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2023/02/24 田中慧日記#1

なんだか日記というか備忘録をこれから残していくと決めた。なんでかと言われればあまり理由はないのかもしれない。自分の生きた証明やら明確なターゲティングなんてものもない。ただ今自分で今日どんな生活を過ごし、何を考えていたのかをnoteに記していこうと思った。何を書いていこうとかそういうのはあまり決めていない。思いついたことをただキーボードで打ち込んでいくという感じ。

今日はどんな1日を過ごしたのだろうか。今日はなんと珍しくAM11:30の起床。最近は親が仕事にAM7:00に出ることもあって、それくらいの起きていたつもりだし、親以前に日雇いの仕事が早いのでそれくらいの時間に家を出発していた。なんで時間が遅かったのかと思うと、昨日僕は大切な友人へ手紙を書いていた。その友人は映画が好きで映画を自主制作で撮影している。彼女の一作品目の映画を初めて観させて貰ったのは彼女の家で観た。あれ、日記というか回想記にみたいになっているがまあ良しとしよう。彼女とは早稲田大学の同級生で、同じく浪人をしていたので歳も同じだ。私は休学して世界一周を目指し、彼女は休学してアメリカのポートランドに留学していた。彼女が留学後、日本に帰ってきているというので会いたくて、気仙沼から彼女に会いに東京へ向かった。そこで彼女の家へお邪魔したときに、彼女は映画を撮っているという。映画は「夜の帳につつまれて」というタイトルの映画。彼女の家に転がり込んだ僕。彼女は机に向かって、映画の打ち合わせをしたりしていた。彼女のその後ろ姿は覚えている。終わった後は、一緒に遊んだりした。確か、カメラ屋さんに行ったり、銭湯に行ったり、公園でギターを弾いたり(僕は弾けないので歌った)、写真撮ったりした。その後数回彼女の家を訪れ、彼女が撮った映画を見せてくれた。時間は深夜を回り、月明かりのみが部屋を照らす中で、壁か何かに映画を投影させてみた気がする。いやPCだったかな?まあどちらでもいい。その時なんだかドキドキした。それは友人である彼女を恋愛的な意味で彼女を捉えたということはなく(それもある)、彼女の渾身の作品を僕が最初に最初に観ることになったことへの緊張と高揚からなるものなんだと思う。僕は彼女の映画に集中した。映画を一通り見終わると、僕はベランダでタバコを吸いに外へ出た。彼女はタバコが嫌いというか、彼女自身は吸わない。僕は、どうだった、という言葉を掛けられる前にベランダへ出た。グッと堪えても堪えきれないくらい、大粒の涙が自分の頬をつたって、地面へと吸収されていく。ただ地面はコンクリートだが。彼女の映画は美しい。友人としての彼女、異性としての彼女のようなバイアスはかからずとも、彼女の映画は僕の心を揺さぶり、情動を呼び起こす力があった。美しい映画だった。劇場ではない小さなアパート一室で観た、あの映画、そして映画体験を僕は忘れない。そして彼女自身が歌っている「いつまでも」という曲が劇中のエンディングで流れる。僕は映画もさることながら、彼女の歌った「いつまでも」が好きだった。とても若くて、繊細で、エモーショナルだ。一時期脳内で、永遠リピートされていた。そんな曲が4年の月を経てPVになったのだ。やっと"今日"の本題だ。そのPVの撮影を撮ってほしいと彼女に声を掛けてもらえた。僕は映像を撮ることをやったことがないことに対して不安であったことと、その時の自分の状況が不安定だったのでおどおどしてしまったのだが、承諾した。理由は彼女の友人であり、彼女は一面的な人間ではなく多面的で(人間みんなそうだけど)、それが彼女の魅力だと思っていたから、それを映像で捉えたいという気持ちもあったからだ。それで神奈川県の三浦市まで行き、謎の空き地で撮影し、近隣の住民に注意され、罪悪感と高揚とを体験しながら撮影した。懐かしい。その後、漁港の方へ行ったり、本と屯という場所へ行ったりした。翌日に早稲田大学の所沢キャンパスにも久しぶりに足を運んだ。以前はお互い在学生だったのに、僕は中退で、彼女は卒業。時間を感じた。そこで早稲田の屋上で、なんか踊ったりしながら、撮影した。天気は曇りだった。彼女の家へ帰宅すると、踊ってばかりの国の「自由を頂戴」という曲を聴いて、踊って撮影した。なんだか滑稽に思えるけど、僕には切実に思えた。その撮影にしようされたのは8mm Film。僕以外にも他3名が彼女の日常を捉え、4名が捉えた彼女やその周辺を彼女自身が編集した。そんなPVの完成の連絡を受けて、僕は嬉しくて彼女に即刻連絡しようと思ったのだけど、SNSによるファストなコミュニケーションではなく、手紙を選んだ。手紙は遅い。手間がかかる。だけど手紙には、祈りのような間が存在しているような気がする。その間が僕を客観的に、そして情緒的にしてくれる。 遅いメディアを僕は好きだと昨日確信した。大切な人へ、何かを伝える手段として、手紙を僕は選択肢に持ち合わせておこう、と。そんなことを伝えてくれたのは、私のパートナーだが。パートナーと言っても付き合ってはいないが、私が家族同等大切な存在だ。まあいいか。それで手紙を書いていたらAM2:00を回ってしまった。それで布団へ行くや否や、坂口恭平さんの「独立国家の作り方」を読んで小さな革命を起こそうと心が躍っていた。小さな革命という定義は曖昧だけど、自分自身を変化させていこうと気概だけの狭義的な意味だ。自分はどんな態度で物事や社会を捉え、どのような態度で生きるのかを思考し、実践し続けると思ったのだ。ああ今日のことを書こうと思ったけど、親にお風呂を急かされたのを理由に、今日はここで。今日の話までいかなかった。まあこんな感じで緩く今考えていること、頭の中にあるものをとにかく出すことをしていこうと思う。それにしても猫は好きだ。

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