見出し画像

【SVシーズン8シングル 最終352位 R2008】HB鉢巻ランドサイクル

【パーティコンセプト】
・6匹全員をサイクル駒とし、力を合わせてサイクルを回す
・なるべくテラスタルに依存しない型を組むことで、必要なときに躊躇せずテラスタルを切れるようにする
・一緒に構築を考えてくれる友達がいないので自分で構築を考える

【構築経緯】
最初の構想では霊獣ランドロスとドヒドイデがタイプ上補完に優れており、この2匹を中心としたサイクル構築を考えたが、この2匹でサイクルを回すという感じではなくランドが全然刺さっていないときにドヒドイデを出すという感じで現実は普通にランドと特殊受けで回していた。ここで地面を誘えてツツミカミに強そうな特殊受けとしてRベトベトンをちょっと使ってみたいぐらいの気持ちで使ったら思いのほか強くて気づいたらこの2匹が軸になっていた。残ったポケモンの採用理由については個別解説にて。
ちなみにドヒドイデは相変わらず弱すぎて話にならなかったためこの枠はドヒドイデ→モロバレル→ドラパルトと移り変わったところで最終的なパーティが完成した。

【個体紹介】

アローラベトベトン@とつげきチョッキ
特性:どくしゅ
性格:しんちょう
テラス:どく
努力値 H4 A252 B252
実数値 181-157-95-×-167-70
どくづき はたきおとす ドレインパンチ れいとうパンチ

今期の個人的主役。ほとんどの試合で選出した。マイナーなポケモンだが相手の道具を叩き落としつつ3割で毒を付与するという割と無法なムーブをする。同じ特殊受けとして耐性も似通っているヒスイヌメルゴンという強力なライバルが存在するが、このあたりのサイクルにおける引き先への負担のかけやすさが差別点になると思う。
テラスはもともと弱点の地面を誤魔化せキノコの対策になる草にしていたが、最終日前日から眼鏡ハバタクカミが急増し受けが難しくなったため、キノコ対策をコノヨザルに一任し、ムンフォの確定数をずらし返しの毒突きのリーチを伸ばして一撃で落とせる毒テラスに最終日当日に変更した。毒テラスに変えたおかげで2000チャレ(最終戦)で意表を突いて眼鏡カミを倒しレート2000を達成した。最終日6時にツツミのフリドラで2試合連続で凍って連敗したがこの活躍ですべて水に流した。最強。

霊獣ランドロス@こだわりハチマキ
特性:いかく
性格:いじっぱり
テラス:ひこう
努力値 H164 B252 S92
実数値 185-181-142-×-100-123
じしん テラバースト いわなだれ とんぼがえり

第二の軸。ただ終盤は刺さりが悪く選出しないこともしばしば。サイクルを回すには耐久が必要だが飛行テラバのゴリ押し性能も魅力的だったためHBベースの鉢巻という相当欲張りな調整になった。これでもBSカミ程度なら地震で確定1発なので、ランドの被ダメを見て起点型と勘違いしてカミで居座った相手の計算を狂わせていた。多分。
サンダーで止まるのが癪だったので無振りサンダー抜きまでSに回し、A無振りだが性格補正をAにかけることで雪崩でHBサンダーを確定2発で落とせるようにしたがそもそもサンダーを全然選出されなかった。じゃあこの調整の意味は…?
一応補足しておくとBに限界まで振った実数値が142で、無振り無補正のA実数値(165)を上回らないため性格が意地でも無駄な配分にはなっていない。火力が必要な場面はあったため意地にしたのは間違いではないと思う。

炎ケンタロス@フィラのみ
特性:いかく
性格:わんぱく
テラス:みず
努力値 H244 B252 S12
実数値 181-130-172-×-90-122
レイジングブル ボディプレス おにび ビルドアップ

