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#134 インカ帝国始まりの地・太陽の島「Isla del sol」へ!🇧🇴

10/26 フェリーで太陽の島まで/チンカナ迷宮遺跡

昨日の昼間、太陽の島までのフェリーチケットを30ボリで買っておいた。9時発である。8時に朝食を食べてチェックアウトする。またコパカバナの同じホテルに戻ってくる予定なので、重いバックパックはこのホテルに預けて最低限の荷物で港に行った。チケットを見せて乗船、船は時刻通りに出発した。北の村までの所要は2時間だという。最低限の波を立てながら、ゆっくりと進んで行く。

このチケット会社で購入30ボリ
手書きのチケット
9時出発

太陽の島の住民は以前、土地を巡って北と南で争っていてとても中が悪いらしい。外務省から注意喚起が出ていたほどだ。観光客がよく訪れるのはコパカバナに近い近い南の村らしいが、南の住人はカメラ撮影やお金ににうるさいという情報を聞いているので、自分は北の村に行くことにした。
左手に太陽の島を見ながらフェリーは進む。右手に小さな島が見えるが、「月の島」というようだ。

この船で行く
行きは船内

10時過ぎ、北の村に到着した。木組みの桟橋を渡って上陸する。今回ホテルをまだとっていないので宿交渉する必要がある。YouTuberのタビオロジのお二人が泊まったホテルが安いということを事前に調べておいたので早速向かってみる。湾に面したホテルだ。もうすでに見えている。「Pisada del sol」という名前らしい。宿のおじいちゃんとおばあちゃんはヨーロッパ人の男性と話していた。その男性が通訳をしてくれ、プライベートシャワー無しの部屋を30ボリ(651円)という格安の値段で取ることができた。Wi-Fiは通っていないが、二階の窓から見る湾が美しい。ホテル前にはロバがいて、朝おじいちゃんがやったのであろう葦を一本ずつ食んでいる。いかにも田舎といった感じだ。この村の住人は昔ながらの暮らしを今も続けているのだろう。現代化している世界の時流に飲み込まれず、ブレずに自分たちらしい暮らしを続けているこの人々の暮らし方はとても参考になる。

太陽の島見えてきた!
北の村上陸!
田舎^_^

荷物を置いてすぐに、チンカナ遺跡に向かおうと思った。この遺跡こそインカ帝国の歴史の始まりの地であり、大変重要な場所とのことだ。
「チンカナ遺跡に行ってきます!」「そこのレストランを左手に曲がって一本道だよ!」「グラシアス!」
おじいちゃんが教えてくれる。徒歩1時間ほどで
到着するはずだ。途中学校終わりの青い制服を着た子供たちとすれ違う。それにしても素晴らしい景色である。日本のど田舎の漁村を思い出させるようなそんな風景だ。峠を越えるごとに違った景色を見させてくれるのだ。この道もインカ帝国時代に作られたのだろう。段々畑にはそら豆が植えられている。どこを写しても画になるので、スマホのシャッターを何枚も切りながら進んだ。3800m以上と標高が高いので、途中休憩も挟みながら。

いざチンカナ遺跡へ!
石の門
チチカカ湖とサボテン🌵
のどかだね〜
住民たち
インカ時代の道路
🚶

チンカナ遺跡は迷宮だった。生贄台のような石もあった。石が組まれた門をくぐり、石の壁の部屋があり、そこからまた別の部屋へと続いている。皇帝が座ったのかもしれない石の机と椅子もあった。そこから見下ろす湖は美しく、辺りで水鳥が遊んでいるのをずっと見ていられた。
帰りは別ルートを行こうと思い、分岐していた登り道を行ったが、たまたま前からやってきたヨーロッパ人二人に聞くと、この道は北の村へは戻らず、南の村へ行く道だったらしい。でも斜面は緩やかなので、いざとなったら道を外れて降りていけばいいと考えてそのまま進むことにした。すると、道を外れた上側に遺跡みたいな石組みの建物を発見したので、斜面を駆け上がってみた。
そこには誰もいなかった。おそらくこの島で一番高い場所で、見張り台のような役割を担っていたのだろうか、周囲を遠くまで見渡せた。ホテルがある北の村一望できる。汗をかいたので上着を脱ぎ太陽に乾かす。チチカカ湖のそよ風に吹かれながら遠くの本土を見ていた。

机と椅子
生贄台?

岩山を降りていく。野生なのか分からないが、羊たちが岩場で水を飲んでおり、自分を認識すると離れて様子を窺っていた。
北の村に戻ったのは17時頃だ。夕食を食べにいく。レストランは本土の3倍の値段だったが、自分はトゥルーチャ(マスのグリル)を30ボリ(655円)で注文した。皮面がパリパリに焼かれていてとても美味しかった。サイドにキヌアや野菜、芋をすりおろしたものも添えられていた。

遺跡発見!
一番高所にある
野生の羊
トゥルーチャ

翌日、8時45分のフェリーでコパカバナに戻ろうとしたが、オーナーのおじいちゃんが見当たらず宿泊代30ボリを渡せなかったので乗り過ごしてしまった。次のフェリーは14時だという。レストランでアメリカン朝食を頼み、時間を潰そうと考えたが、それでも時間が余っていたので、高台にあるカフェにも入ってYouTubeで時間を潰す。日本に帰った時、サッカー少年団でコーチとしてどのように指導するべきかを勉強していた。

チェックアウト
ホステルからの眺め
ロバ🫏
お食事中
こぶた
朝食
カフェ☕️
地元の子どもたち

13時半、フェリー代40ボリ(874円)を支払って乗り込んだ。行きは船内だったが、気温が暖かかったので、帰りはフェリーの上に席を取った。一時間ほど休憩の時間を挟んで、17時にコパカバナへと戻ってきた。この日はお腹が空いていて、10ボリ(218円)のプレート定食を2回頼んでしまった。

太陽の島。田舎の自然をチャージしたい時におすすめだ。またいつか来ようと思う。

透き通った湖
コパカバナに帰ります
帰りは上
途中休憩

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