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全日本女子復活へ


「東京オリンピックで伝説のチームを作る」
中田久美前監督がこの言葉を掲げ挑んだ母国開催の東京オリンピック。
 結果は25年ぶりのグループステージ敗退でノックアウトステージ進出を逃した。ホームアドバンテージがある中で格下である韓国、ドミニカ共和国に敗れるという歴史的大敗を喫した。
東京オリンピックが1年延期になったことでパリオリンピックまではわずか3年という短い期間だ。この緊急事態の日本女子バレーを任されたのが元日本代表監督眞鍋政義氏だ。彼は長年メダルから遠ざかっていた女子バレーを
2010世界バレー銅メダル🥉
2012ロンドンオリンピック銅メダル🥉
2013ワールドグランドチャンピオンズカップ        
   銅メダル🥉
2014ワールドグランプリ銀メダル🥈
確実に日本を強くした。

集大成で迎えたリオデジャネイロオリンピックではセッターやリベロ、アウトサイドヒッター の調子が上がらず準々決勝でアメリカの前にストレートで敗れた。その際眞鍋監督が退任した。

眞鍋第3政権の最初の国際大会となったVNLでは序盤アメリカや中国といった近年フルメンバーで一切勝てていなかった相手を破り8連勝でノックアウトステージ進出を決めた。その後は調子を落とし連敗を喫した。

迎えた勝負のノックアウトステージ(準々決勝)
日本が最後に国際大会のノックアウトステージで勝ったのは2012年のロンドンオリンピック以来であろう。それ程ノックアウトに弱い日本。相手はその経験を幾度となく経験し強さを証明しているブラジル🇧🇷

東京オリンピックからタンダラ、ガライ、ナタリアらが不在で日本にとっては勝機もあった。
その中で近年日本を苦しめるガブリエラ=ギマラエスショーになってしまった。サウスポーのオポジットも強烈なスパイクを打ってくるがリベロ小島がとてもいい位置どりで上げていたため怖さは感じなかった。とにかく身長180センチしかないガビがブロックアウトや叩きつけるほどの強烈なスパイクを日本コートに落とした。1.2セットともに日本が中盤まではリードをしていた。しかし終盤にかけてブラジルの強さが光る。日本はその勢いにビビってしまい連続失点で追いつかれ最終的に逆転を許した。
第3セットは終盤まで集中力を切らさず奪った。しかし第4セットの日本は意気消沈であっさり取られ準々決勝敗退に終わった。
眞鍋監督もよく言うが若いチームであるため勢いはある。ただ崩れれば一瞬だ。事実8連勝からの5連敗という結果になった。
今年勝負の世界バレーに向けて自信をつける部分はあったが、課題も後半見つけることができた有意義な大会になった。

次は勝負の世界選手権について書きます。

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