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#121 オタバロという町に寄り道!そしてエクアドル首都・キトへ!🇪🇨
9/27-29 サン・パブロ湖まで散策/キトへバス移動/パネシージョの丘からの夜景🌃
キトから北に車で2時間のところに、オタバロという町はある。昨日到着してまだ明るかったのでバスターミナル周辺の食堂と市場を巡ったが、それほど大きくない町にも関わらず地元住民で溢れていて活気がある町だなと思った。民族衣装を着ている子どもたちは学校帰りだと思われる。
物価も大都市よりは高くない。西洋人の観光客をちらほら見かけるので、日本よりかはよく知られた町なのだと思う。
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道端で買ったイチゴは5粒に一粒くらいは甘くないハズレの個体があるが、それはそれでロシアン・ルーレットみたいで面白い。みかんは種があり、酸味が効いている。コロンビアでも果物はよく見かけたが、どちらもこの地方ではよく収穫できるのだろう。
町に物乞いの人はそれほど見かけなかったのだが、何か理由があるのだろうか。
さて、今日はどうしようかと考えて地図を見ると、東側に湖があるのを発見した。「サン・パブロ湖」と呼ぶらしい。最近運動をしていないので、体力強化を兼ねて歩いていくことにした。直線では早く着くような気がしたが、実際歩いていくと現在地と湖までの間に小高い丘が存在していた。迂回しようかとも考えたが体力強化という目的のため、登って行くことにした。すれ違った女性に、
「すみません。この道は湖まで行きますか?」と問うたところ、「サン・パブロ?多分続いているわよ」という。
オタバロの標高は2000mくらいあるようで、少し息苦しさを感じる。肺活量トレーニングにはもってこいの環境だろうか。道は舗装されておらず、犬の横を通り過ぎるたびに吠えられてしまった。一歩踏み出すごとに砂埃が舞うのは辟易する。日本の舗装された道がどれほど有り難いかを身をもって経験する。丘を越え、大道路に出て、長い一本道をひたすら進んでようやく湖に辿り着いた。目の前は山だが、その裾野は畑になっている。この丘陵で農業機械は使えるのかしら、と思ってみたりした。
しばらくすると、羊飼いのおばあちゃんが羊を数十頭連れてきた。羊は脇目も振らず一心不乱に草を食んでいる。逸れそうな羊を忠犬たちが進路を元に戻していて、話に聞いていた羊飼いを間近で見ることができた。
「Muy bonitas!!(めっちゃかわいいですね!)」というと、何故かおばあちゃんが照れていた。
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ここまで歩いてきた褒美にバス停前の商店で$0.5ドルのアイスを買ってオタバロに帰るバスを待った。エクアドルはバス文化らしく、何台ものバスが行き来していてすぐにやってくる。列車は見かけないが、これはエクアドルという国が山が多く、平野が少ないことと無関係ではないだろう。レールを敷くよりもバスのほうが安上がりなんだと思う。
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ローカルバスはオタバロの中心部まで運んでくれ、運賃はたったの0.3ドル(44円)だった。午後はロス・ポンチョスのマーケットを冷やかして回った。
翌日はエクアドルの首都・キトに向かうため11時に宿をチェックアウト、お馴染みとなったバス停前のローカルフード店で肉コンボを注文して腹を満たした後、キト行きのバスに乗った。あと10分で出るとのことでタイミングが良かった。「キトまで何時間かかりますか?」と問うと、「2時間だよ!」と返ってきた。運賃は車内で渡すシステムで、3ドル(449円)だった。相変わらず物売りのおじさんやお母さんが車内に乗り込んできて商品を売り込んでいた。
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仮眠から目を覚ますと、既にキトに入っていた。北バスターミナルで降ろされた。さて、今回の宿がある歴史中心地区(セントロ・イストリコ)までどう行こうか迷ったが、地図を見ると道路が南北を貫いているので、この道に沿ってバスが出ているはずだと思い、バス停に向かった。待っている人に「このバスはセントロ・イストリコに行きますか?」と聞くと、「うん!待っていれば来るよ」というニュアンスの返事をくれた。
何台かバスが通ったが、「あれは違うよ。これも違う。」と教えてくれる。エクアドル人はすごく優しく案内してくれるので、安心感が違う。
「あれだよ!」と、やってきたバスに乗った。0.35ドル。このまま宿まで行けるかと思ったが、このバスは「エル・ラブラドール」というところが終点で、乗り換える必要があるらしい。切符切りのおばちゃんが、「次はあのバスに乗りな!」と、いも虫型の連結バスを指差した。「ありがとう!」と伝えて乗り込んだ。乗り継ぎ無料らしく、別途運賃はかからなかった。
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キトは南北に長く、40kmはありそうで、バスターミナルを移動してから既に1時間以上経過していた。
旧市街に到着し、ホステルに向かった。今日のホステルは敷地がとても広く、とても有名らしい。ベッドも清潔だった。今日はキト初日でもうすぐ夕暮れだが、夜景を観に行くには丁度良いと思い、サンロケ市場を見てから「パネシージョの丘」に登ろうと思った。翼の生えた巨大なキリスト像がシンボルで遠目からでも認識できる。徒歩で登るのは大変だった。長い坂道、数百段ある階段をヘトヘトになりながら登ってようやく辿り着いた。
キトの街が一望出来た。南北に縦断する道路の車の灯りや、街の灯り、教会を照らすスポットライトなどの光が絶景を作り出していた。自分は満足のゆくまで、キトの美しい夜景を眺めていた。
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