対パオジアン最終兵器。水ケンタロスではなく炎ケンタロスとすることで電気パオや妖パオにも打ち勝てる上に当たれば最強技の鬼火が使える。筆者はバイオレットロムなので個体が用意できないじゃん!と嘆きながらボックスを見たら数か月前にしみしょ兄貴から貰った個体がいた。
インファイトは耐久が下がるのが嫌なのでHBボディプレス型に収まった。ビルドアップは耐久を上げつつレイジングブルとボディプレスの火力を両方上げることができ対応範囲を広げられるオシャレ技で、水テラスでの弱点誤魔化しも含めるとほとんどの物理アタッカーと殴り合いができる非常に優秀な対物理要因であった。
最初はゴツメを持たせていたが全然役に立たず、フィラを持たせた方が何倍も強かった。こいつには反芻(食った木の実の効果をもう一度使える)という特性があるがそもそも威嚇がないとフィラの発動圏内までHPを調整することが難しくサイクルを回す上では威嚇があった方が便利なので特に試していない。

ドラパルト@ゴツゴツメット
特性:すりぬけ
性格:わんぱく
テラス:フェアリー
努力値 H220 B244 S44
実数値 191-140-138-108-95-168
ドラゴンアロー シャドーボール テラバースト でんじは

ウーラオスとイーユイへの殺意から産まれた化け物。妖テラスで悪ラオスも吹き飛ばしイーユイの悪波も誤魔化す。Sは最速イーユイ(100族)抜きだがどう考えてもガブ抜きまで振った方がいい。他のウーラオス受けとして試したドヒドイデやモロバレルと異なり、後投げされるサーフゴーに打点を持てる上素でウーラオスより速いのである程度のアドリブが効くのが強み。まともな霊物理技が欲しいといいたいところだがサフゴはHBも多いのでシャドボでもそこまで困らなかった。

霊獣ボルトロス@あつぞこブーツ
特性:ちくでん
性格:おくびょう
テラス:はがね
努力値 H244 B12 S252
実数値 185-×-92-165-100-168
ボルトチェンジ ほうでん くさむすび ちょうはつ

電気の一貫を切り、カバディンルーに後投げして挑発を入れられる独自性を持つポケモン。もともとHDオボンで使用していたがD振りがあまり役に立っておらず最速にした方が動かしやすいこと、カバディンルーに対して投げるポケモンなのでブーツを持っていた方が回せることに最終日前日になって気付き型を変更した。気付くのが遅い
この技構成だとミラー対面で撃つ技がないのが大きな欠点だが、ディンルーを見るのに結びが必要なので割り切っていた。おかげでこのパーティ、霊獣ボルトが重い。
テラスは弱点を誤魔化し蓄電との相性も悪くなさそうな鋼にしていたが最後までこれが最適なのかはよくわからなかった。

コノヨザル@たべのこし
特性:やるき
性格:わんぱく
テラス:はがね
努力値 H236 B252 S20(最速ガチグマ抜き)
実数値 215-135-145-×-110-113
ふんどのこぶし ドレインパンチ ステルスロック アンコール

搦め手とガチグマに無類の強さを誇る頼れる猿。ガチグマはランドロスとコノヨザルでサイクルを回すことで何とかしていた。筆者はHB以外のコノヨザルを使ったことがないがSに振るより耐久を上げるメリットの方が大きいと感じた。
特性は終盤まで負けん気で、負けん気のおかげで勝った試合もあったがモロバレルが外れたタイミングでやるきに変えた。ステロは案外使うタイミングがなく刺さりもよいように感じなかったので岩封に変えてもよいかもしれない。

【結果】

人生で初めてレート2000を達成できました。自身の中でも特別なシーズンになると思います。

【おわりに】
対面寄りのやった者勝ち環境と言われる中で、個人的に好きなサイクルを回すタイプの構築である程度の結果を残せたことに意味があるのではと思っています。(受けループは浜に捨ててしまいましたが)
有名強者とも何人か戦えて楽しかったです。
レンタルも公開しているので、サイクル戦が好きな方は使ってみてください!

【スペサン】
最終日に応援してくれたレタ兄貴
炎ケンタロスくれたしみしょ兄貴
他結果報告ツイートで祝ってくれた皆様

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?