば拾う神あり。

月が満ち欠けするように、ものごとの流れには浮き沈みもある。最悪の時期がずっと続くわけではない、少なくとも、ここに来たいって思って下さるお客様がいる限り、できる限りのおもてなしをしたいと思う。




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