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ワイの会社員時代3 DTP? CTP?

いいねやハートついてびっくりしてます。同人誌プロット感覚でゆっくりしていってね。
さて会社員初年度を終えて。
年始の互礼会で「今年はCTP(Computer To Plate)を導入する!」発言が。
デザイン部に格上げとなり、オペレーターを選別するとの亊。まぁ私は2年目だしとたかくくってたら幸か不幸か抜擢されてしまうw デザイン部から私、工務から2人選ばれた。工務の一人はベテランなのでその下につく形でスタート。デザイン部のあれこれと、CTPの機械や種類、特徴、ネガポジを通さないメリットデメリット等の講習やら何やらを受けて、いざ導入。
お値段にして1000万。当時オフセット印刷機で1億切るくらいなので約10分の1、当時何も思わなかったが、後になって「販売会社の1発目の機械」だったらしく、しかもサーマルでもフォトポリマーでもなく銀塩タイプ。まさにさきがけ中のさきがけだった。某大手印刷メーカーが来てオペレーター講習。ベテランさん、工務の一人は難しかったようで結局私がオペレーターになる。必死で覚えたMACスキルが多少の役には立ったようでなんとか一人でできるようにはなった。記念の1発目の刷版で印刷してみると、ネガポジと比べると圧倒的に綺麗。網点もばっちり、ピンホールもない。
念のため従来の刷版で印刷するとややぼけた感じになる。
だが問題もあった。版の50枚に1枚はインクが乗らない。致命的なのは1%、2%の網点は刷版では再現されるが印刷には乗らない亊が判明。これではグラデーションがパキッと割れた感じになる。3%からインクが乗るので4色使うグラデーションはそれはもう酷い亊に。この致命的な欠点に社長大激怒してあらゆる部署、協力会社、販売、製作元に当たり散らす。オペレーターの私が巻き込まれて社内で泣く亊も数度あった。
そうこうしている内に工務の2人も退職し、正にワンオペの決定。版や現像液等の手配、機械のメンテ、廃液処理、検版、オペレーター全て一人。今度は社内で意識を失い階段落ち。さすがに見かねた社長が一人オペレーターを追加する亊に。続く。

※初年度ボーナス、夏は5万、冬は60万。2年目の1月は部署格上げ、オペレーターの特別手当等で時給150円up。新人は一律50円だが私だけそういう扱いになった。2年目2月で残業諸々込みで27万だった。20万ちかく貯金して、自分の財布に3万円という感じ。4万前後は諸経費と実家に収める感じで。休日にメタルやゲーム、漫画を買いに行くのが楽しみだった。酒、たばこ、ギャンブルはしなかった。それよりもメタルが疲労に効くのが事実だったからだ。その内がんにも効くようになるだろう(笑)

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