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#56 夜行バスでカッパドキアへ!!🇹🇷あわやハプニング?!

5/29〜30 「壺ケバブ」に舌鼓🥘/カッパドキア全景

午後8時の夜行バスは定刻より10分遅れて出発した。バスは首都アンカラを通り、一夜カッパドキアを目指して進む。そしてこの道中でハプニングが起こった。トイレ休憩かと思ったら、何と自分を残して、バスは行ってしまったのだ。「うわ〜やっちまった!」かなり動揺した。パスポートやスマホの貴重品の類は身につけていたが、バックパックとサブバッグはバスの中だ。すぐに売店の店員に事情を話し、バス会社のメトロに連絡してもらう。自分と同じく乗り損ねてしまった夫婦も慌てている様子だった。
しかし、それは杞憂に終わった。聞いてみると、バスはガソリンを補充しに行っただけだと言う。5分ほどで戻ってきた。一瞬焦ったが、大事にならなくて良かった。補充に行くなら前もって言ってくれればいいのに。
バスの座席は革のシートで高級感があったが、よく眠れずに首が痛くなってしまった。

朝8時、カッパドキア・ギョレメ自然公園に到着した。SIMカードは買っていないので、ホテルの場所が分からなくなってしまったのだが、バス停にいた兄ちゃんが彼のスマホを自分のスマホとデザリングしてくれた。
彼のおかげでホテルに着くことができた。そしてチェックインは本来午後2時からだったが、ホテルのオーナーは特別に早めてくれた。優しすぎるよトルコの人たち🥹
荷物を置き、シャワーを浴びて少し休憩したあと、町の散策をする。カッパドキアでは「壺ケバブ」というのが名物だと、イスタンブールで会ったゆりさんが言っていたので、安く食べられるレストランを探した。280TL(1930円)で食べられるというレストランを発見してさっそく注文した。
壺を火で炙るというパフォーマンスをしてくれる。その後本当であれば壺を割るのだが、どうやら初心者のようで普通に壺口から取り出していたのは面白かった笑
自分がGoProとスマホの二重撮りをしていたので緊張したのかも。それならごめん笑
牛肉はトマトなんかと一緒に煮込まれていて凄く柔らかい。日本に帰ったら圧力鍋を買って自分でも作ってみようと思えるレベルだった。トルコに来てはじめて、煮込み料理の可能性を見た。これは奮発した甲斐があったというもの。本当に美味かった。残り汁までパンに染み込ませて平らげた。

最初撮るの忘れて食べかけ笑

腹もふくれ、その足でサンライズ・サンセットビュースポットに行ってみた。入場料はたったの10TL(70円)だ。絶景スポットの目の前にやって来るまで下を向いて歩く。景色を見た瞬間に感動したいからだ。ようやく登りきり、顔を上げた一瞬、声が出た。
青い空の下、白碧の岩が突起状に連なって、カッパドキアの町を囲んでいる。岩山をくり抜いて窓をはめ、洞穴内をホテルにしている。反対に長い年月のうちに崩れ落ちて、もはや家の体を成していないものもあった。写真で見たことのあるカッパドキアの全景がそこにあった。しかし、写真よりも遥かに壮大なパノラマだ。
街の反対側に目を向ければ、テーブルマウンテンが一望できる。崖下には十数頭の馬が草を食んでいる。何という長閑な風景なのだろう。岩に腰掛けてゆっくりと眺める。この時間、この場所にいるのは自分ひとりだけ。カッパドキアの大自然を独り占めしている開放感たるや、どんな言葉で言い表せるというのだろうか。教えて、お爺さーん。

西側
東側
岩をくり抜いてホテルにしている

ATMでお金をおろした後、晩飯は節約も兼ね、長さ50cmもあるパンとスプライト1Lを買った。こんなに大きなパンなのに5TL(33円)と格安なのだ。明日4時に起きて地上から気球を見るため、早めにベッドに潜った。

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